【多動っぽい子、アスペっぽい子】-12

第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)

-7-

(前回6月22日分の続き)

 ADHDの子は、よく怒り、よく拗ねます。その代わり、怒られると非常に敏感ということは、褒められることに図に乗りやすい特徴もあります。

 よくADHDの子を持ったお母さんに、「お母さん、褒めてあげなさい」と言うと、お母さんは「褒めたくない」というわけです。

 これは褒めるところがないわけではなくて、褒めると図に乗るのが怖いというわけです。「これはすごいや」と言ったら、「おれって天才だろう」とか。そこまでは褒めていないんだけどと言うんだけれども。

 一度ADHDの子の作文を見せてもらったら、作文の題名が『おれって一番』。

 おれって一番、すごいぜ、すごいぜ。おれって一番、大したものだと書いて、何がすごいのか最後まで書いてありませんでした。要するに図に乗るというのがADHDのいいところです。

 (続く)

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