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 医者になって、10年前に自宅を建てるまでの10数年の間に、11か所に住んでいます。そして、そのたびに、開かずの箱が増えてきます。最近、久しぶりに、そのパンドラの箱の整理を時間の合間を見て、ようやく始めました。お宝、拝見とまでは行かず、値打ちのある物はほぼゼロ、そのゴミの中で見つけた物をいくつか、暇に任せて報告を。

 で、

 「電卓付きそろばん」って、ご存じでしょうか。普通のそろばんの端に、電卓が一体化している物です。

 今回、倉庫で発掘したのは、私が、小学校の頃に、「そろばん教室」で使っていた、ただのそろばんでしたが。

 お手軽な電卓が世の中に出てきたのは、私が、中学から高校の頃、「答え一発!カシオミニ。なんと、12,400円!」というフレーズで大売れしました。

 当時、大阪の小さな商売人であったわが家は、お客さんのお勘定は、すべて、お客さんの目の前でそろばんをはじいて計算すると言うのが礼儀でした。そんな習慣がお客さんにもなかなか抜けきれず、当時は、電卓よりもそろばんの方が信頼されていたのです。そのために登場したのが「電卓付きそろばん」です。

 とりあえず、大まかに電卓で計算して、最後に、きちっと正確に計算するには、そろばんを使うと言う。

 社会の信頼度が、

 そろばんによる計算>>>>電卓による計算  ・・と言う、今さらながら信じられない時代でした。

  (↑ もしかして、これって、私の周囲の人だけだったのかなぁ?)

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