【多動っぽい子、アスペっぽい子】-9
第2章 注意欠陥多動性障害(ADHD)
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(前回の続き)
まずADHDに関して基本的にもっていただきたいのは、ADHDの子に対するマイナスイメージをちょっと取っていただくことからです。
「多動症」というと、相談パンフレットの中には、その症状として「授業中に歩き回る」と書いているものもあります。けれども、「授業中に歩き回る」というのは、決してADHDの代表的な症状ではありません。
むしろ、ADHDの子で授業中に歩き回るのごくわずかです。逆に、授業中に歩き回っているからといって、はっきり言って多動症(ADHD)ではないことが多いです。
ところが全体的にADHDイコール授業中に歩き回るイコール悪い子、迷惑を掛ける子というイメージをまずみんなが持っている可能性があります。
テレビ番組でも多動の子のドキュメンタリーであるとかニュース番組を見ると、授業中にいきなりギャッーと爆発するようなところばかり映しているものもありました。多動というものイコール悪い、迷惑だから多動を直さなければいけないというような一連の考え方が少し残っていますから、親御さんのほうも認めたくない。
自分の子どもに対してマイナスのイメージがいきますし、相談に行ってもそれを直せと言われればやはり何となく嫌ですよね。
ですから、基本的にまずそういうイメージを捨てていただいて多動の子へのアプローチというのは、まず多動症の子を持っておられるお母さん方に、多動症の子どもを育てるのをいかに楽しんでいただくかというところから入っていきたいところです。(もちろん、現実場面では、とても大変で、本人もご家族も、強いイラダチや腹立ちも出てくるのですが)
ということで、ここでは、ADHDの子どもの子育てをいかに楽しむかというところにスポットを当てたいと思います。
(続く)
不起訴患者ら12人待機状態(産経新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080614-00000084-san-soci
重大犯罪で不起訴や無罪となった精神疾患の患者を治療する医療観察法に基づく指定入院機関が飽和状態となり、全国で患者12人が待機していることが13日、分かった。・・・と言うニュース。
まぁ、医療観察法で、入院処遇になったけれども、入院病棟が無くって鑑定入院で継続的に待っている。でも、それは精神保健福祉法の入院で無いので、わざわざ、医療観察法の病院から、時々、診にやってくるという、ますます、この法律、どうなっちゃうんでしょうね。
そもそも、地元から離れた病棟に入院させて、入院中は、手厚く、一方で、退院(通院処遇)となると、ほとんど予算もかけず、社会資源はなく、既存の精神保健福祉法に乗っ取ったものを利用する。それなら、こんな法律や病棟を作るよりも、地元の社会資源にお金をかけて欲しいですね。
難しい事例だからこそ、地元の病院でつないで行くべき何でしょうけれども、ただでさえ、精神科医が不足してきていて、地域ケアにも手が足らないというのに、他県の患者さんを診させられる、かといって、自分の診た患者さんの地域ケアには参加できない。医師としても、全然やりがいを感じさせない分野です(少なくとも、私には)。
昨日は、日本精神神経学会専門医制度認定試験受験の説明会に行ってきました。
後輩達が、どんどん受験をしていく中で、面倒くさい私は、ようよう最後まで持ち越していました。
まぁ、今年の夏は、ケースレポートを書くことになります。
(精神保健指定医の時は、精神鑑定からの流れで、ケースレポート書かなくて済んだのですが。。。って、年代が分かりますが)
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