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5月の連休明けに、ブログの一部の移転を考えています。引っ越し先は、あらためて掲載しますが、引きつづきよろしくお願いします。

***************************

不登校・どう関わる?】-53

第2章 不登校への関わり

<3> 場面恐怖

-9- (4月26日の続き)

 ある程度、外出ができる様になって来ると、これまでのように、ビデオショップや書店だけでなく、もう少し日常的に通える場所へ出かけていくことになります。

 その場所が、ある子はこれまで通っていた学校であったり、ある子は不登校の子ども達が通う適応指導教室やフリースペースであったり、アルバイトの場所であったり、女の子であればアニメやアイドルを介した友だちが集まる場所であったりします。

 学校に戻る子どもも、放課後だけ学校に行く子、相談室・保健室に行く子もいれば、学校に行く以上は教室に入るという子もいます。

 親御さんは、ある程度外に出られるようになると、何とかどこかに結びつけたいと考えることもあります。そこで、いろいろな情報を集めます。

 学校に行けないとなると、どこか不登校の子が通える場所はないか、中学校卒業となると、全日制の高校に行けるのか、そうでないとしたら、定時制なり、通信制なり、県外の高校なり、どこか通える場所がないかを考えます。

 こういった情報を集めることは悪いことではありませんが、大切なのは、それをどのように本人に提供するか、どのように勧めるかです。

 本人にとっても、情報をもらうことによって選択肢が広がります。けれども、自分としては、まだそんな余裕がなく、今の生活で精一杯という状況の中で、強引にその様な情報を勧められると拒否してしまいます。

 大人は情報を提供しているだけでも、どこかで焦りがあると、本人がOKするまで何度も何度も繰り返し勧めてしまい、実は情報を提供しているのではなく、無意識のうちに強要してしまうこともあります。

 どこの高校を選ぶかは、本人を含めて一度見学してみることが一番良いのですが、本人が「見学は行きたくないが情報は知りたい」と言うのであれば、親御さんだけでも見学に行くと言うこともあります。

 しかし、本人が嫌がるのを無理矢理連れていくと、本人は嫌々ながら連れてこられたところに良い感情は抱かず、その後はまず行きません。それ以上に、もし本人がもう少し落ち着いてからだったら行っていただろう場所でも、一度嫌な体験をして連れて来られたところには二度と行きたくないと感じ、せっかくの機会をつぶしてしまう事もあります。いろいろな場所の選択は、本人に情報を与えて、後は本人が動くのを待つことにいたしましょう。

  (と言いつつも、男の子の中には、最後に少し手を差し伸べてあげる必要のある子もいないわけではありませんが)

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 不登校・どう関わる?】-52

第2章 不登校への関わり

<3> 場面恐怖

-8-② (4月23日の続き)

 二番目は、無関心タイプです。自分たちの生活が大変で、あまり協力してくれないと言う感じです。協力してもらえないとなると、なかなか両親としては不満の残るところですが、一番目のタイプに比べると、一層のこと無関係を装ってくれる方がまだマシと思うこともあります。

 三番目は、本人を受容的に受け入れてくれるタイプです。理想的には、こういった対応が一番うまく行きます。

 ちょっと疲れたときに休憩できる、くたびれたときに話を聞いてくれる。それも、学校に行くとか、行かないとか、勉強がどうだとか言わずに、ごく今までと変わりない話ができる。

  不登校になると、意外と大人と子どもの会話は減っていきます。

 大人の人は、何とか不登校の問題を解決しようと思うあまり、何かにつけ勉強の話や学校の話に会話の話題を持っていこうとします。

 もちろん、本人はそれを拒否します。一方で、本人が、勉強以外の話題をしようと思っても、勉強以外のことには耳を傾けてもらえません。

 この様な状況の中で、気楽に勉強や学校とは関係のない、ちょっとした普段の話を聞いてくれるおじいさん、おばあさんがいれば、本人もホッとひと息。

 そう言った環境の中で、本人は少しずつ元気を取り戻してきます。昼寝の一つもさせてもらえるような、おじいさん、おばあさんのところが、そんな安心できる居場所であれば、不登校やひきこもりの子にとってありがたいものです。

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2009.04.23 22:50 |   |  papamama  | 推薦数 : 1

不登校・どう関わる?(51)

 不登校・どう関わる?】-51

第2章 不登校への関わり

<3> 場面恐怖

-8-① (4月16日の続き)

 不登校の子どもが、少しずつ、自分の居場所を広げてくる中で、おじいさん、おばあさんとの関係が問題になってきます。

 この場合、おじいさん、おばあさんの役割と言うよりも、今までの本人との関係がどうであったかと言うことが問題になります。

 おじいさん、おばあさんと本人との関係には、大きく三つのタイプがあります。

 一番目は、勉強が気になって、本人を責め立てるタイプです。最初は、一生懸命本人を責め立て、だんだん本人が言うことを聞かなくなると、今度は、両親を責め始めていきます。本人が心配と言うだけではなく、学校に行かない子どもを見ていると、自分の方もつらくなってくるという場合もあります。

 こういう状況が続くと、家族全体が不安定になったり、両親が落ち着かなくなります。結果的にそれが子どもに影響すると、自宅そのものも子どもにとって安全な場所でなくなってしまい、ますますひきこもりがちになると言う悪循環に陥ってしまいます。

 あるいは、これとよく似たタイプで、「学校に行ってくれるならと高価な物でもを買い与える」と言う人もいますが、高価な物を買い与えたから学校に行けるほど、単純に解決するものではありません。

        (続く)
 

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2009.04.21 18:30 |  診療  |  その他(医療関連)  |  不登校  |  papamama  | 推薦数 : 1

【不登校】居場所作りって、も。

 子どもが不登校になると、周囲の人は、居場所づくり、居場所づくりって、バタバタすることもあるのですが、

 別に、本人が、今、そこまで望んでいないようなら、周りが無理に、居場所探しをする必要は無いかと思います。

 それに、無理に居場所を捜さなくっても、落ち着いて来たら、今まで通っていた学校の保健室や相談室を居場所にする子もいますから、必ずしも、新しい所を求める必要はありません。

 まだまだ、ひきこもっているのなら、とりあえず、お母さん自身の居場所探しを先に済ませてしまっても良いかも知れません。

 あっさりと、子どもを自宅に放っておいて、友だちとおしゃべりに行くとか、仕事仲間と出かけるとか・・・。

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2009.04.20 18:45 |  診療  |  その他(医療関連)  |  不登校  |  papamama  | 推薦数 : 1

【不登校】高認、かっての大検

 高校の不登校の子の中には、「高認(高等学校卒業程度認定試験)」=以前の大検、を受験すると言う子も少なくありません。高校卒業資格ではありませんが、大学・短大・専門学校の受験資格を得ることができるので、次のステップに進学を考えている人にとっては一つの選択肢になります。

*あくまでも私の知識で書いているので、一部誤りがあるかも知れません。実際に受験を考えられておられる方は、各都道府県の教育委員会に問い合わせてみてください。 

 安易に勧めると言うわけではありませんが、一応の情報として、ご家族や本人に、お伝えしたりします。

 全部で7~8教科を受験するわけですが、高校1年を終了していると受験する教科は4教科程度、2年を終了していると1教科程度で、概ね済みます。5割近く点数がとれれば合格ですが、実際に問題を解いてみると、数学や英語は、それなりの学力が要求されているので、中学校時代不登校であまり勉強していなかった・・と言う人にとっては少し難しい内容です。

 大検の時と違って、高認は、全日制の在学中も受けられるので、高校3年に通いながら、徐々に不登校になり、並行して高認を受けて、卒業は出来なかったけれども、皆と同じに大学に入学したと言う子もいます。

 ただ、あくまでも高認を合格したからと言って、大学受験のレベルとしてはそれ程高くなく、大学に入ってからも、大学の勉強ではそれなりの学力が要求されますから、進学先を選ぶには、入学後の事も考慮していくことが必要です。

 高認の試験は、年2回あるのですが、実は、すでに1回目の受験案内・願書の配布が始まっています。

 1回目の試験日は、8月11日、12日ですが、出願の受付は、5月8日から5月20日と、意外と、1回目の締め切りが早くなっています。そのため、じっくりと考えていると、締め切りが終わってしまうと言うことになります。

 本人にとって、高認が、大きな選択肢となっているこの場合、本人が絶対イヤで無ければ、とりあえず、出願だけをしておいて、実際に8月が近づいたら考えましょう・・と言う感じで、すでに、願書を取り寄せているご家族も、数人います。実際には、申し込んだものの受験できなくても、高認がどんなものなのか理解をしてもらって、秋に実施される第2回は受験したという子もいます。

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2009.04.18 22:25 |  診療  |  その他(医療関連)  |  不登校  |  papamama  | 推薦数 : 1

【不登校】修学旅行かよ!

 最近は、学校によっては、修学旅行を4月、5月にすませてしまうところも増えてきています。

 不登校の子の中には、最初から、「行かない!」と宣言している子もいれば(はっきりしていて分かりやすい)、「修学旅行には行ってみたい」という子、最後の最後まで、悩んでいる子もいます。

 大人(特に、学校の先生)の中には、「修学旅行」をきっかけに再登校なんて、妄想にふけっている人もいます。

 この場合、大人は、「修学旅行に行ってみたら」と口で言いながら、心の中では、「修学旅行をきっかけに、学校に出てこい」と言っているので、子どもの方により不安をかき立てたりします。

 子どもの中には、修学旅行には行ってみたいが、仮に行ってしまうと、「修学旅行に行けたんだから、学校にも行こうな!」なんて事を言われないかと、感じている子もいます。

 不登校の子には、「修学旅行に行く、行かないは自分で決めなさい。でも、修学旅行に行けても、行けなくても、あなたと学校や家との関係は、今まで通りだからね」と一言、伝えておきます。

 (ついでに、学校の先生にも修学旅行に行けたら、その事は良かったと思っても、それをきっかけにこれまでの関わりを変えないようにお願いしておきます)

 あくまでも、再登校は、本人のペースで、本人なりの機会で動いて行くように。

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 新学期、学校の新しい担当の先生に、アスペルガー症候群のことを話をして、いくつかの事をお願いします。

 すると、

 「よく分かりました。でも、私は、他の生徒と同じように関わります。特別扱いはしません」

 ・・・(全然、分かって無いやないか・・・・。)

****と言う先生が、毎年、一人か二人、います。これが、校長や教頭先生だったら、よりやっかいです。

 若い頃(?)は、面と向かって怒ったりもしましたが、最近は、それでも大人になったのか、我慢をして、下手にでています。で、じっくりと、周囲を固めていったりします。

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 新しい学年が始まりましたが、アスペルガー症候群の子どもにとって、新しい教室、新しい担任、新しい友だち・・・様々な環境の変化が起きてきます。他の同級生はいち早く適応してきても、アスペルガー症候群の子どもにとっては、この2か月前後は、とっても大変な時期になってきます。

 表面的には落ち着いているように見えていても、結構、緊張したり、消耗していて、自宅に戻ってからは、ぐったりしたり、イライラしたり、妹や弟に当たり散らす子もいます。

 この時期は無理をしないように。

 当面の目標は、担任の先生と良い関係を作ること、学校の中に安心できる大人の人が出来ること、困ったとき、学校の中にクールダウンの場所が保証されること・・と言うあたりでしょうか。

 時々、休んだりしても、それはそれで受け入れてもらいます。決して、学校がイヤなところ、嫌いなところと感じないようにだけはしたいところです。

****時々、学校の先生が、本人に、学校は楽しいところだと教えたいと思って、本人を誘って、はしゃいだりすることがあるのですが、先生が「楽しいはず」と思っていても、本人にとっては、それが一番の「苦痛」と思っていることもあるので、注意が必要です。 

 

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調書漏えいの崎浜被告「後悔しない」、草薙さんは姿見せず(4月15日:読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090415-00000639-yom-soci

 加害少年のプライバシーが記載された調書をジャーナリストに見せた行為に、有罪判決が出た。2006年の奈良県・医師宅放火殺人事件を巡る調書漏えい事件で、奈良地裁は15日、鑑定人で医師の崎浜盛三被告(51)に懲役4月、執行猶予3年を言い渡した。判決前、崎浜被告は「有罪になっても後悔しない」と語ったが、判決は「正当な理由は認められない」と指摘。

*********と言うニュース。

 見せるなんて絶対にダメ・・と、思いつつも、「マスコミにいいように乗せられてやっちゃんたんだろうなぁ」と、心のどこかで、同じような仕事をすることもあるので、同情していた部分も実はあったのですが、

 「後悔しない」 と言われた日には一切同情の余地無しですね。裁判対策で言っているのかも知れませんが、それだけ、やっては行けないことをしたんだから。

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 不登校・どう関わる?】-50

第2章 不登校への関わり

<3> 場面恐怖

-7-② (4月15日の続き)

 この時期に何か新しい趣味や習い事を始めたり、あるいは周囲が勧めたりすることがあります。

 そのこと自体は悪いことではありませんが、不登校の時に始めた趣味などは、多くの場合、再登校するに従い興味を失っていきます。

 あくまでも、不登校の時に始めたものは、不安な時間を埋めるための代償的なものであったと言うことは良くあることです。

 こうして、少しずつ外の世界に慣れてくると、今度は、次のステップへと向かってきますが、それがどこに向かうかは子どもによって様々です。

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