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【不登校・どう関わる?】-37
第2章 不登校への関わり
※今回から、<3>場面恐怖についてのお話です。
<3> 場面恐怖
-1- (2月18日の続き)
不登校やひきこもりの子の中には、最初の頃には、自宅から出られないだけではなく、自分の部屋からもほとんど出てこないと言うこともあります。食事も母親に運んでもらって自分の部屋で食べる、部屋から出るのはトイレぐらいで、風呂もほとんど入らず、会話も母親と最小限の話をする程度です。母親以外の人とは、会話はありません。
時々、学校の先生の中には、「とにかく本人に合わせてください」と言う人がおられるのですが、本人が拒否しているのに強引に出会っても、まず話は進展しません。とはいえ、本人と会えないから何もできないかと言うと、そんなことはありません。本人と一番近い距離にある人(多くはお母さん)を支えるというのが、一番重要なことです。特に、自室に閉じこもってしまうと、本人と会話ができているのはお母さんだけになってしまいます。
さて、お母さんを支えるに重要なこと。一つは、むやみやたらにお母さんを指導しようと思わないことです。「お母さん、あれをして下さい、これして下さい」と先生が言っても、それができるなら苦労はしません。
「学校に来れなくても、朝はきちっと起こして、規則正しい生活を」と指導する先生もいますが、「それができれば苦労しません」とお母さんは心の中で思っているものです。
「次に来るまでに本人がどうしたいか聞いておいて下さい」と言われたお母さんもいますが、そんなこと聞けるわけがありません。聞いても本人だって分からないし、時には、それをきっかけに本人が興奮して家庭内暴力に発展することだってあります。
これを「宿題カウンセリング」と(私が勝手に)言っているのですが、宿題を与えられたお母さんは、それをするのができないし、苦痛で、もう宿題を与えた人(つまり、学校の先生)とは会いたくないと思うようになり、結果的に、ますます学校と家族との距離が離れていきます。