ADHDの子どもの「不注意」と言っても、決して集中力が無いと言うのではなく、選択の誤りです。逆に、好きなことは、人一倍集中し、かつ、長時間行うことができます。ゲームばかりさせていて、「そのうち飽きるだろう」なんて周囲が思っていても、そんなことはありません。ゲーム好きなADHDの子は、何時までもやっています。
ADHDの人は、今やらねばならないこととせずに、今やりたいことから始めます。今やらねばならないことと、今やりたいことが、同じであれば、超ラッキーですね。本人にも、そして、周囲にも。
大人になっても、仕事の仕方が、今しないといけない仕事よりも、自分がしたい仕事を先にしたりします。
(オイオイ、その仕事を今する時間があったら、先にこれをした方がええんとちゃう?・・・・自問自答。でも、やっぱりしない。。。)
それが、仕事ならまだ良いのかも知れませんが、仕事以外に向いてしまい、仕事がおろそかになってくると、社会的にも問題になってきます。
子どもの場合、本人に我慢させるのはまだまだむずかしく、ある程度周囲が気を使ってあげないといけません。本人の大好きなゲーム機やインターネットがある部屋の中で、一人で勉強しろと言うのは、あまりにもむずかしい課題です。できれば、ゲーム機やインターネットは、別の部屋に置いておきましょう。
そんな時に使うのが、アメとムチ作戦です。もちろん、ムチを与えてからアメです。「一時間ゲームさせてくれたら、それから勉強する・・・」なんて子どもの言葉を信用してはいけません。本人はその時はそのつもりであっても、なかなかADHDの脳は、そんなことを許してくれません。
きちっと1時間勉強したら、宿題をしたら、家の手伝いをしたら、明日の準備をしたら、ここまで課題をしたら、その後に、1時間ゲームをしてもかまいません・・っと言った感じで、アメは後に与えましょう。最初にアメを与えてしまうと、食い逃げさせるかも知れません。
ところで、小学校低学年の子どもを持つお母さんに、アメとムチの話をすると、
「ムチは分かるんですが、アメはちょっと・・・・。だって、そんなに物を買ったり、ゲームをさせるのは気が進みません」
と言われる方もおられます。
まぁ、どの程度を「アメ」にされるかは、ご両親におまかせしますが。
ただ、小学校低学年頃の子どもにとっての、本来の「アメ」というのは、
お父さんやお母さんが、
一緒にお風呂に入ってくれる・・・・・とか、
一緒に寝てくれる・・・・・とか、
寝る前に、本を読んでくれる・・・・・とか、
それが、何時頃からか、大人の方が、「アメ」=もの、と考えるようになってしまっているんですね。
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