【不登校・どう関わる?】-9
第2章 不登校への関わり
<1> 不登校を考える
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不登校を分析したり、分類するのはなかなか簡単ではありませんが、時に、学校に行かない・行けないという状態を、①(いわゆる)不登校、②非行型不登校、③積極的不登校の三つに分けることがあります。
① (いわゆる)不登校は、学校に「行きたい」「行かないと行けない」と思っていても、行けない、行くことができない状態です。様々な身体的、精神的ストレスがピークに達して、心身を支えている「骨」が折れてしまった「疲労骨折」の状態です。対人不安や緊張感が以前よりずっと高まってきています。
この状態では、もう学校まで歩いていくことはできません。それよりも、この状態で必要なのは、休養や安静、そして安心感です。
② 非行型不登校は、身体の病気で例えれば、「疲労骨折」などを起こしているわけではありません。学校まで歩いてくることはできるのです。けれども、学校まで歩かずに別の所に行ってしまう、あるいは、学校まで来ても、また別の所へと歩いて出てしまうと言ったところでしょうか。
この場合、とりあえず、手を引っ張って一緒に学校までやって来ることができます。これが、(いわゆる)不登校との、大きな違いです。(いわゆる)不登校は、無理に手を引っ張って連れて来ようと思えば思うほど、ますます疲労骨折は悪化し、それどころか、時には複雑骨折になって、回復により一層の時間がかかることになってしまいます。ますます、対人不安や緊張感が高まって外にも出られなくなってしまうのです。
時に、非行型不登校の子どもに積極的に働きかけて再登校する事ができたという成功体験のある先生が、その体験をもとに、同じようなやり方で(いわゆる)不登校の子どもに対応して逆効果になってしまったと言うことがあります。表面的には、学校に行っていないと言う状態でも、本人の持っている対人不安や緊張感などは、全く異なるものなのです。
③ 積極的不登校と言うのは、自ら学校に行くこと、あるいは教育というものを否定したり拒否したりして学校に行かないというものです。
学校生活の中での様々な失望体験があったりした場合に、その経過の中で、積極的不登校が起きることがあります。
けれども、学校側が積極的不登校と思っていても、子どもの方は内心ではできれば学校に戻りたいと感じていることもあります。表面的な状態からの勝手な判断や思いこみは、時にすれ違いを起こしてしまうことがあります。
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コメント
コメント一覧
お陰様で、高校生になって、現在まで、登校は続いております。
最近、不登校問題に取り組んでおられる人から、次のような事を言われました。(簡素に書きます)
「障害のある無しに関わらず、夫婦関係さえ安定していれば、子供は不登校にはならない。不登校になるのは、過去をさかのぼって考えてみると、夫婦、特に妻の方が夫をないがしろにしている傾向にあったので、その影響が子供に現れる。子供に現れてしまったからには、非協力的(アスペ的)な夫であっても、妻は夫に対して愚痴や不満、相談や悩みなどは一切せず、ひたすら夫に尽くす。嬉しい事、喜びそうな事をしてあげて、妻自身の心を入れ替えないと、子供は自立できない」
不登校になったのは、妻の責任で、アスペ的な夫に対して協力、理解、共感を求めても無駄だから、それらの不平不満は捨て去り、「無償の愛」で回復させなさいって事なんです。
つまり、この様な家庭の中で「妻」は孤独なんですね。
私には難しすぎて、また、不満が噴出しそうです。
理にかなった事なんでしょうけど、その心境になるには、時間が掛かりそうです。
休養・安静につとめています。アドバイスありがとうございます。今は,寝られないと言うことで,睡眠薬をもらっています。それでも,朝は遅いですが・・・。
コメントありがとうございます。「夫婦関係さえ安定していれば、子供は不登校にはならない。」なんて、10数年前に、そんなことを言われる人がいましたね。懐かしいフレーズです。多くは、学校の管理職の方で、要は、不登校は学校の責任じゃない・・と言いたいんでしょうね。
「夫婦、特に妻の方が夫をないがしろにしている傾向にあったので・・」と言う校長先生も過去におられました。思わず、「家庭で、誰も言うこと聞いてくれないんですか?」って、聞きました。本当に、自分の家庭の愚痴をこぼされているんでしょうね。
air さん
コメントありがとうございます。受け入れられずに不登校というのは、受け入れられないと言う現実だけではなく、疲れもあるのかと思います。じっくりと行きましょう。
azuki さん
コメントありがとうございます。そうですね、まぁ、③の不登校は、本人も登校を望んでおられないので、それなりに、次は社会での自分を考えて行かれればと思います。
不登校や家庭の問題で、各地で講演をされている方らしいのですが、「夫や妻が心を合わせて、思いやりのある生活を心掛ければ、アスペなど関係なく、持っている持病も、不登校も直る」とか聞かされても、アスペの特性から言って、「相手の感情に共感を示す事が苦手。自分の感情を表現するのが苦手」な夫や息子には、私の努力など伝わっていないかのような反応の薄さで、こちらが精神的に不安定になってきます。
頑張って話し掛けても、「うん」しか言わない夫。
笑顔で話し掛けてるのに、無表情で、一本調子な声で、相手に合わせる気も無い冷静な態度で言葉を返す夫。
テレビでの感動話に「スゴイネ!エライね!」と夫を見て共感を求めても、テレビに向かって以外、喜怒哀楽を表現しない、能面夫。
事実だけを話し、それで何を思い、何を感じたのか、言わない夫。
仕事から帰宅して寝るまでの、団欒であるはずの数時間、このような家庭の雰囲気に、「夫婦でお互い心を合わせる、思いやる。」なんて私だけの努力では不可能なんです。でも、我慢して生活を続けるしかないんです。毎日の辛さは、我が家に同居すれば分かります。どんなに説明しても、この雰囲気だけは当事者にしか分からないんですね。
経験から言うと、不登校(保健室含め)は、心身の疲れが主な原因だと思います。そして、その疲れが、ある程度取れるまでは、学校に行くことができないし、教室に入ることもできないんです。
娘の場合、保健室に通い出して教室に戻るまでに、3ヶ月かかりました。完全な不登校の状態になれば、最低でも、これ以上はかかってしまうと思います。
あまり、子どもの不登校は親の責任、みたいに考えないほうがよいのではないでしょうか。特に、誰の責任でもないと思うので。
コメントありがとうございます。「夫や妻が心を合わせて」なんて言われても、世の中の家族すべてがそれを出来るわけではありません。それぞれ、それぞれなりの家族で、できる範囲の中でやっていくことにしましょう。
azuki さん
コメントありがとうございます。そうですね、何だか、不登校となると、すぐに、責任者を捜したがる(要は、自分には責任はないと言いたい?)人がいますが、責任者探しは、むなしいものです。あまり、こういったことは考え過ぎないようにしたいところです。
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