アスペルガー症候群の子どもが、個別の学級(特別支援学級など)に入級するかどうかを、小学校や中学校の入学時だけではなく、小学校での進級時にも判断を求められることがあります。
多くの場合は、小学校入学時は、通常学級に入ったものの、ある学年からクラスにとけ込めなくなって、不登校になったり、保健室登校になったり、あるいは授業に全然ついて行けなくなってきてと言うこともあります。あるいは、学校側の都合も含めて、本人に何らかの手がかかることがあって、マンパワー上の問題から個別学級を進められることもあります。
小学校4年から5年に進級する時に、こういった相談が良くあります。いつもながら、最終的には、学校とよく話し合って、個別学級を本人も体験してみて、その上で本人やご両親が決められると言うことで、私の方は、特にどちらを・・・と言うことは話はしません。
ただ、迷っておられたときの一つの考え方として、一部の人には次の様なお話をすることがあります。
アスペルガー症候群の子どもは、非常に記憶も良いし、周囲の事にも敏感になっています。嫌な体験が何度も重なると、その体験に対して強い不安感を抱くようになって来ます。本人が、学校に対して何らかの嫌悪感を抱いているときに、それに周囲が気づかないまま無理をさせていると、学級が嫌い、学校が嫌い、集団が嫌い、大人が嫌いと発展してくることがあります。どちらを選んで良いのか分からなければ、通常学級であれ、個別学級であれ、本人が楽しいと感じられる方を選ばれればと思います。小学校の時は、楽しかった。周囲の大人も自分を受け入れてくれた。小学校卒業の時、中学校も頑張ろうと思えるような小学校生活を送らせてあげるのが一番だと思います。それに、楽しくなければ、学力も上がりませんしね。
| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | |
| 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 |
| 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 | 20 |
| 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 | 27 |
| 28 | 29 | 30 | 31 |
コメント
コメント一覧
また学習面では大丈夫でも、他の時間(体育とか学級活動とか)で、ストレスを感じている場合もあります。
まあ、別に体育くらい、学級活動くらい・・・と思うかもしれませんが、たとえば体育の授業は、最低でも週3~4時間はあるのではないでしょうか。これがストレスだと、一時限=45分だとすると、この45分間、ストレスにさらされることになります。これが、週3時間となると・・・と計算すると、年間トータルで結構な時間になると思うんです。
これで、すっかり「運動に対するアレルギー」が出来あがることもあります。正直いって、とっても損でございます。。。
幸い本校の校長先生は特別支援教育に対して造詣が深く、理解があるので、学校内での仕事や、学級運営には困っていはいないのですが、他の教員の理解がなかったり、保護者の特別支援学級に対する偏見があったりで、就学指導がうまくいかないことが多くあります。
私も「楽しく」とか「ストレスなく」学校で過ごせる場所を第一に考え学級運営をしています。そして一人一人にどんな事やどんな力をつけたらよいかを考えています。
ただ、アスペルガーの場合、学力の伸長をと言われると校内スタッフの数では、わがクラスで受け入れられるかな?と不安になります。
もっと特別支援教育にかかわる先生の数が増えないことには、知的に問題のないアスペルガーの生徒を特別支援学級で適切には受け入れられないのではないでしょうか?高校進学の時に、もっと悩みました。普通高校でも良いのだけれど、今まで通りの支援を続けることを選ぶと特別支援学校のほうが良い。最終的には本人の将来設計が決定打になったのですが、これも難しい意問題です
コメントありがとうございます。アスペルガー症候群の子どもの学力の伸長、大きな問題ですが、とてもむずかしい問題でもあります。
高校進学の問題は、近々、このブログで意見を書いて見たいと思いますので、また、読んでやって下さい。
幼い頃は就学なんて先の話で、ただただ漠然と、「子供の心が楽であるほうが良い 楽しいほうが良い」と考えて信じてきました。
でも、どうずれば一番本人のためになるのかがわからなくなってしまいました。
今、私達親が下した決断が、子供の人生を大きく狂わすことになったらと思うと恐ろしくてどうしていいかわかりません。
コメントありがとうございます。普通学級か特別支援学級か迷うところですね。私の診ている子どもさんや親御さんの中にも、すでにギリギリの日程なのですが、悩んでいる人もいます。そのあたり、近々、ブログで書いてみます。
コメントを書く