昨今では避難所の中での飲酒なんて殆ど考えられませんが、阪神大震災の頃は、避難所の中での飲酒が、逆に珍しいことではありませんでした。
(以下、私が思い出しての話ですので、一部誤りがあるかも知れませんが・・・)
外国からの支援チームが日本の避難所に来て驚いたのは、「飲酒が許されている」と言うことだったと言います。私も、いくつかの避難所を見て歩きましたが、非常に統制がとれて落ち着いた雰囲気の避難所では飲酒行為もなく、一方で、雑然としたまとまりのない避難所では、自由に飲酒が行われていました。ある避難所では、当初は、飲酒者の振る舞いに、皆が引いていたものの、徐々に排除に向かうと言う感じもありました。
そんな中で、避難所での飲酒行為を肯定するようなことがおきました。
あるマスコミは、ある高校生が避難所に酒樽を送ったことを好意的に放映し、それから同じように全国からアルコールが支援物資としてよけいに送られるようになったと聞いたことがあります。
あるテレビは、夜遅くに外で火を炊きながら酒を酌み交わす人々を頼もしげに(?)放映していました。でも、その背後で、不安な眠りについていた被災者もいたはずです。でも、マスコミは、火を炊いて酒を酌み交わす人の味方でした。
やがて、これは良くないことではないかと言うことが、徐々に広まっていき、避難所の中での飲酒を禁止する方向になっていきました。
その後、高知の水害があったときには、支援物資の中に、ウィスキーの小瓶があることに市民団体が抗議すると言うことがありました。
確かに、避難所の生活はストレスの高い物ですが、飲酒行為は、より集団でのストレスを高めていったり、多くの二次的な問題を生じることとなります。
・・・でも、高校生が酒樽を送るなんて、何を考えていたんでしょうね。
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