【不登校・どう関わる?】-6
第2章 不登校への関わり
<1> はじめに -1
近年、高校の不登校の子どもの中には、「何かイヤなことがある」から学校に行かないのではなく、「面白いことがない」から行かないと言うことが少なくありません。これと言ってイヤなものもないので、はた目から見て理由らしきものもありません。先生から見れば、「学校では皆と楽しく話していますよ」「笑顔を見られますよ」と言われるのですが、その同級生とは学校の中だけのつき合い、自宅に戻ってからの交流は、小学校や中学校時代の友だちです。学校の中に、本人の居場所がないのです。やがて、勉強にも熱が入らなくなり、勉強についていけなくなって行きます。そんな場所へ、わざわざ時間をかけて、バスやJRをのり継いで通うことが徐々に出来なくなって来るという感じです。もっとも、このまま学校とどんどん距離が開いて行くこともあれば、何かのきっかけで新たに同級生や先生とのつながりが出来て来る子どももいます。 (→つづく)
【多動っぽい子、アスペっぽい子】-2
第1章 発達障害
-2-
アスペルガー症候群の人たちの中にも妄想が出てきたりする場合もあれば、独り言のみられる場合もあります。その症状だけを診ると、時として統合失調症と診断されている場合があります。それから非常にわがままっぽくみえる部分だけが取りあげられて、性格の問題ではないか、とか人格障害ではないかという診断がついていたりすることもあります。非常にこだわりの部分だけを診て「強迫神経症」という診断がついていることもあります。しかし、必ずしもその各々の診断が的確であるかということは分かりません。
インドネシア・ジャワ島西部で、世界で最も珍しいサイ「ジャワサイ」の撮影に成功(FNN)
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn/20080530/20080530-00000766-fnn-int.html
インドネシアで、世界で最も珍しいサイの撮影に成功した。今回、ジャワ島西部で撮影されたのは「ジャワサイ」で、水浴びをしたあと、カメラに気づいて、倒す姿などが映っていた。ジャワサイは、密猟や環境破壊のため絶滅の危機にひんしていて、現在、生息数は世界で60頭未満とみられている。
テレビのニュースで見ました。最後は、ジャワサイが、テレビカメラに気づいたのか、カメラに突進して、カメラに激突、カメラは壊れてしまったとか。
ジャワサイさん、ケガは無かったのでしょうか。
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この【多動っぽい子、アスペっぽい子】シリーズは、4年ほど前に、本でも書いてみようと思いついて、書いている途中で「めんどっちくなって」中断したまま没になってしまった、私の幻の5冊目の本です。ちょっと、古いですが、お暇な時にでも読んでやってください。その後のものは、アスペルガー講座などに書いています。(実は、ブログの更新が最近滞っているので、その穴埋めです。)
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【多動っぽい子、アスペっぽい子】-1
第1章 発達障害
-1-
発達障害というのはもともとその人が持って生まれたものであって、育て方とか環境要因に原因はないわけです。何らかの知的な、あるいは言語、いろいろな部分の成長の段階で少しうまくいかないものを持っているということです。その代表的なものとしてADHD(注意欠陥多動性障害)、LD(学習障害)、自閉性障害等があります。一般的にこれらの診断が必ずしもすぐつくとは限りません。また、「以前、こう言われました」と家族が話されても、その時の診断が現時点で適切であるかどうか分かりません。過去の診断はある程度参考にはしますが、必ずしもその診断が的確であるとは限りません。医師の方が当初は、「ADHDではないか」と診断していた人であっても、2、3年たって今の症状を改めて見直してみると、むしろアスペルガーなのかなという人もおられますから、過去の診断はある程度参考にすると言う感じです。
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この【不登校・どう関わる?】シリーズは、6年ほど前に、本でも書いてみようと思いついて、書いている途中で「めんどっちくなって」中断したまま没になってしまった、私の幻の4冊目の本です。ちょっと、古いですが、お暇な時にでも読んでやってください(実は、ブログの更新が最近滞っているので、その穴埋めです。)
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【不登校・どう関わる?】-5
第1章 はじまり
<5> 居場所作り
子どもの居場所づくりなんて話が良くあります。特に、不登校の子どもには、いかに居場所をつくるかが課題になることもあります。子どもにとっての一番のは「友だち」です。じゃあ、不登校の子どもが来られる場所を作ったからと行っても、必ずしもうまくは行きません。居場所や友だちというのは、子どもが必要と考える場所や相手と言うだけではなく、自分が必要とされていると感じられることも必要です。単に、その居場所で相手をしてもらえるだけでは、長続きはしません。そこに、自分がいることの意味や存在感、役割感がいるのです。居場所というのは、子ども自身が『自己肯定感』を感じることのできる場所なんですね。
第1章 はじまり
<4> 肯定感
子どもの成長にとって必要なものとして、『自己肯定感』というのがあります。「自分が認められる」、「自分が必要とされている」、「家庭や学校・社会の中に自分の役割や存在感がある」と言ったところでしょうか。
ところで、子どもが『自己肯定感』を感じるのはどんな時なのでしょうか。表彰状をもらった時、たくさんの点数をもらった時、ほめられた時、頼られた時などなど。そして、視線を感じる時です。
◇
多動の子どもに関わっている大人と話を聞くと、典型的な二つのパターンがあります。
B様の反応。「この子は多動で、よく友だちとトラブルを起こして困っているんです。パニックになって騒ぐのですが、三〇分もすれば、何事もなかったかのようにまた友だちと遊ぶんです。全然、反省心も無くて、困っているんです」と。
B様は、この子の悪い所ばかりが目に行っています。結局、B様がこの子に送っている視線は、悪いことをしないかという監視の視線です。こんな視線を浴びてばかりいると、『自己否定感』ばかりが高まって行きます。
A様の反応。「この子は多動で、よく友だちとトラブルを起こすんです。でも、三〇分もすれば、すぐに仲良くなってまたちゃっかり遊んでますよ。落ち着いている時は、とても人なつっこくて、楽しい子ですよ。それに、結構優しいところもあるんですよ」と。
A様は、この子のトラブルの行動だけでなく、この子の良いところ、できるところにも目が行っています。A様がこの子に送っている視線は、この子のできることを認めようと言う視線です。こう言った視線は、『自己肯定感』につながっていくものです。
言葉のキャッチボールがなくても、こう言った視線を、子どもはいろいろと感じ取っているものなんですね。
【不登校・どう関わる?】-3
第1章 はじまり
<3> ほめる??
子育ての中で、もっとも大切な事の一つに、「ほめる」と言うことがあります。他人の子どもならいくらで冷静に相手を見ることができますが、なかなか自分の子どもだと、感情が先に立ってしまって、叱ってしまうと言うことも良くあることです。
◆
教室の中で、バタバタする夏夫くん。なかなか勉強に集中できずに、すぐに教室を飛び出してしまいます。「こんな事じゃいけない」「皆の迷惑になる」「もっと、しっかりしなさい」と厳しく叱られ、その怖さから(?)少しの時間、表面的には大人しく過ごすことができました。(もっとも、こういった方法は、後々反動が来て、返って症状は悪くなるのですが)
周りの大人の人は、夏夫くんに、「えらいね、えらいね」とほめてくれました。ところが、当の本人は全然うれしくもありません。他人から叱られて、しぶしぶ無理してやらされたことをほめられても、やっぱり、うれしくも何ともありません。
◆
こういった時、マネージメントと言うやり方が使われることがあります。
周りの人が本人の問題点に注目してそれを改善させようとするのではなく、本人の良いところに注目して、本人自身がやりたいことを考えていくという方法です。
「夏夫くんは、今、どうなりたい?」
「皆と、仲良くなりたい」
「皆と、仲良くできないことがある?」
「僕が、教室からすぐ飛び出したりするから」
「どんな風に、夏夫くんはなりたい?」
「教室で、皆と仲良くいられるようになりたい」
「どれくらいなら、がんばれるかな?」
「せいぜい、一〇分くらい」
「じゃぁ、夏夫くんが一〇分頑張るために、先生にして欲しいことがあるかな?」
「うーん、時々、声をかけてくれたり、先生の顔が良く見れる席がいい」
「じゃぁ、まず一〇分頑張って、それ以上無理な時は合図を決めて…」
なんて会話をして、本人が頑張ってくれれば(完全にできなくとも、その努力を)キチッとほめてあげたりします。
自分が頑張ったことはほめて欲しいけれども、しぶしぶやらされた事って、ほめられても心境は複雑ですね。
【不登校・どう関わる?】-2
第1章 はじまり
<2> ほめる?
子育ての中で、もっとも大切な事の一つに、「ほめる」と言うことがあります。。
とはいえ、なかなかこれがむずかしい物です。
「ほめろ、ほめろと、いわれても、なかなかほめるところがみつからない」
なんて話しもちらほらと。
確かに、部屋で寝そべって、何時間もDSやWiiにのめり込んでいる姿を見て、
「あなたって、本当にゲームは上手よね」
なんて、単なる皮肉にしか聞こえませんね。
もちろん、こんな事を口にしたところで、本人が喜んで、ますますゲームにのめり込まれてもこれも大変です。
それなら、テレビゲームなんて取り上げてしまえと言いたいところですが、これも大変。
今の子どもって、ゲームがないと生きて行けないと言う人もいますが、決してそんなことはありません。ゲームを取り上げたり、隠したりしても、それなりに子どもは生きていけます。むしろ、ゲームを取り上げて生きていけないのは大人の方です。
ゲームの変わりに、子どもの相手をしないと行けないし、たまには楽しいことも考えないと行けない。ようよう疲れてくると。「頼むから、ゲームでもして、大人しくしておいてくれ」という感じです。
ところで、子どもをほめるには、何が必要なんでしょう。
何よりも必要なのは大人の方の気持ちに余裕があることです。相手の悪いところを見つけることは、イライラしている時でも、いとも簡単にできます。ところが、相手の良い所をみつけるには、こちらの方の気持ちが安定していることが大切です。余裕を持ってみると、特別な事でもないような日常の生活の中で、ほめられる事ってたくさんある物です。
子どもって、とっても大人びた部分と、とっても幼稚な部分を持っています。人前では、大人びた部分を大切にしてもらいたがっていても、家族だけの時は、幼稚な部分とのつき合いを求めてくる事もよくあることです。ごくごく些細な事への言葉でも、家族からのほめ言葉は、子どもにとってはとってもうれしい元気の源です。
いきなりですが、最近、仕事が忙しくって、更新が滞っています。そこで、ちょっと、ずるいことを思いつきました。
私、10年ほど前に、3冊ほど、精神障害やうつ病・子どものこころの健康などをテーマに本を書いたことがあります。で、その後、4冊目で、「不登校・ひきこもり」をテーマに原稿を書いたのですが、面倒くさがり屋のクセが出て、そのまま、まとめることもなく、本が世に出ることも無く、没にしました。最近、その時の原稿を発見しました。ちょっと古いので、あまりアスペルガー症候群などの概念はまだキチッと分かっていないときなので、少し時代にそぐわない内容もあるかも知れませんが、お暇なときにでも目を通してやってみてください。
【不登校・どう関わる?】-1
第1章 はじまり
<1> 信頼する力
高校に入ってから不登校になる子、全然勉強しなくなる子、部屋に閉じこもる子、夜遊びばかりする子に、何日間も自宅に帰ってこない子。本当に、様々ですね。
原因は、色々あるといえば色々あるし、それ程ないと言えばそれ程もないのかも知れません。数年たって落ち着いてみると、「あの時っていったい何だったんだろうね」と親子ともども不思議な気分に陥ることもあれば、なかなか、落ち着いてくれない子もいます。
ところで、高校に入るまでに学んでおかないと行けないこと、身につけておかないと行けないことがいくつかあります。さて、何でしょう?
「勉強?」…そう、確かに様々なことを学んだり、体験していることは、とても重要なことです。でも、勉強ができると言うだけでは、うまく、社会の中で生きていくことはできません。
「それなら、人間関係?」…そうですね。確かに、人間関係の力を身につけておくことは重要です。でも、外泊を繰り返す子や夜遊びを繰り返す子たち、それ程の信頼関係で結ばれていないのかも知れませんが、でも、それなりに人間関係の力があるからこそ、夜遊びだって、外泊だってできるんですね。「とはいえ、それじゃあ困る」という親御さんは、もっと大切なものがないか考えてみましょう。
それ以上に、子どもが大人になるまでに身につけておかないと行けないことがあります。それは、「大人への信頼感」です。世の中、自立自立といっても、決してすべて一人で生きているわけではありません。困ったことは、助け合い、支え合い、そして初めて地域生活ができるのです。そのためには、他人を信頼する力が不可欠です。そして、他人を信頼する力は、成長の中で、どれだけ信頼できる大人と出会うかです。お父さん、お母さん、学校の先生、おじいちゃん、おばあちゃん、そして地域の大人達。難しいことではありません、たまの休みの日に、お互いに楽しい時間が過ごせれば、そこから信頼感がわいてくるものです。
最近、更新が滞っていますが・・
新学年が始まって、ようやく2か月が経ちました。中学校時代の不登校が嘘のように、元気に登校している子もいれば、そろそろ息切れをして休みがちの子、すでに不登校に突入してしまった子、それぞれですね。
高校に入ってから続くかどうか、まぁ、いろいろな要素はあります。
本人が望んでいた学校であったのか、
中学校時代からの友だちがいたのか、
勉強について行けているのか、
すぐに友だちや部活ができたのか・・・・等々ですね。
もう一つ大切な要素は、エネルギーの充填度です。中学校時代に、むしろじっくりと不登校をしてきたこの方が意外と、エネルギー100%で持ったりします。逆に、高校受験までに随分とエネルギーを費やしてしまった子は、時に、高校が始まってくると、疲れが出てしまって休みがちにあったりします。
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