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 ある時、いきなり中学校入学したて、私の所に数回通っているアスペルガー症候群の男の子がやってきました。授業中のはずなのですが、飛び出して来たのでしょう。

 クラスでちょっと他の生徒とトラブルがあって、飛び出したようですが、最初は学校のあちこちを歩き回ったようですが、結局は飛び出してこちらまで来たとのことです。

 学校の先生から、「いきなり、学校を抜け出されても困るし、何か、良い方法はないでしょうか」  と。

 まぁ、本人も、すぐに学校のあちこちを歩き回ってから飛び出したと言うことは、自分の避難場所を探していたのでしょうね。でも、小学校の時は、自分なりに、図書室なり、体育館の横なり、保健の先生なり、落ち着き場所(か、人)があったのですが、中学校ではまだ状況がつかめていないようです。

 トラブルがあって、本人も、その場から離れたいと思ったのは悪いことではありません。後は、新しい学校の中に、自分なりにクールダウンできる場所(か、人)ができれば、まぁ、わざわざ学校を飛び出すことはないでしょう。

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 アスペルガー症候群の児童を受け持つ担任の先生から、時々、パニックになったり、急に怒って先生に一方的に訴えてくるとき(もちろん、本人には、本人なりの理由があるのですが)、どんなふうにしたら、我慢ができるようになるでしょうかと、相談を受けることがあります。

 まぁ、何回かの繰り返しの中で、事前に、そう言う状況を作る原因となるものが避けられるようになっていけば良いのですが、そうそうと、うまく行くわけではありません。

 本人がパニックになったり、怒り出したり、話を一方的にしてきたときは、無理にそれを我慢させずに、しばらくは付き合って見るようにしましょう・・・と、最近は言っています。

 アスペルガー症候群の子どもの多くは、とても記憶が良いので、そこで我慢をさせすぎてしまうと、乗り越えたのではなく、その時の不満を強く抱え込んで、結局はその時の出来事を忘れることができずに、また同じうような状況になると、パニックになってしまいます

 ところが、その誘因が単発的な場合、一度、泣いたり、パニックになったり等の行為があると、意外とそれがクールダウンになって、その後、あまりその時のマイナス的な出来事を残さないで終わらせることができたりします

 と言うことで、最近は、無理矢理止めずに、好きにはき出させるようにして見たりしています。すると、しばらくすると、何事もなかったかのように、ケロッと戻ってしまうことがあります

 ・・・・もっとも、この変化の速さや、ケロッとした態度に、また、親御さんや周囲の人がついていけない時もあるのですが。

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 子どもが不登校になったとき、親御さんは、一言一句に気を使ったりする時期があります。親御さんからは、どんな風に本人に答えたら良いだろうかと尋ねられるのですが、正解はありません

 子ども曰く、「お母さん、僕に学校に行って欲しい?」と聞かれたら。

パターン1・・お母さんが、「行って欲しい」と言ったとき。

 →→ 本人曰く 「ボクが、これだけ苦しんでいるのに、お母さんは行けと言うのかぁ」  と、激怒です。

パターン2・・お母さんが、「行かなくても良いよ」と言ったとき。

 →→ 本人曰く 「ボクは、本心では、学校に行けないことにこれだけ苦しんでいるのに、行かなくてもいいなんて、ボクの気持ちが分かっていないんだぁ」 と、激怒です。

 子どもにすれば、今、自分が学校に行けていないと言う現実に苦しんでいるのですから、現実が了解できないことに対し、言葉での慰めにはなかなか満足はできません。

 まぁ、時間が経って、互いに少し落ち着いてくれば、いろいろな話ができるようになると言うことで、少し時間とおつきあいしましょう。

 

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亀田大、心療内科の診察受ける 金平会長が明かす(産経ニュース)

http://sankei.jp.msn.com/sports/martialarts/071028/mrt0710281156000-n1.htm

 亀田問題に揺れる協栄ジムの金平桂一郎会長は28日、TBS系「サンデー・ジャポン」に出演し、WBC世界戦での反則行為が大きな批判を受けた亀田家の二男、大毅選手が精神的に落ち込みが激しく、心療内科の診察を受けていることを明らかにした。・・・と言うニュース。

 朝青龍に続いて、亀田大も、と言う雰囲気もありますが、あれだけ周囲から持ち上げられていたのが、あれだけ悪口雑言を浴びせられれば、精神的に不安定になるのはごく当然の結果ですね。

 人間、ほんの数人から陰口を言われるだけで、心中穏やかではないので、これだけ大勢の、それも見も知らぬ人からも悪口を言われて精神状態を平静を保つのは不可能なことです。

 スタートが、本人の反則技であったにせよ、今は、不安な環境からできるだけ早く隔離して、ノンビリと過ごすしかないでしょう。でも、その場所にまで、マスコミは果てしなく追ってくるかも知れませんが。

 一般的に、短期間の間に出現してきた激しい精神症状(全く口を気かなと言うのも激しい症状)は、むしろ、適切な対応が成されれば、短期間に軽快するものです

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 アスペルガー症候群の子どもを診ている中での、たわいも無い(?)出来事をいくつか・・・

 ・・・と書いていると、キリがないといいながら、またまたまたまたまた

 私の診ているアスペルガー症候群の子どもの中には、運動がとても苦手という子もいれば、スポーツ好きの子もいます。

 とある男の子、サッカー部の部活動は熱心なのに、普段の遊びのサッカーは全然できません。よくよく聞いて分かったことは、試合の時は、それぞれユニフォームやたすきをつけているので誰が敵か味方は分かるけれども、普段の遊びでは、ジャンケンで敵・味方を決めるだけで、いざ試合をすると誰が敵か味方か分からないとのことでした。

 一方で、練習試合の時は、とてもうまくできるのに、本番では全然試合ができない、ボウッとしたままという子もいます。何でも、本番では、相手チームも見知らぬ顔だし、やけに歓声も一杯でパニックになってしまう見たいですね。

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 私が関わっている不登校の子どもの中には、中学校3年の方が何人かおられます。

 少しずつ学校に顔を出している子もいれば、学校には行かないが街中には外出できる子、ほとんど自宅に閉じこもっている子などさまざまです。

 とはいえ、中学校は、学校に行かなくても、ほとんどの場合は卒業させられてしまいます。卒業後、どうするのか、親御さんにとっては大きな不安ですが、子ども自身も、表面的には考えていない素振りをしていても、心の中では、不安は一杯です。

 時々、県外の不登校の子どもを受け入れているという高校を受験したい・・という場合もあるのですが、そのほとんどは親御さんからの発想です。

 現実に、県外のそう言う高校に行かれて楽しく過ごし、あるいは綱渡り的に過ごし高校を卒業、大学や専門学校に進学した子もいます。一方で、5月の連休に地元に戻ってきて、そのまま不登校に突入した子もいます。

 県外への進学は、一つの選択肢ですが、親御さんには、まず、学校見学をしてくること、少なくとも、学校だけではなく、日常生活の大半を送るなどを見てくることを話します。

 そこに行けば何とかなる・・・と言う気持ちはあまり賛成できません。少なくとも、本人が、そこに行ってみたいと言う気持ちがなければ、無理はしないようにします。もっと、地元の中に選択肢があるかも知れません。

 ところで、高校や大学のパンフレットを見ると、皆が、キャンパスで笑顔で語り合ったり、学びあったり。まぁ、パンフレットが嘘とは言いませんが、直接、本人の目で見てきてもらうkとが大切ですね。

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2007.10.25 01:07 |  診療  |  その他(医療関連)  |  不登校  |  papamama  | 推薦数 : 1

不登校秋の話(16):来月から

 7月から学校を休んでいる、とある中学生。毎日、自宅でゴロゴロとした生活をしています。

 最初はじっくりと構えていたお母さんも、ようよう我慢ができなくて、本人に、「いつから学校に行くのか」と尋ねました。

 本人曰く、

 「11月から行こうと思っている」

 お母さんは、それを聞いてホッと一安心。でも、残念ながら、恐らく11月になっても、彼は登校することはまだ難しいでしょう。

 「11月から行く」というのは、「とりあえず、10月末まではそっとしておいて欲しい」と訴えているだけのことなのです。

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鬱病 働き盛りに急増中 対応遅れで長期化 心も「健康診断」必要(産経新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071024-00000107-san-soci

 30代、40代の働き盛りに増えている鬱病。重症化すると本人がつらいのはもちろん、企業にとっても大きなデメリットとなるだけに、予防や早期発見が求められる。そのため従業員の「心の健康」対策として「EAP」と呼ばれる支援プログラムを導入する企業が増えている。体と同じように心の健康診断を定期的に行い、鬱病などメンタル疾患の重症化を防ぐのが狙いだ。・・・と言うニュース。

 職場への早期介入の仕事をしています。心身に不調があったとき、いかに早く介入するか、そして、いかに見立てるかは重要な問題です。

 内因性うつ病の場合は、薬物療法が主体になりますが、近年もっとも多い職場環境による反応性の「うつ」の場合には、休養や適度の薬物療法は必要ですが、職場への介入も時には必要になってきます。

 単に薬を飲ませて話を聞いていればそれで解決・・なんて時代ではありません。

 早期介入は、本人だけではなく、上司の方も望んでいます。ある程度以上「うつ」状態が進むと、そのまま無理して仕事をさせたとしても徐々に能率は低下していき、結局は病気休暇、回復にもより多くの時間が必要になっていきます。

 早期にいかに見立てて行くかは、職場のメンタルにとっては重要な課題ですね。

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 アスペルガー症候群の子どもを診ている中での、たわいも無い(?)出来事をいくつか・・・

 ・・・と書いていると、キリがないといいながら、またまたまたまた 

 アスペルガー症候群の子どもの中には、言葉の一部をそのまま額面通りに、それもずっと以前の言葉を、ずうーっと、思い続けていることがあります。

 もうすぐ5年生なる春休み、アスペルガー症候群の息子は、地域の野球クラブに入っています。夕方になって練習が始まる時間なのに、息子はまだ、ゲームばかりしています。思わず、お母さんが、

 「もう、練習が始まるでしょ、さっさと練習に行きなさい!」

 と言いましたが、息子曰く、

 「今日は、雨が降っているので行かない」・・・・と。

 外を見ると、確かに小雨が降っているけれども、室内であるかも知れないし、この程度なら外でするかも知れないし、とにかく練習には行きなさい・・と、お母さんが言ったのですが、本人は、

 「だって、お母さんが、雨の日は野球に行ってはいけないって言ったでしょ」

 「言ったって、いつ?」

 「小学校2年の夏休み、友だちと野球に行くと言ったら、雨の日は野球をしに行くのは止めなさいって」

  ・・・まぁ、覚えてはいないけど、言ったかも知れないけれども、もう2年以上経つし・・・・それとこれは別でしょ・・・、

 と、腹を立てながらもお母さん、気を取り直して、

 「4年生まではそうでした。でも、5年生になって高学年になったら、雨の日も野球クラブに行くことになっています」

 と話したところ、5年になってからは、雨の日も野球クラブに行くようになりました。前回と同じ技というか、前回を参考にした技でした。

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「長野いのちの電話」相談員 7年半で35%減(信濃毎日新聞)

http://www.shinmai.co.jp/news/20071021/KT071019FTI090003000022.htm

 電話で悩みごとの相談に乗る「長野いのちの電話」で、月に1回以上活動している相談員が減り続けている。ピークだった2000年3月の139人に比べて、現在は約35%減の90人足らず。新たなボランティアの応募が少ない上、相談者の暴言や中傷で意欲をなくす人もいる。対応に支障が出かねない状況で、相談員がより参加しやすい態勢づくりが急がれている。(一部略)・・・と言うニュース。

 以前、他の地域でも同じような内容のニュースがあったと思います。私も、地元の「いのちの電話」と関わりを持ってから10年経ちますが、同じような悩みを耳にします。

 「暴言や中傷」が増えてきていると言うのは、多くの場面でも聞かれる話ですが、これが理由で意欲をなくされていくと言うのも残念な話です。

 いのちの電話は、自殺対策の中でも重要な活動です。より多くの方に関心を持って欲しいところです。

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