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 医療現場における告知には、様々な問題があります。精神科でも、統合失調症の告知から、最近では、アスペルガー症候群について、本人や家族への告知をどうするかという課題があります。
 昨今の社会情勢の中で、分かって言いながら告知をしなかったとなると、あとあと、社会責任を問われることもあり、仮に、本人の(精神科であれば)治療上の問題や病状悪化の恐れがあるなどの理由で告知をしなかった場合であっても、その旨、きちっと診療録に記載されていないと、問題となることも考えられます。
 そのような状況が、告知の問題を進めていると言うことも有りますが、それ以外にも、告知には、いろいろな問題があります。
 ちょっと、この連休の間に、告知の問題&アスペルガー症候群の告知をどうしているかを、書いてみたいと思います。

 ところで、私が医者になった20数年前は、統合失調症だけでなく、うつ病すら、社会的認知を受けていませんでした。そのため、会社を休むなどの診断書を書くとき、今であれば、それ程迷うことなく、「うつ病」「抑うつ状態」と書いたりしますが、当時は、

 「心身症」 「神経衰弱」 「心因反応」 「自律神経失調症」

 と言う、正解では無いが、間違いでは無いと言うような、病名をよく書いていました。仮に、「うつ病」とか書いて、それを理由に会社を辞めされたれたなどと言われると、大事ですからね。

 では、本人に対する告知はどうなっているのでしょう。当時から、うつ病の場合は、本人にも家族にもうつ病ですと告知はしていましたが、統合失調症(当時は、精神分裂病)の場合は、あまり本人への告知をすることは少なかったと思います。

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