最近、自殺報道が続いていますが・・
日本には、引責自殺と言う独特の自殺があります。何らかの社会的責任を自分が背負い込む形で自殺するというもので、事件の中心人物と言うよりも、その周辺の中間管理職や秘書などがこの行為に及びます。
M大臣は、事件の当事者となれば、引責とは言えないかも知れませんが、総理大臣の周囲の人物と考えれば、引責自殺なのかも知れません。
ところで、4年ほど前に出版された、高橋祥友先生の「中高年自殺(ちくま新書)」を改めて読み返してみると、本当に同じ事の繰り返しだなと考えさせられます。
その一部の要旨ですが、
「この種の事件では、自殺直前の行為や自殺の手段などが微に入り細に入り、センセーショナルに報道される。そして、行為そのものが責任を取る手段であったかのように報道される傾向もある」
と述べ、これに加えて、群発自殺の項目では、
「1998年春に新井将敬代議士が自殺したとき、その1週間後には東京で会社社長3人がほぼ時を同じくして自殺した。同じような状況にある人が、他人事とは受け止められずに、自殺するのではと言う不安を強く訴えていた」
と述べています。
もっとも、こういう事件報道があったとしても、同じような立場の人やその周辺の人が、どのようにすればよいのか、相談はどうするのか、自殺予防の視点に立った報道というのは、なかなか期待しにくいようです。
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