最近、子どもを良く診るようになりました。もともと、児童精神科医でもないし、決して、子どもを診たいと言う気持は、精神科に入局したときも、それ程ありませんでした。
今の職場に来るまでは、いろいろな病院を転々としてきたので、「子ども以外なら、何でも診ます」(←あくまでも、診ると言っても、能力は別個、必要に応じて他の先生とももちろん連携)と言っていたのですが、10年ちょっと経つと、大人に混じって、何故だか子どもも一杯です。今のところでは、何故だか?思春期を診る先生になっているらしいですが、大学時代の医者仲間からすれば、「信じれん」とい言われます。まぁ、やっている私が信じられませんから。
ところで、精神科は、公私をきちっと区別しましょう・・と良く言われます。他の科でももちろんあるのでしょうけれども、患者さんと会うのはもちろん病院の中だけ、あまり外で関係を持つ人は、他の医師に主治医になってもらって・・とも言われました。また、精神科の特殊性もあって、外で会っても向こうから挨拶をしてこない限り、こちらからはしない、人によっては、どうして精神科医を知っているのと言われると困るという人も多々おられました。
でも、田舎に行くとそうは行きません。場合によっては医師は自分だけと言うこともあります。自分の子どもの通う学校の生徒は他の先生に・・なんて、思っていても、そんな余裕も無くなっています。
もう、最近は、そのようなこと、一切気にしない(気にしていてはできない)ようになりました。学校不適応の子どもを診ようとすると、いきなり「○○くんのパパだ」と言われたり、子どもの参観日や運動会に行くと、イヤと言うほど、私の診ている本人や家族と挨拶されたりします(小児科の先生ならありがちなんでしょうけれども)。時には、私の診ている子どもと、我が子が、実は私の知らない間に仲良しになって、自宅までおじゃましていたと後で耳にしたりします。
精神科医になった頃と、今では、随分と変わってきているのでしょう。当事者会などもでき出すと、病院の外で患者さん(と、言う言葉をすぐに使ってしまいますが)と普通に会って、日常話をすることも、それ程珍しく無くなってきましたしね。
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コメント
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普通のおじさんに見えたのが、不思議だったのですが、それくらい、精神科医という存在は、患者にとっては、特別な存在なのかもしれません。
まさか、変装して買い物っていうのも、不自然ですしね・・。
以前、病院のすぐ横の宿舎に住んでいたときは、わが子も私の白衣姿を見ていたのですが、今の職場は、自宅から離れています。おかげで、子どもは私の仕事がよく分からなくなっているのか、先日、テレビで病院のドラマを見ていたら、テレビを見ながら「お父さんも、昔は、医者だったんだよね」と言われました。
今度は、白衣を着て、自宅に帰ってやろうかと考えています。
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