【不登校・どう関わる?】-11
第2章 不登校への関わり
<1> 不登校を考える
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子どもが学校に行けなくなると、周囲の人は、何が原因だったのだろうかと考え、情報を集めようと一生懸命になってしまうことがあります。けれども、本人にもはっきりした理由が分からないと言うのが大半です。一つだけのことが理由で学校に行けないと言うことは少なく、いろいろな問題が重なり合っています。
また、仮に情報を集めたとしても、本当にその情報が真実なのか、と言うあたりもあやふやになって、うわさが一人歩きしたり、誤った判断が起きたり、その事でかえって本人や家族が傷ついてしまうと言うこともあります。
例えば、「不登校しているAくんの友だちが、先日、スーパーのゲームセンターでAくんを見たらしい。Aくんは、楽しそうにしていたようだ。きっと、Aくんは、怠けて学校に来ないに違いない」という話があったとします。
ところが、この情報をよく見ると、「Aくんがスーパーにいた」と言うのは『事実』、「楽しそうにしていた」というのは、そう見えたと言う友だちの感想で、事実ではなく『想像』です。最後の、「怠けて学校に来ない」というのは、もはや『空想』に過ぎません。
一つの文章の中に、事実と、想像と、空想が入り乱れると、第三者が聞くと区別がつかなくなって、時には「怠けて学校に来ない」という空想だけが一人歩きしてしまうこともあります。情報は、どれが真実で、どれが想像で、どれが空想なのかをきちんと区別して整理する必要があります。
ましてや、本来、情報というのは、本人や家族の口から聞かされるのが一番確かなもので、第三者から入る情報は、参考程度として考えるものです。
情報に振り回されるよりも、本人や家族と良い関係を作っていけば、時間の流れの中で、直接本人や家族の口からいろいろな話を聞かせてもらうことが出来るようになるものです。
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