朝青龍に「ピンチヒッター」医師
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070812-00000015-nks-fight
急性ストレス障害を患う横綱朝青龍を治療するために、また新たな医師が登場することになった。・・・できるだけ多くの医師に診てもらいたいのもある」と明言した。・・・と言うニュースですが。
「できるだけ多くの医師に」って言われてもねぇ、こんな事言われたら、今まで診た先生は、どうするんでしょうねぇ。コロコロと変えても、それも本人が希望していろいろな先生ではなく、周囲の希望だとずれていますね。要は、「朝青龍が親方の思い通りに動いてくれるまで、次から次へと医者を変える」と言うつもりなんでしょうか。
以下、個人的見解ですので、別に本人診ていないのでフィクションとして・・・
診断名は、明らかにストレス誘因があったので、まぁ、「抑うつ反応」とか言う感じでしょう。今の職場のメンタルヘルス全般も、純粋な「内因性のうつ病」ではなく、職場環境に強いストレスを誘因とした、ちょっとしたショック反応のような、「抑うつ反応(反応性うつ、って言ったりも)」が多くを占めています。
この場合の治療はとにかくストレス環境から離れてのんびりすること。当初は、不眠や抑うつ状態に対して、薬物療法を行いますが、症状が安定してくると、内因性うつ病に比べて減量していくことができます。
治療に必要なのは、のんびりした環境で、じっくりと時間をかけて休養することです。回復には、それなりの時間が必要です。(ただ、朝青龍関の場合は、ショック内容は強くても、疲憊していた期間は短いので、一度安定した状況になれば、回復は早いかも)
ただ、もう一つ問題なのは、処分を受けての行為だと言うことです。精神科医として、「実家に戻るのはどうですか」と聞かれると、「そりゃ、実家の方が本人がのんびりとできると感じているなら、そちらの方が良いと思いますよ」と答えます。
治療的には、今の状況で、不眠などには少しお薬を使って、時々、安心できる人と話ができて、それで、時間が経って、本人が落ちつて来るのを待つ・・・と言う具合になるのかなとは思いますが。時間が必要でしょう。すぐに良くならないかと言って、次々医者を変えても、在宅ドクターショッピング・親方編という感じですね。
ただ、あくまでもこれは、医者として聞かれればそう答えるだけで、組織の中での処分であれば、「今のは、医者としての意見なので、対応は、組織としてのご判断にお任せします」としか、言いようがありません。実家に戻ることを認めるのか、実家に戻ること=引退だよ、それでも良ければ戻りなさいと言うのか、医者としては積極的には介入できない部分です。
もっとも、本人がこのまま自殺でもしかねないよな危険な状態だと判断されれば、組織の判断にすべてを委ねる事も待たず、治療に専念するようにお願いします。もっとも、このような危険な状態だと判断すれば、それこそ、実家に戻るのではなく、入院治療か、本人がそれを拒めば、本人をあまり一人にすることの少ない環境での通院治療のできる場所、となれば、むしろ今の環境かも知れません。
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