精神科の告知が、これまで、充分にできて来なかった理由はいろいろありました。
精神科の場合は、必ずしも本人が積極的に受診されるとは限りません。自分自身は、病気であるという意識が無いまま、しぶしぶ家族などに連れて来られ受診される場合には、なかなか、統合失調症と説明すると、その病名を否定してそれ以降来院されないと言うこともあります。そのため、最初の段階で、統合失調症の診断名を伝えて無いと言う場合がありました。
一方で、こういうことはしない、診断をつけた以上は、告知するという医師もおられます。もっとも、これらの背景には、まだまだ、精神疾患に対する社会的な理解が十分に成されていないことによることがあります。
また、統合失調症の人の場合、必ずしも最初から統合失調症と診断がされるとは限らず、当初は、神経症やうつ病が疑われ、途中から、統合失調症に診断が変わる場合などには、充分に告知がされにくい時もあります。
これらの経過をふまえながらも、ここ数年は、統合失調症の告知が行われるようになってきました。
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