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被災地児童の2%にカウンセリング必要
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070730-00000058-mai-soci
新潟県中越沖地震で、被災地6市町村の全児童生徒の2.1%に当たる1090人にカウンセリングが必要なことが30日、県教委のまとめで分かった。・・・県教委は8月10日ごろまでに臨床心理士のカウンセリングを受けさせる予定。・・・と言うニュースですが。
まぁ、確かにそうなんですが、私の地域で地震があったときも教育委員会が同じような対応をしていましたね。
でも、何でも、臨床心理士までひとっ飛びしたり、カウンセリングなんてとこまでひとっ飛びしなくてもと思いますね。、こういう状況で子どもが不安な症状が出てくるのは当たり前で、まず必要なことは、家族の中で落ち着いた環境で過ごすこと。こういう安心感を与えてくれるのは、家族であり、日頃から慣れ親しんできた学校の先生です。一番、児童にとって精神的な力になるのは、まずは、専門家ではなく、親や先生など、身近な大人の人たちです。
私も地域の地震で、不安な症状を示す子どもを2、30人見ましたが、その大半は、時間の流れで落ち着いて来ました。不安な子どもの誘因となっていたのは、
①地震後親と離れての生活(親が仕事でなかなか自宅に戻れなかった、親が不安がって県外の親戚に子どもを預けた)
②地震の時、一人だった。地震の時、恐ろしい体験が強かった(ものが落ちてくる、人がケガをする等を見た)
③本人や家族がケガをした
と言うところでしょうか。
専門家に委ねるのは、それなりに症状が強かったりする場合などです。また、小学校レベルであれば、直接本人をあって面接するよりも、子どもと接している家族を支える方が良い場合も多々あります。あれもこれもでは、マンパワーも足りないし、学校から、「この子は見てもらう必要は無いと思うけど、教育委員会の指示だから見て下さい」とかひどいのがあったりします。
こういう教育委員会の対応を見る度に、もっと、現場の教員の頑張りを認めてあげればいいのに、信用してあげれば良いのにと思うのですが。(※※※ あくまでもこれは新潟の話ではなく、過去の私の地域での想い出?話ですが)
アスペルガー症候群の診断書に関係しての話ですが、
学校によっては、きちっと診断をつけてもらわないと支援ができません・・・。
などと、言われることがあります。まぁ、できればきちっと診断もつけたいところですが、面接して何となく直ぐにアスペルガー症候群だろうと感じるときもあれば、正直言って、なかなか診断が充分に分かりづらい時もあります。
小学校低学年だと、多動傾向や衝動行為が前面に出ているとなかなかアスペルガー症候群かどうかわかりづらいときもあり、もう少し年齢が経って、多動傾向が治まってきてこだわり症状が前面に出てくると、ADHDと言うよりもアスペルガー症候群かなと感じることもあります(このあたりの診断の仕方にはいろいろな考えもありますので、ちょっと、軽く流して・・でも、深く話せと言っても話せませんが)。
また、中学校くらいだと、小学校低学年頃の情報が欲しいのだけれども、両親共働きであまり印象が無かったり、ゲームやビデオに熱中していてあまり特徴的な症状が見られないと、すぐには診断に至らないこともあります。
ところで、学校の先生方が、経験的に、アスペルガー症候群かどうか確定診断はできないけれども、何となく、アスペルガー症候群っぽいなと感じられたら、アスペルガー症候群と思って対応されれば、まず、誤った対応になることはありません。
むしろ、診断がつかないから、特別な支援をしませんなどと、それを理由に支援を怠るとかえって後々、こじれた問題が出てくることがあります。
テレビを見ても、インターネットを見ても、選挙ばかりで、なかなか他のニュースが分かりません。と言いつつも、選挙速報を見ているのですが、インターネットを見ていると、
プロレスの神様、カール・ゴッチさん死去
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070729-00000039-spnavi-fight
“プロレスの神様”として知られ、現在では無我ワールド・プロレスリングの名誉顧問を務めるカール・ゴッチ(本名カール・イスターツ)さんが29日(米国現地時間)に死亡したことが現地の専門ウェブサイト「レスリング・オブザーバー」により報じられた。ゴッチさんが亡くなったのは夜9時45分で死因は不明。82歳だった。・・・っと言うニュースです。
ちなみに、私の記憶の中では(当時は、それ程おもしろいテレビも無かったのか、プロレスブームだったのか)、
カール・ゴッチ&ルー・テーズ対アントニオ猪木&坂口征二の「世界最強タッグ戦」ですね。今から30年少し前の事ですが、と言うことは、ゴッチもテーズも50歳前後、それでもワクワクと見ていた当たり、ゴッチとテーズは「神様」と「鉄人」だったんですね。
越沖地震 仮設住宅の建設、急ピッチ 柏崎市
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070727-00000000-maip-soci
新潟県中越沖地震の被災地・柏崎市で仮設住宅の建設が急ピッチで進められている。同市災害対策本部によると、8月3日まで入居申請を受け付け、早ければ同13日にも入居が始まる。・・・・と言うニュースです。
数年前、私の地域でも大きな地震があり、避難所~仮設住宅と保健所の保健師さんたちと長期にわたりメンタルケアに回ったことがあります。もっとも、こういう場合は、メンタルケアだけを必ずしも前面に出さずに、身体ケアを含め、生活全般の話から介入していくのが原則です。
ところで、その時感じたことですが、災害ストレスの予後に大きな影響を与えるのは、大きく3つです。
1) その人を取り巻く人間関係
2) 健康管理、けが・疾病からの回復
3) 居住の確保 です。
特に、住宅の再建は、その後のケアに大きな影響を与えます。しかし、現在ある被災者生活再建支援法は、住宅の改築や補修には使えないため、必ずしも再建には物足りなさを感じます。(税金は、個人の財産には使わないと言う原則のものにあるためですが)
実際に、仮設住宅を建設して、そしてそれを維持して、壊すというのにもそれなりのお金がいるのです。それを個人の再建に振り替えると言う意見も無いわけでは無いかと思います。
とにかく、住居の確保はメンタルケアに最重要課題です。
前々回の続きですが・・
アスペルガー症候群の子どもを普通学級で支援するか、特別支援の学級、あるいは学校で支援をするかという問題ですが、
これは、あくまでも本人や家族がそれを望んでおり、普通学級よりも、特別支援学級・学校に行く方が、よりメリットがある、あるいはデメリットが少ないという可能性がある場合であり、基本は、普通学級での支援です。
これは特別支援を必要とする子どもを、できる限り、普通学級で・・と言う気持ちもありますが、それ以上に、発達障害を持つ子どもの人数が多いということです。
例えば、ある学校のある学年では、2クラスの学年に、アスペルガー症候群と診断された子が、5人いたりします。すると、当然、これらの子ども達を普通学級の中で受け入れていきます。もちろん、現時点では、周囲の理解を求めるものの、それ以上の積極的な支援を必要としないと思われる子もいます。
学校の先生方は、発達障害の子どもを、特別な学級・学校で受け入れるのではなく、普通学級の中で、受け入れていく支援が当たり前なのだという気持ちがスタートです。
(もちろん、これらをより専門的に、時には個別的に支援していくサポート体制は重要です)
ちょっと、昨日の話から飛びますが、
アスペルガー症候群の子どもさんの中には、政治や社会に強い興味を持つ人も少なくありません。
毎日、新聞を隅々まで読み通すという子もいれば、ニュースや政治問題に熱心に聞き入る子もいます。
最近、私の診ている子どもさんの中には、環境破壊に興味をもつアスペルガー症候群の子どもさんも少なくありません。
「このままでは、地球は温暖化し、南極の氷は溶け、動物たちも滅んでいく」・・・とかの問題に、毎日、気を揉んでいる子もいます。
お母さんに、とくとくと、地球環境問題の大切さを話す子もいれば、「車に乗るのは良くない」「エアコンは良くない」などと力説する子もいます。
お母さんにすれば、地球環境の問題も大切だけれども、「今日の夕食どうするの」「部屋が散らかっているけど、部屋の環境問題どうするの」「今日の雨、傘がない」状態です。
ところで、最近、こういう訴えをする子が増えているのは、確かに地球環境問題が重要なこともありますが、テレビのドキュメントなどでの放映が増えてきているところにもあります。南極の雪の大きな固まりが壊れていったり、ペンギンが流されていったり(?)する場面が映像としてリアルに放映されているのを見ると、視覚優位、視覚記憶が優れているアスペルガー症候群の子どもにとっては、非常に強いインパクトがあるのかも知れないですね。
何らかの障害のある子が、知的障害や情緒障害児学級に入級したり、養護学校(特別支援学校)などに進学、編入するに当たっては、就学指導委員会にはかられて、そこで決定がされます。
もっとも、精神科医の私は、それ程このシステムに詳しくなく、委員会にも関与していません。(精神保健福祉関係の手帳審査や精神医療審査会などの仕事はしていますが)
ところで、年に数回、この委員会があって、その為の診断書を頼まれることが時々見られます。
以前は、本人を抜きにして、学校の方から通院中の人の診断書が欲しいと頼まれ、よくよく聞くと、本人と家族の了解はこれから取りますなどという(たわけた)依頼もありました。もちろん、これは絶対に不可で、あくまでも診断書は、本人・家族に手渡しするのが原則です。ついでに、本人・家族の了解もなく入級、入学の話が進むことも変な話です。
もちろん、最近はこういったおかしな話は私の周りでは無くなりましたが、昨今、発達障害の子どもさんに関して、学校からだけではなく、ご家族の方から、(本人の希望も含めて)普通学級のままで行った方が良いのか、情緒障害学級の方が良いのか、いろいろと相談を受ける機会が増えてきました。
(→ ちょっと、つづく)
本日より、小学生の子どもが夏休みです。
と言うことで、朝早くから、近くの公園でラジオ体操があります。
起床時間は、いつもよりも30分早くなりました。
夏休みになって、ゆっくりと出来ると思っていたら、逆に早起きと言うのも辛いですね。
ちなみに、私が小学校の頃、ラジオ体操をした覚えがありません。無かったのか、親が面倒だったので起こさなかったのか、今となっては定かではありませんが。
ある年齢を超えたり、それなりの肩書きがつくと、
○○協議会 とか、 △△連絡会 等といったものに出ることになります。(基本的に、座っているだけで、事務局の話をだらだらと聞かされるだけの会議には出ません。・・・っと言うか、単に、じっと黙って大人しく座っているのが苦手なだけかも)
こういう会に行くと、時に、「有識者」って肩書きの人に出会います。
もちろん、「有識者」の意見を聞くことも大事だし、私のように保健医療の視点でばかりしか物事を見る能力の無い人間にとっては、とても参考になることがあります。
ところで、「有識者」って、何? 「知識が豊富で見識のある人」かな?
ところが、肩書きだけで人を集めたり、全く違う分野の人を呼んできたり、そこから出てくる意見を聞くと、おいおいと思うことも無いわけではありません。その人が、きちっとそのときの話題を事前に勉強してくれていたりすれば、それは、「有識者」と呼びましょう。
でも、当日、いきなり、素人じみた質問をしたり、事前に本でも読んでくれば分かるような質問をしたり、あまりに社会常識を離れたような話になると、「おいおい、事務局は、何をしたいんや」と思うことがあります。
ましてや、その課題に素人のその人の意見に真剣に聞き入られると、ちょっとと言う感じで、事務局の人は、そんな人よりも、現場で頑張っている医療関係者や教育関係者(校長や教育委員会じゃないよ)や地域の保健師さん・福祉の人に聞いた方が、数倍まともな意見が聞けるのに・・。。ましてや、当事者にも意見を聞いてみたら・・とブツブツと心の中で思ってしまいます。(気が弱いので人には言えない) ←← でも、周囲の人に聞こえることもあるらしい。
アスペルガー症候群に関して、学校などに勉強会に出かけると、時々、個々の先生から、
「障害ではなく、個性ととらえるべきじゃ無いでしょうか」・・と質問される時があります。私個人は、
「いや、障害だと思います」・・と、お答えします。
障害を個性としてとらえましょうと言うのは、間違ってはいないとは思いますが、これは、ご本人やご家族が、
「これも、個性だと思うようにしています」・・と言われるのは全然かまいませんが、周囲の人が、勝手に、
「それは、個性ですよ」と言うのはいかがなものかと思っています。
以前、国際障害分類(ICIDH)とかの頃、障害を、機能障害、能力障害(低下)、社会的不利などと分けていました。
これを、近視で考えると、近視という機能障害と、それによって「遠くのものがハッキリと見えない」という能力障害、その事で他の人から情報が得られないという「社会的不利」があったとします。
しかし、眼鏡をかけることによって、「遠くのものも見える」し、眼鏡をかけていることで大半の仕事上不利にならない、つまり社会的不利はありません。機能障害があっても、能力障害がある程度カバーできて、社会的不利を受けなくなって、初めて、周囲の人は、「個性」という言葉を使う事が出来ると思います。
アスペルガー症候群の人が、「生きづらさ」をほとんど感じないような社会が出来て初めて、周囲の人は、
「アスペルガー症候群は、個性ですね」・・と言えるのだと思っています。