【不登校・どう関わる?】-25
第2章 不登校への関わり
<2> 対人恐怖
-7-①- (7月26日の続き)
対人関係の回復過程の中で、最も大きな山の一つが、同世代との関わりの回復です。
大人の前では、「非常にはっきりと自分の意見を述べる」「まとめて話がきちんとできる」「非常に大人びた意見が言える」と言ったことが見えると、一見、すぐにでも集団の中に戻れるように思ってしまうのですが、なかなか現実にはそうはいきません。
同世代とのつながりがなかなか持てなくなってしまった子にとっては、ここはじっくりと焦らずに時間をかけて、本人のペースで関わって行きましょう。
かっての仲の良かった友だちと、再び関わりを持ち始めようとする子もいます。
でも、本人の不安も少なくありません。自分と離れている間に、その子には新しい友だちができているかも知れません。今まで会っていないにしても、時々、手紙をくれていたり、メールをしたり、心配して家を訪ねて来てくれていたりしてくれていれば、それなりにきっかけはありますが、なかなかそうはいかない場合もあります。
最初ぐらいは、本人が望めば、相手の親御さんにお願いして、(相手の子が良ければ)自宅へ遊びに来てもらったりするこもと一つの方法です。
けれども、本人の了解なく、勝手にそれを頼んで、いきなり友だちが来ても、返って本人も混乱してしまうかも知れません。本人に秘密に話をすすめているつもりでも、二か月も三か月も出会っていない友だちがタイミング良く、自宅に遊びに来るわけがありません。かえって本人は、「お母さんが裏でいろいろな事をやっている」と不信感を抱いてしまいます。子どもは敏感です。本当に自分に会いたくて家まで遊びに来たのか、人から頼まれて来たのか、そんなことはすぐに見破ってしまいます。
(続く)
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