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最近、忙しくて、更新できません。コメントのご返事、遅れてすいません。

明日は、久しぶりの丸一日仕事のない日(今のところ)のはず・・・・。

【不登校・どう関わる?】-33

第2章 不登校への関わり

<2> 対人恐怖

-10-②- (9月4日の続き)

 ところで、保健室登校を例に考えてみましょう。保健室登校を繰り返すと、どうしても教室に戻るのが目標になってしまうことがありますが、子どもによって、その対応が異なります。

 たまたま、今のクラスの人間関係が悪かったり、ちょっと担任の先生との相性が悪くて保健室登校をしている子の場合、時々仲の良い友だちとは元気に遊ぶくらいの力が戻ってくれば、進級の時クラス替えを配慮してあげれば、また教室に戻っていきます。

 けれども、集団への不安があって、対人恐怖が高まって、同級生が来ると隅に隠れてしまうような子は、なかなか教室に戻るのに時間がかかります。同級生と会うのを避ける状態では、教室に戻れるはずがありません。学年が上がれば上がるほど、この傾向が強くなるようです。焦って教室に戻そうとすると、今度は保健室に来ることまでもが不安になってしまい、結局は不登校になってしまいます。

 時々、できるだけ長い時間を保健室で過ごすことを目標にすることがありますが、対人恐怖があって保健室登校をしている子は、「対人恐怖」に問題があるのですから、時間を長くすることを目標にしても全く意味がありません。

 こういった場合には、本人に保健室が安全な場であることを保障し、かつ、様々な学校行事があることは本人に知らせて、本人自身が、「出てみたい」と思うこと、「何とか出られそうだ」と感じることから自由にさせて行く方が、結局は、効果的なようです。

 (続く)

 

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【不登校・どう関わる?】-32

第2章 不登校への関わり

<2> 対人恐怖

-10-①- (8月28日の続き)

 対人恐怖が強くなった子どもが、少しずつ対人関係の不安を取り除いたり、安心感を覚えてくる過程の大きな山として、集団の中に入って行くということがあります。

 本屋やビデオショップで表面的な会話ができるようになり、仲の良い友だちと小集団の中では遊べるようになってきても、学校の授業に出て、集団の中で一定の時間を過ごすと言うことは、まだまだ難しいものです。

 テストのように、「今日一日だけ」「明日まで」と言うごく短期間であれば何とかなることもありますが、この先毎日、ずっと授業や集団の中に行き続けるというのは簡単ではありません。

 さて、集団に慣れて行くことを考えるのですが、決してこの過程は無理をしないで行きましょう。一定の集団に、一定の時間を過ごさないといけないと言う体験は、人生の中で中学校や高校が一番大きいものです。大学に入ったり、社会人になったりすれば、そう言った体験そのものが少なくなってきたり、仕事の選択などで、ある程度それを避けることができます。

 また、中学校の時に授業に入れなくても、その後、全日制高校に通っている子もいれば、定時制や通信制の高校に通ったり、働いている子もたくさんいます。

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 新型うつ病と言われる人(私はこんな診断はつけませんが)、職場のストレスで「うつ反応」を認める人の中には、時々、アスペルガー症候群の方がおられます。

 アスペルガー症候群の人が職場でうつ反応を起こされる時に、上司との関係がストレスになっていることがあります。

 アスペルガー症候群の人は、自分にとって尊敬できると思った人、自分からみてすごいと思える人がいれば、ちょっと、その人と同一化して、その人の指示を受けながらテキパキと仕事をこなして行く人がいます。

 的確な指示があれば、人一倍熱心にされる人も少なくありません。そして、指示をする上司が、自分にとって安心できる人である必要があります。

 しかし、残念ながら、安心できない上司からの指示であったり、場当たりでコロコロ指示が変わると、不安になったり不信感が生まれて、それがきかっけで、「うつ反応」が起きてしまうことがあります。

 この場合は、うつの治療を行いながら、一方で、本人を安心させ、能力をうまく認めてくれる上司のもとで仕事が出来るように調整を行うこともあります。

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小学校の自由研究ができあがったので、ようやく、精神神経学会何チャラ認定医制度のケースレポート、書いて、締め切り間近で送りました。 

【不登校・どう関わる?】-31

第2章 不登校への関わり

<2> 対人恐怖

-9-③- (8月27日の続き)

  「受容的な大人」が本人の通う学校以外の人であったり、友だちも本人の通う学校以外の友だちであったりすれば、自宅から出られるようになった子どもは、すぐには学校に行かずに、学校以外の場所に行くことになります。

 それが、不登校の子が通う適応指導教室のようなものであったり、フリースクールであったり、友だち同士の家の行き来であったり、思春期頃になれば、アルバイトであったりします。

 この頃になると、表面的には学校に行っていなくても、不登校を初めた頃に比べると、ずいぶん元気を取り戻し、時には、以前できなかったような事ができるようになったりすると、親御さんも子どもの意外な一面を発見することもあります。

 ここで、問題になるのが、この成長がきちっと評価されるかどうかです。一年間、学校には全然登校しなくても、子どもの方は着実に成長しています。しかし、学校の方が出席日数の評価にこだわるあまりに、「全然、変わっていないじゃないか」と言うふうに判断すると、親御さんの方は、「全然、分かってもらえない」と、すれ違ってしまうことになります

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 【不登校・どう関わる?】-30

第2章 不登校への関わり

<2> 対人恐怖

-9-②- (8月26日の続き)

 一方で、友だちとの関係がほとんどなくなってしまった場合には、「受容的な大人」を通して学校の中に戻っていきます

 この場合、保健室や相談室の先生、担任の先生などが、不登校の子どもにとって「受容的な大人」であると言うことが必要になってきます。

 この「受容的な大人」と会うために学校に出るようになってきます。もし、子ども(あるいは家族)と学校との関係がうまく行っていないと、子どもの方は、学校の中に自分の相手をしてくれる友だちもいなければ、「受容的な大人」もいないと言うことになり、なかなか学校に戻ることができません。

 仮に、本人となかなか出会うことができていなくても、親御さんと学校の関係がうまく行っていれば、それで充分です。

(続く)

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【不登校・どう関わる?】-29

第2章 不登校への関わり

<2> 対人恐怖

-9-①- (8月20日の続き)

 不登校をしていた子どもが、再び学校に出られるようになるには、大きく二つの道があります。

 大切なのは、相談室であれ教室であれ、自分の行き場所が学校の中にあることです。その行き場所は、実は場所があればよいと言うのではなく、そこに自分の相手をしてくれる友だちか「受容的な大人」がいるという「人」の問題があります。

 そして、その行き場所が、自分が疲れたときに、集団から逃げることのできる避難場所の役割も果たしてくれると言うことが重要です。単に「場所を作ったから出てきなさい」と言うだけでは、子どもは行くことはできません。

 さて、道の一つは、「友だちや同級生」を通して戻っていく子です。不登校になった頃から友だちと遊べている子は、この道を通って再登校していきます。この場合、子どもと学校との関係があまりうまく行っていなくても、それはそれで何とかなるものです。

 (続く)

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 職場のメンタルヘルスの話題をするときに、新型うつ病とか、職場うつとかの話題が出てきますが、

 こういった職場だけでうつ状態が長引く「うつ状態」のタイプ、実際に話題になってきたのは、もう5年、6年前の話です

 最近の話題は、(あくまでも個人的なレベルですが)大きく2つです。

① クレイマー、クレイマーと言いながらも、実は、職員の内部にもクレイマー(内部クレイマー)が増えてきていて、そちらへの対応が必要な場合が出てきている。

② 新型うつ病(私はこんな診断はしませんが)や、反応性のうつ病と診断されている人の中には、その背景に、アスペルガー症候群を持っている人が少なからずおられる。その人の得手不得手にあった環境調整をすれば、頑張って仕事ができるのに、キチッとした環境調整がなされない、あるいは、何の対応もないまま、漠然と薬物療法だけが行われている・・・と言う場合です。

 ちょっと前に、とある研究会で、若い先生が、「新型うつ病」の事例を発表しておられましたが(仕方なしに、頼まれてされたようですが)、後で、その2つの事例を詳しく聞きましたが、経過から見て、充分にアスペルガー症候群の可能性を考えないと行けないかたでした。多分、こういうパターンは多いのだと思っています。

  ・・と言うことで、職場の相談の中で、出会う成人のアスペルガー症候群の話も機会があれば書いて見たいと思います。

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 時々、学校側が、アスペルガー症候群(と思われる?)の子どもを持つお母さんに、我が子が発達障害であると気づかせたい(まだ、診断もついていないのに)・・とか、

 お母さん自身は、我が子がアスペルガー症候群であると告知をされているけれども、まだ、子どもには話したくないと思っている・・・と言う時に、学校側が、お母さんに、子どもへの告知を促したり、他の父兄に、その旨を話させようとすることがあります。

でも、これは、まずは、失敗します。

 学校側が望んでいるのは、どのように関わったらよいのか困ってしまった、閉塞感がある、それを打開する策が無いかと考える。→きっと、告知したら良い方向に向くのでは・・と言う安直な発想に向く。・・・と思っているだけですから、

 学校側が望んでいるゴールは、告知することではなく、状況が改善することにあります。つまり、告知すると、状況が改善する(そんな確信はどこにもないのに)と言うことが前提になっています。逆に言えば、告知して、状況が改善しなければ、ますます、悪循環に入っていきます。(この悪循環に入る前に、相談に来ていただければ、ありがたいところです。)

 この場合は、告知をする、しないは、別問題、ゴールは、今の状況を少しでも改善できることです。子どもを診て、親御さんと話をして、その上で、学校との話し合いの場を一緒に持って、すぐには状況は改善しなくても、少し前向きにな感じに向けられる事を一緒に考えていけば、告知云々の話題は、無くなっていきます。

 告知が話題になったとき、それが、今抱えている問題のゴールなのか、どうなのか、冷静に考えながら行きたいところですね。

PS

 そうそう、こんな風に書いちゃうと、

「そんなこと言っても、親御さん、受診したり、相談に言ったりなんかしてくれませんよ」  って、学校の先生から言われそうですね。

 まぁ、私のところには、そんな人、たくさんおられます。

  ちょっと、そのあたりは、どこかで、続くと言うことで、

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 最近は、何かと雑用(?)で、バタバタしています。

 雰囲気で引きうけてしまった(B型です)司法鑑定書は、なかなか時間がかかったし・・・

 ○○白書の原稿、ほんの少しだけとはいえ、締め切り忘れていたし・・・

 精神なんとか認定医のケースレポート、何も書いていないし(精神保健指定医は、ケースレポート無しでなった世代です)・・・

 他から依頼された原稿は催促が無いのを良いことに投げているし・・・

 あ、コメントの返事書いていません、ちゃんと、書きます・・・。

 でも、一番気になるのは、子どもの自由研究が・・、どうすんねん、この期に及んでも遊んでいる場合か・・・と、気になっています。

【不登校・どう関わる?】-28

第2章 不登校への関わり

<2> 対人恐怖

-8-②- (8月16日の続き)

 学校以外でも、不登校の子ども達が通う教室や、フリースペースのような所を通じて新しい友だち関係ができる子もいます。最初は、一人、二人から始めましょう。

 また、勉強がついていけないと言うことが問題になることもありますが、この場合も、勉強そのものへの不安が高いという場合と、勉強がついていけないと言うことで他の友だちに対するコンプレックスが高まって行きたくないと言う場合もあります。

 大人の中には、「ビリでも、下の方でも良いじゃない」と言う人もいますが、なかなか子どもの方はそこまで気持ちが割り切れません

 勉強にしても、スポーツにしても、少なくとも自分が、その集団の中で「中の上」ぐらいに位置しないと、プライドがあって戻りたくないと言う子もいます。

 時々、子どもが勉強もせず、マンガを書いたり、アイドルにのめり込んでいるのが心配というお母さんもいますが、マンガやアイドルについては、充分にやらせてあげましょう。

 学校に戻ったとき、集団に入ったとき、友だち関係を保つには、共通の話題が必要です。でも、勉強を共通の話題にするのは難しいものです。そんなとき、マンガやアイドルは、友だちとの共通の話題になることがあります。マンガやアイドルにのめり込んでいたおかげで、新しい友だち関係ができたという子も少なくありません。

 

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【不登校・どう関わる?】-27

第2章 不登校への関わり

<2> 対人恐怖

-8-①- (8月10日の続き)

 少しずつ人間関係の力が戻ってくると、同世代との関係が徐々に戻ってきます。以前の友だちとの関係を戻そうと思う子もいます。小学校の低学年ぐらいだと、こういった感じが多いようですが、年齢が高くなるに連れて、むしろ不登校になる以前の同級生とは、特定の友だちを除いて、できるだけ会うことを避けようと思う子もいます

 不登校していた自分を知らない同世代の中に行きたい、今までの自分を知らない人の中で一からやり直したいと思うこともあります。もちろん、子どもがそう言ったからと言って、本人の対人関係の力が充分に戻っていないのに、新しい人間関係の中に入っても、まずうまく行きません。

 まず、対人関係の力がある程度戻ると言うことが、最初に必要になってきます。

 以前との人間関係をとりあえず避けたい子は、新しい人間関係を捜していきます。同じ学校の中に新しい友だちを、学年の変わりに見つける子もいます。保健室登校、相談室登校などをきっかけに、そこで新しい友だちと出会う子もいます。

 あまり最初から深いつき合いを求めず、お互いに深く干渉しない関係の方がうまくいくこともあります。

 (続く)

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