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 この話は、数年前に、私の地元で起きた強い地震の時の経験に基づいた話です。

 子どもの心のケアが話題になります。本人や家族・親しいものに、大きなケガなどが無ければ、次の様なことがあると、より一層、不安が高まってきます。

 (1)被災時、一人でいた。周囲に、親しい人がいなかった。
 (2)被災時、何らかの恐怖体験をした。(目の前で物が落下してきた、ケガをした)
 (3)被災後、家族や親しい人が一緒にいる時間が少なかった。(例えば、公務員は、なかなか仕事に追われて家に帰れない)

 主に見られる症状は、眠りが浅い、退行(ベタベタしたがる、赤ちゃん言葉を使うなど)、イライラして怒りっぽい、不安を訴える、身体の不調(頭痛、腹痛など)を訴えると言う感じでしょうか。これらは、一時的に出てくるごく当たり前の症状なので、安心できる環境の中で生活していく中で自然に軽減してきます。ベタベタしてくるときは、ベタベタさせてあげる方がうまく行きます。

 私の地元で地震があったときは、マスコミや県外から何故かやってきた(?)自称・専門家の人たちが、

 「今は、大丈夫でも、将来症状が出て来ます」

 ・・・なんて、まことしやかに話たものだから、それを聞いた親御さんたちが、

 「今は大丈夫でも、将来症状が出てくるんでしょうか」

 ・・・と返って不安をかき立てられていました。私の仕事は、その尻ぬぐい、

 「お宅の子どもには、絶対に、症状は出てこないから」

 ・・・と言い歩くことでした。

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