アスペルガー症候群の診断で診ている子どもの中には、当初は、他機関において、ADHD(注意欠陥多動性障害)の診断が下っていたと言うことがあります。
もちろん、これは間違いではなく、当初は、多動や衝動性が問題となって、ADHDの診断が下ったのですが、中学年くらいになってきて、徐々に多動が目立たなくなると、こだわりやコミュニケーションの障害が目立つようになり、あらためて診ると、アスペルガー症候群の診断が下されたものです。
ADHDとアスペルガー症候群の症状が診られると、診断的には、「ADHDの症状を伴ったアスペルガー症候群」と言った感じで、診断名は、アスペルガー症候群が中心になります。
こうしてみると、ADHDとアスペルガー症候群とは、全く別の障害では無いのではと言う疑問がわいてきますが、このあたりは、この道の専門の先生にお願いするとしましょう。
経験的には、小学校低学年頃にADHDの診断が下って、支援を受けている子の7~8割の子どもは、アスペルガー症候群の様な気がします。一方で、ADHDなんだけれども、アスペルガー症候群の診断をするには無理があるなぁと思う子もいます。もっとも、こういった子は、「だらしない子」「片づけのできない子」としてそれ程、医療機関を受診しないままの場合が多いのではと思います。
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