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統合失調症に対する病名告知は以前よりも、ずっと進んできています。これに加えて、最近では、統合失調症の方の心理教育などで、病気の話しや薬の効用、副作用などの話しも、随分と当事者向けにすることも増えてきました。当事者の人が読めるようにと、統合失調症についてのリーフレットなども作っています。
もちろん、告知するしないは、状況によって異なり、
決して、病名告知をする医者が良い医者、しない医者が悪い医者とも思っていません。それぞれの先生方が、それぞれの当事者との関係の中で、考えながら勧めていけばよいことです。
ところで、アスペルガー症候群の方の中には、2次障害などで、一見、統合失調症のような症状をしめしたり、
明らかにアスペルガー症候群と考えられる方を診ていると、2年3年経ってから、幻覚妄想状態や緊張病様状態になって、この時点だけ診れば、むしろ統合失調症の診断の方が適切かと思われる経験も少なからずあります。
一方で、一時的に幻覚妄想様の所見で、他の医療機関を受診し、統合失調症の診断を受けたものの、症状が落ち着いて、私の所に来られたときは、アスペルガー症候群の診断の方が、適切かとおもう場合も、最近は少なくありません
所が、こういった場合に、先に、統合失調症の告知を受けていたりして、ここで、新たにアスペルガー症候群と診断名を変えて告知するのも、ちょっと時期を見計らったりします。
もっとも、こういった場合、患者さんの中には、「自分は、統合失調症だと言われたんですが本に書いてあるような幻覚や妄想がはっきりと無くって、、本当に自分は統合失調症なんでしょうか」なんて言ってくる人もいます。決して、病識欠如ではなく、意外と的確な意見であったりします。
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