papamama
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2007/05 >>
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着トラックバック

< 前のページ

 最近、自殺報道が続いていますが・・

 日本には、引責自殺と言う独特の自殺があります。何らかの社会的責任を自分が背負い込む形で自殺するというもので、事件の中心人物と言うよりも、その周辺の中間管理職や秘書などがこの行為に及びます。

 M大臣は、事件の当事者となれば、引責とは言えないかも知れませんが、総理大臣の周囲の人物と考えれば、引責自殺なのかも知れません。

 ところで、4年ほど前に出版された、高橋祥友先生の「中高年自殺(ちくま新書)」を改めて読み返してみると、本当に同じ事の繰り返しだなと考えさせられます。

 その一部の要旨ですが、

 「この種の事件では、自殺直前の行為や自殺の手段などが微に入り細に入り、センセーショナルに報道される。そして、行為そのものが責任を取る手段であったかのように報道される傾向もある

 と述べ、これに加えて、群発自殺の項目では、

 「1998年春に新井将敬代議士が自殺したとき、その1週間後には東京で会社社長3人がほぼ時を同じくして自殺した。同じような状況にある人が、他人事とは受け止められずに、自殺するのではと言う不安を強く訴えていた

 と述べています。

 もっとも、こういう事件報道があったとしても、同じような立場の人やその周辺の人が、どのようにすればよいのか、相談はどうするのか、自殺予防の視点に立った報道というのは、なかなか期待しにくいようです。

固定リンク | コメント (0)

 連日の自殺報道ですね。ところで、よく自殺者の多くは、うつ病になっている、だから、うつ病の予防が自殺予防につながる・・・、と言う話しがあります。もちろん、これは正解ですが、こられ一連の自殺を見ていると、逆に、うつ病予防だけでは解決できない自殺も決して少なく無いと言うことも思い知らされます。自殺予防対策は、幅広く、多面的にかかわっていくことが求められるところですね。

 ちなみに、自殺者の多くがうつ病にかかっているという根拠は、世界保健機構(WHO)の勧告に従って行われたフィンランドの自殺予防対策における調査結果から話しをされることが多いようです。

① 自殺者の大多数は、最後の行動に及ぶ前から何らかの精神障害の診断に該当する状態にあった。

② うつ病、アルコール依存症、その両者の合併で、全体の8割を占めていたが、適切な治療を受けていたのはごく少数であった。

  ・・・などです。ただ、社会的な啓発となると、やはりうつ病予防から入って行く方がやりやすいようです。

 →→

 ZARD・坂井泉水さん、事故か、自殺かなどと話しが出ていますが、あまり詮索するのもどうかという感じです。客観的に見れば、事故っぽいですが、マスコミ的には、自殺説を少しでも作って、興味を引きたいというレベルだと思います。自殺報道というのは、あまりマスコミに振り回されないようにしないとと思います。

 「君に逢いたくなったら・・・、その日までガンバル自分でいたい」 って唄っていたのに、亡くなられて本当に残念ですね。

固定リンク | コメント (2)

 アスペルガー症候群の子どもを見ていると、時々、ご家族から、自分(お母さん)も同じような傾向があるのでは、お父さんもよく似た傾向があるのでは、などと話されることがあります。

 かといって、決して、アスペルガー症候群が遺伝疾患であるという訳ではありません。

 また、同じような傾向と言っても、決してマイナス的なものと言うわけでもありません。

 とあるアスペルガー症候群の子どものお母さん、「この子って、とても記憶が良いと言われていますが、実は、私もとても記憶が良いんです。私も、同じような傾向があるんでしょうか」

 とあるアスペルガー症候群の子どもの別のお母さん、「うちの子って、こだわりが強くって、困るのですが、うちのお父さんも同じようにこだわりが強くって・・」

 ・・・と言う感じです。もっとも、一つ一つのよく似た症状があるからと言って、それだけで診断をするというわけではありません。  →→ で、この続きは次回で(最近、こういう質問、よく受けてます)

固定リンク | コメント (0)

 遺伝の話と言うのは、どの病気や障害にとっても難しい課題です。

 精神科をしていると、病気や障害の遺伝について、ご家族から尋ねられることも少なくありません。統合失調症の方のご家族からも、「この病気は、遺伝するのでしょうか」と聞かれます。この場合、ご家族が尋ねたいのは、「将来、結婚して子どもを産んだとき、その子も病気になるのでは」という不安などで、私の方も、「そんなことはありませんよ、あまりそう言ったことは深く考える必要は無いと思いますよ」などと答えます。

 アスペルガー症候群の子どもを見ていると、その親御さんからも、同じように、「この病気(障害)は、遺伝するのでしょうか」と聞かれることがあります。

しかし、この場合・・・、少し意味あいが違うようです
 「将来のことが、ご心配ですか」と聞くと、
 「いや、そうじゃないんです。この子の話を聞いていると、むしろ、この子のお父さんの方がそうじゃないかと」・・と言われたり、
 「いや、何となく、私自身がそうじゃないかと」・・と言われたりします。

 ・・・・かといって、決して遺伝する障害とは言えません。そのあたり、最近は、いろいろな形で説明をしています。

          (→ 明日に続く)

PS
 ADHDの子がいたら、そのお父さんかお母さんも、ADHDっぽいなんて珍しく無いような気もします。私のも、衝動買いが好きで(知らず知らずの間に、家族の隙をねらって、ほとんど使わない自動餅つき機なんて、以前買ってきていたり)、買い物に行っても、あっち行ったり、こっち行ったり落ち着かない。ついでに、うちの3人の子どもは誰一人、机のまわりの片づけができません。よく忘れ物はするし、自分のものも適当だし・・・。ちなみに、その間に挟まれている私は・・・・。
 昨日、長男が、次女の歯ブラシを使っているのを発見。以前から、これを使っていると聞いて、こちらは激怒!!本当に、区別が付かないんだから、汚い!!
 で、ふと、今日、次女を見ると、長男の歯ブラシを使っているのを発見。以前から、これを使っていると・・・、明らかに最初と違う、いつの間にチェンジしたのかは分かりませんが、「本当に、この2人は・・」って、怒る気も失せました。   まぁ、のん気な下のふたりでした。

 

固定リンク | コメント (0)

 ひきこもりと言うのは、病名ではなく、一つの症状のようなものです。明確な定義付けはありませんが、数か月にわたって、自宅からでない、あるいは出たとしても、コンビニや書店など、それ程感情的な会話を必要としない場所のみであり、対人関係も、同居している家族以外とはほとんど無いというものです。

 私が医者になった20数年前は、ひきこもりと言うと、統合失調症などの人が多かったのですが、今頃は、そう言った(内因性の)精神疾患でない場合の方が増えてきています

 当時は、統合失調症の人は、社会的偏見も強く、かつ、仮に外に出ようと思っても、統合失調症の人を受け入れてくれる場所は、ほとんどありませんでした。

 しかし、最近では、社会的にも、統合失調症の人が行くことのできる場所が病院以外にも随分と増えてきました。(まだだだと言えば、まだまだですが)

 近年、こういった、精神疾患が無いにかかわらす、ひきこもりの状態が続いているものを、社会的ひきこもりと呼んでいます。

 数年前から、厚生労働省がこの問題にとり組んでいますが、何となく、中途半端で、NEET対策の中に(本来は、異なった問題なのに)組み込まれた感じにもなってきています。

 社会ひきこもりに関しては、まだまだ、社会的支援が不足している状態にあります。

固定リンク | コメント (5)

 アスペルガー症候群の人の中には、抽象概念が苦手な人や、言葉の流れを読むのが苦手で、特定の言葉にこだわってしまうと言うことがあります。

「適当に」という言葉も、なかなか難しいようです。

中学校3年男子、最近、受験勉強に疲れ気味です。
 「なかなか、受験勉強が大変です。」
 「無理せず、適当に休憩しないとね」
 「適当に・・って、どういうことですか。具体的に言って下さい」
 「じゃあ、1時間勉強したら、15分休憩しましょう」
 「はい、そうします。ところで、寝る前は、勉強した方がいいのか、休憩した方がいいのか、どちらですか」
 「どちらでも、いいんじゃない」
 「どちらでもいい・・・・・、では、困ります」
 「・・・・すいません」
  ・・・適当と言う言い方が、よく理解できない。

高校1年男子、入学後、宿題やレポートが多くて困っています。
 「なかなか、レポートができません」
 「何割くらいできたの」
 「8割です。でも、もうしめ切りに間に合いません」
 「それだけで、充分じゃない、とりあえず、適当に、できているだけでも提出したら」
 「適当はだめです。全部できていないと、意味がありません(→結局、提出しなかった。)」
  ・・・適当の意味は分かっているが、適当は苦手。

小学校5年男児、国語のテストがうまくできません。
国語の問題の回答が、珍回答?
 問題『文章を読んで、(  )の中に適当な言葉を入れて下さい』
  たかし君は、将来、( ウルトラマン )になりたいと思っている。
  けいこさんは、将来、( りかちゃん )になりたいと思っている。
 ・・・読んだ文章とは全然違う。本当に、適当に言葉を入れている。
  ・・・適当と言う言い方は分かっているが、言葉通りに理解している。

固定リンク | コメント (0)

 少し時間が経ちましたが、世の中には、ハンカチ王子に続いて、ハニカミ王子登場!

 なんと、うちの子と同じ年齢じゃん!!

 と思って、わが子を見れば、花粉症か、アレルギーで、鼻をズルズル、ずるずる

 こりゃ、ハニカミ王子じゃなくて、ハナカミ王子じゃん!!

  ・・でも、「王子」って、雰囲気はまるで無し。

 「ハナカミ王子と言うよりは」  「ハナカミ王子と言うよりは」 (← 遠い遠い遠ーーい昔、パンチDEデートという番組で、こんな事をやっていた)

 「ハナカミ・お・み・く・じ」 せいぜい、小吉が出れば幸せかな。 → だんだん、意味不明になってきましたので、本日、仕事が早いのでねます。

固定リンク | コメント (0)

山口・光の母子殺害:差し戻し審、「18歳」の死刑焦点 検察側、適用改めて主張

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070524dde041040066000c.html

 山口県光市で99年、母子を殺害したとして、殺人や強姦致死罪などに問われた当時18歳の元少年(26)の差し戻し審初公判が24日午後、広島高裁で始まる。・・・というニュースです。

 今日、NHKニュースでこの裁判の映像を見ると、なんと、大量動員(?)の弁護士軍団犯罪被害者の支援のために(?)、いやいや、これは加害者を支援するための弁護団なのです。

 私は、死刑支持者でも無ければ、反対論者でもありません。DV被害者や児童虐待支援の場面では、確かに弁護士さんの力は必要になってきます。

 とはいえ、この番組で、ご遺族が記者会見で言っておられた言葉、

 「更生の余地がある、余地があると弁護士の方が言われますが、じゃあ、この裁判が終わって、どなたが責任を持って、この人の更生にかかわられるんですか?」

  ・・・思わず、これまで犯罪被害者の方とかかわってきて、同じような事、何度も私も思いました。(更生の余地があると言って、仮に罪が軽くなったとして、結局、その人が再度犯罪を犯したら、今度は、行政の支援が不足している、精神科医の理解不足と言われるかも。)犯罪被害者は、刑事裁判においては、加害者だけではなく、時に、弁護士とも戦うことも求められるのです。

 逮捕されたとき、「私が悪かった」と反省していた性的加害者が、裁判が終わる頃には、「私は悪くない」と言い出す。そんな経験もあります。はっきり言って、このような裁判で、罪が軽くなったとしても、逆に、更生の邪魔をしているだけとしか思えない。

 確かに、弁護士も仕事だから、情状酌量とか、頑張るのは自由ですが、平気で被害者を傷つけてまでして、加害者の罪を軽くしようとはして欲しくない

 弁護士団は、「被告に死刑が言い渡されれば、厳罰化の流れが加速する」と言か言っていますが。

 弁護団は、

 「被告に反省の気持ちがあることを理解して欲しい」と訴えているが、

 理解して欲しいと訴えている相手が、犯罪被害者に対してではなく、裁判官であるというあたりが、人間として非常に悲しいですね。

 ↑↑ ブログにしては珍しく(?)、お怒りの記事でした。

固定リンク | コメント (2)

 アスペルガー症候群の人の中には、時に、強い抑うつ感や、被害念慮(妄想とまでは行かないけれども、そのような感情の強い状態)、視線恐怖などのいろいろな精神症状が一時的にでて、精神科を受診されることがあります。特に、社会的経験が少なく、精神的にも不安定になりやすい思春期にこう言ったことが多く、当初は、その症状から「うつ病」「躁うつ病」「統合失調症」「境界型人格障害」「心因反応」などの診断がなされることがあります。

 全体的に、アスペルガー症候群の人の中には、こういった症状を一時的にも示しやすい人がいますが、その理由は良く分かりません。

例えば・・

 アスペルガー症候群の人は、知覚過敏があり、些細な刺激に過剰な反応が起きやすい。

 アスペルガー症候群の人は、融通を利かしたりするのが苦手で、予定外のことが急激に起きる(特に、それが未知のものであったり、恐怖を感じるものの場合)と、その対処が即座に出来ず、一時的にこういった症状が出現する。

 アスペルガー症候群の人は、なかなか、自分の状況を主張するのが苦手で、自分を押し殺したまま周囲に無理をして合わせて、最後に一気に疲れが出てくる。

 ・・・など、いろいろな事が考えられます。

 治療的には、対症的に薬物を使うこともあります。年齢が経ってきたり、いろいろな経験を積んだり、自分なりの対処法が身に付いてくる(無理をしない、休憩を取る、他人に対して主張することなど)と、こういった激しい反応を起こすことは少なくなってくるようです。

固定リンク | コメント (3)

児童連続殺傷事件 「加害者自ら真相を」 丸10年・土師淳君の父が心境

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070523-00000000-san-soci

神戸市須磨区で平成9年に起きた児童連続殺傷事件で、被害者の一人、土師淳君が殺害されて24日で丸10年。父親で医師の守さんが22日、心境をつづった手記を報道各社に書面で寄せる・・・と言うニュースです。

この記事の最後に、

『また、国会に上程中の、犯罪被害者遺族が刑事裁判に参加できる刑事訴訟法の改正について「一般の刑事裁判へ犯罪被害者が参加できれば、いずれは壁の高い少年審判にも被害者遺族が参加できる」と期待をかけた。』

・・・とあります。刑事事件は、国vs加害者であり、被害者はかやの外。ただただ、加害者や、その弁護士たちの言い分に何の反論もできないまま聞くしかありません。そして、このことが、より被害者やその家族に、深いダメージ=2次障害を与えています。

しかし、この刑事訴訟法の改正には、日本弁護士連合会は反対、思わず、弁護士は加害者側の立場にしか立たないので、反対をしているのかとも思ってしまいます。まぁ何らかの言い分はあるのでしょうけれども。

一方で、弁護士の中にも、この刑事訴訟法の改正には、賛成の意見を持つ人もいるようです。

この改正は、犯罪被害者にとっては、非常に重要な問題だと思います。

http://www.navs.jp/ (全国犯罪被害者の会HP)

固定リンク | コメント (0)