医師逮捕…内部告発萎縮招き、表現の自由侵害も(毎日新聞)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071015-00000001-maiall-soci
奈良県田原本町の医師宅に放火した長男の供述調書をめぐる秘密漏示事件で、草薙厚子さんの求めに応じて調書を見せたとして長男を精神鑑定した医師が奈良地検に逮捕された。「逮捕」に至ったことは、取材を受ける側の情報提供者や、内部告発を行う人たちの萎縮効果を招きかねず、表現の自由を侵害する恐れが大きい。・・・草薙さん側は取材源の秘匿だとして入手先を明らかにしていないが、医師が情報提供したのは、事件が起きた背景を社会が共有し再発を防ぐことに、秘密を守ることを上回る利益があると考えたからだとみられる。 (一部略)・・・と言うニュース。
思わず、これを読んで「で、だからどうしたの、毎日新聞」と思ってしました。
結構、私の方は、この記事を取り上げて、医師の逮捕も致し方ないかなと書いていますが、内心では、出会ったことは無いもののこの医師には、とても同情しています。精神科領域は、時として変な意味でマスコミの関心を集めることがあり、マスメディアからのこういったアプローチもないわけではありません。私自身も、一歩、間違えば、供述調書を見せるなんて大胆な事はしないにしろ、ちょっとした言葉の端々に、同じような失敗を思わずしてしまうようなこともあるのではと、自省をこめて書いています。一方で、いい加減な報道を見ると、きちっと訂正したいと思うこともありますが、それを報道機関に話したところで、都合の良い部分だけが、また、都合良く取り上げられるのが関の山です。
今回の事件は、内部告発でも何でも無いでしょう。医師も、秘密を上回る利益をあると考えたからではなく、再三、頼まれてジャーナリストに乗せられただけじゃないかと言う気ましますが。ましてや、供述調書を、(良く伝わるからと言う言い訳で)文章力無くそのまま書くなんて夢にも思っていなかったでしょう。医師本人も、冷静になってみて、まずいことをしたなと言う認識の方が強いと思っているような気がしますが。。。もちろん、話したことも先生なので良くは分かりませんが。
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コメント
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対して、ジャーナリストに関しては「確信犯」という気がしないでもないです。
まあ、被害者家族からの強い要望があってという情報も、一部ありますが。
どちらかというと、ジャーナリストが「主犯」で、鑑定医は、結果として「共犯」にされてしまった、という印象が強いですね。
事件再発予防のために、あからさまに全てを世間にさらしてしまうことに、どういう「利益」があるのかと、問いたいところです。
まりも 様
コメントありがとうございます。供述調書を外部に漏らしたと言うことは、どう判断しても許される内容ではありません。この医師は、発達障害などにもとても熱心な先生で、少しでも正しい理解をといろいろなところで啓発にも取り組んでおられたようですが、その熱心さが、逆手に取られたようで、逆効果になってしまったという気がします。とても、残念です。
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