アスペルガー症候群の子どもの育児で、どうして良いか分からないときは、難しいことを考えずに、何かできるようになろうという前に、とにかく、小中学校時代がとてもつらかったなぁ、嫌だったなぁと言う思いが残らないようにしましょう、・・・・と言う話の続きです。
そのためには、できるだけ不快な体験を少なくすることが第一です。しかし、不快な体験と言っても、大きく分けて2つあります。
一つは、誰から見ても不快な体験です。イジメに遭っている、ひどい叱責にあっている、集団から無視されている、などです。
一方で、もう一つは、一見不快な体験だとなかなか周囲が気づかない、他の子どもは同じ環境であってもそれ程不快に感じていない場合です。
例えば、ざわついている教室は、同級生は平気でも、聴覚過敏の強い本人にとっては極めて苦痛で我慢を強いられる環境で合ったり、
抽象概念の苦手なアスペルガー症候群の子どもにとっては、「昨日の続きをしまよう」「好きなことをしましょう」などと言った具体性に欠く指示ばかりの毎日は、何をして良いのか分からず苦痛であったりします。
このタイプの不快感は、本人がアスペルガー症候群であり、そして、本人がどの様なことで不快を感じるのかを周囲が理解していないと、本人は、知らず知らずの間に不快な毎日を送ることになります。そして、本人がそれを頑張って我慢していると言うことにも、周囲がなかなか気づかないと言うことが少なくありません。
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