アスペルガー症候群に関して、学校などに勉強会に出かけると、時々、個々の先生から、
「障害ではなく、個性ととらえるべきじゃ無いでしょうか」・・と質問される時があります。私個人は、
「いや、障害だと思います」・・と、お答えします。
障害を個性としてとらえましょうと言うのは、間違ってはいないとは思いますが、これは、ご本人やご家族が、
「これも、個性だと思うようにしています」・・と言われるのは全然かまいませんが、周囲の人が、勝手に、
「それは、個性ですよ」と言うのはいかがなものかと思っています。
以前、国際障害分類(ICIDH)とかの頃、障害を、機能障害、能力障害(低下)、社会的不利などと分けていました。
これを、近視で考えると、近視という機能障害と、それによって「遠くのものがハッキリと見えない」という能力障害、その事で他の人から情報が得られないという「社会的不利」があったとします。
しかし、眼鏡をかけることによって、「遠くのものも見える」し、眼鏡をかけていることで大半の仕事上不利にならない、つまり社会的不利はありません。機能障害があっても、能力障害がある程度カバーできて、社会的不利を受けなくなって、初めて、周囲の人は、「個性」という言葉を使う事が出来ると思います。
アスペルガー症候群の人が、「生きづらさ」をほとんど感じないような社会が出来て初めて、周囲の人は、
「アスペルガー症候群は、個性ですね」・・と言えるのだと思っています。
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