よく、中学校1年や高校1年に不登校が多いという話があります。特に、小規模の学校から、大規模の学校に進学した場合に、この傾向が強くなるようです。この中には、アスペルガー症候群の人が少なからずおられます。
最近は、事前に、アスペルガー症候群であると言うことを、本人や家族の了解を得て、進学先に伝えていることもあり、その場合は学校側の配慮もあって、対応も出来るのですが、そうでない場合は、なかなか難しいことがあります。そうでない場合の大半は、アスペルガー症候群であると言うことに、家族自身も気づかれていない場合です。
アスペルガー症候群の人は、新しい環境が苦手です。でも、小学校の時は、表面的に、混乱無くやってくれたと言うことがあります。それは、小学校時代からの友だちは、本人も安心感があり、どうして良いのか分からない場合は、分からないながらも、その友だちのあとを着いて行ったり、本人がボウッとしていると、逆に友だちの方が引っ張っていってくれました。けれども、大規模校に行くと、自分の知っている同級生が周囲にいないと、どうして良いのか分からなくなり、まるで、フランス語が分からない日本人が、日本人が一人もいないフランスの街中に放り出されたような感じになってきます。こういった、こういった苦痛が続き、徐々に不登校傾向が強まってくるかと思います。
また、アスペルガー症候群の人は、いきなり、場の雰囲気と関係なしに、自分の興味ある話(戦争とか、歴史とか、ガンダムとか、JRとか・・・)を始めることがあります。小学校からの友だちは、本人をよく知っているので程ほど相手をし、程ほど聞き流してくれますが、中学校から初めて会った友だちは、そんなに優しくは対応してくれません。
そう言った、くたびれから、徐々に不登校になってくることがあります。
中学校1年や高校1年での不登校を予防するには、アスペルガー症候群の人に対して、出来る限り早く適切にかかわっていくことが重要です。
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