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 アスペルガー症候群の子どもの相談を受けていると、

① 家庭の方は問題を感じているのに、学校の方がそれ程問題と感じていない場合    ・・・と、

② 学校の方は問題を感じているのに、家庭の方がそれ程問題を感じていない場合    ・・・があります。

 それぞれ、家庭の状況や学校の状況によっても異なるので、一概には言えませんが、①家庭の方が問題を感じている場合には、受動型アスペルガー症候群の人が多いように感じます。

 この場合は、学校では、一生懸命に周囲にあわせるので、学校の方はそれ程問題に感じられていない、それどころか、他の子以上に、うまく(表面的には)適応しているように見えています。ところが、本来は、他の人のペースにあわせるのが人一倍苦しいのに無理矢理あわせているので、自宅に戻る頃には、すでに消耗状態、ヘロヘロ状態になっていると言うこともあります。(この辺りは、クラスの雰囲気によりますが)

 すると、自宅では、せめてマイペースで生活を送ることによってバランスを保とうとしますが、家族にとっては、むしろそのペースに巻込まれてしまうこともあります。外では、一生懸命人にあわせ、せめて内では、自分のあわしてもらおうとします。

 また、一見、人にあわせるように見えていても、実のところ、自分自身のこだわりは絶対に譲れなかったり、一度嫌と決めたものは、頑固で、テコでもしないと言う感じです。

 ところがこの自宅での様子を学校に相談すると、

「学校では、そうは見えませんよぉぉぉ。お母さん、神経質になりすぎじゃないですか。お母さんが本人を怒らせているんじゃないですか」などと言われてしまい、

「どうして理解してもらえないのだろう」とお母さんの方が悩んでしまうと言うことが少なくありません。

 

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