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向精神薬「リタリン」乱用やめて…患者の家族ら訴え(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070926-00000312-yom-soci

 依存性の高い向精神薬リタリン(一般名・塩酸メチルフェニデート)について、この薬を処方された患者の家族らが26日、うつ病に対して使用しないことや依存者の調査、治療体制の整備などを求める要望書を厚生労働省に提出するとともに、乱用の実態を訴えた。・・・と言うニュース。

 「リタリン」がうつ病の処方に使えなくなるとなれば、あとは「ナルコレプシー」の患者さんくらいですが、ここ数年、ナルコレプシーを疑ったのは、高校生と成人でそれぞれ1例、もっともその場合も、睡眠障害を専門にしている病院を紹介して、そこでより詳しい検査をして、診断をつけてもらって、リタリンもそちらの方から処方してもらいました。と言うことで、ナルコレプシーで処方すると言うことは考えられない。

 うつの難治性で、どの薬も効果が無く、最後に「リタリン」で改善したという事例、無いわけではありませんが、以前の経験で、今であれば、もう少し薬の選択の幅も広がっているので、そこまでの必要性があるかどうかは分かりません。

 となると、悩むところは、ADHDや、自閉性障害に伴って出現する多動へのリタリンの処方ですね。まぁ、正式にどの程度認められているのかどうかは別として、使わない訳ではありません。このあたり、今後、どうなっていくのかの検討が必要ですね。

 ちなみに、医師としての判断の差もあるかと思いますが、私は、基本的には、ADHDだと診断してすぐに使うのはあまり好みません。 

 まずは、環境調整や学校現場の障害に対する理解を得て、じっくりと状況を整えていくことによって、それなりに多動傾向は改善してくることが大半です。安直にリタリンを使うと、それが一番の解決法と学校現場が考えて、自分たちの努力をしなくなるのも考え物です。調整した上で、リタリンを使うかどうかを判断するのですが、実は、年間数十例の多動の子どものうち、使ったのは、2例だけです。(でも、とっても、効果がありました)

 もっとも、これは、私がリタリンをきちっと使いこなせないだけの話で、積極的に使っている先生方は、先生でキチッと経験の中でやっておられるので(少なくとも私の周りの先生方は)、それはそれで良いかとも思ったりもします。

 でも、すでにリタリン中毒になってしまった人が来ちゃって、お断りするのは、マンパワーの無い中では大変な作業ですね。もちろん、お断りをしますし、それを引き受けちゃうと、もっと大変な作業がまっていますし・・・。
 

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