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アスペルガー症候群の子どもが、新しい学年になり、4月、5月で不登校になったとき、新しい学年になって何か問題があったのではと周囲の人は考えます。
もちろん、新しい学年になってからのストレスがきっかけとなっている場合も少なくありませんが、必ずしも、それだけとは限りません。
小学校4年になる男児は、4年の5月頃から不登校になりました。しかし、本人は、4年の新しいクラスや担任の先生が決して嫌と言うわけではありません。
よくよく聞くと、彼は、アスペルガー症候群の子どもが良く持っている聴覚過敏が見られました。人一倍、音に対して過敏なので、特にざわついた環境や突然の大きな声がとても不安だったのです。
小学校3年のクラスは、落ち着きが無く、再三、先生の怒鳴り声が聞こえていました。彼自身が叱られると言うことは無かったのですが、ざわついた雰囲気の中でストレスを感じる上に、周囲の子どもが叱られているのを聞くと、自分自身が叱られているかのように強いストレスを感じていたのです。こういった環境で1年間頑張って、我慢して過ごして来ましたが、3年の終わりには、もう精神的にはクタクタの状態になっていました。
4年になって、ようやく新しいクラスになって落ち着いてきたのですが、随分とエネルギーが枯渇していたのか新しい環境への適応にも疲れて来てしまいました。
彼の不登校は、4年次の問題ではなく、3年次の疲れと言うところでしょうか。今後としては、しばらくの間、のんびりとした環境の中で過ごしながら、様子を見ていくこととなりました。