【多動っぽい子、アスペっぽい子】-11

第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)

-6-

(前回の続き)

 まず1番目は、「怒る、すねる、図に乗る」です。

 兄弟が3人いて1人だけADHDの子がいたとしたら、同じように怒ったつもりでもADHDの子はものすごく自分が怒られたと思っています。

 ちょっと怒ると、「どうしておれだけ怒るんだ」と。「皆と同じようにしか怒ってないじゃないか」と言うと、「いや、そんなことはない。おればかりが叱られている」と。ADHDは決して鈍感ではありません。むしろ、いろいろなところに向かってアンテナを張り巡らせています。

 周囲の人が、「これはおかしいね」と言ったら、いきなり「えっ、お菓子の話した?」と、わけの分からないアプローチを掛けてくることもあります。自分の望んでいることが、そのとき思い通りにならないと、我慢することができなくて、怒り出すこともあります。

  また、多動症状が基本にあるので、絶えず体を動かしている子などは、不登校のような状態になると身体を発散するときがないので、非常にいらいらとしてくるという場合もあります。

 時には、すねることがあります。もっとも、すねる様子をみて、お母さんが腹が立って注意をする、ますますすねるとなって、もう泥仕合になっていきますね。その相手をしたら負けです。

 (続く)

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