小学校養護教諭(当時48歳)がうつ病で自殺したのは仕事が原因として、公務災害の認定を求めた訴訟の判決が22日、静岡地裁であった。・・・と言うニュースです。
公務災害認定訴訟:仕事過重認めず、母親の訴え棄却--養護学校教諭自殺で /静岡
http://www.mainichi-msn.co.jp/chihou/shizuoka/archive/news/2007/03/23/20070323ddlk22040331000c.html
判決によると、教諭は、転任先の小学校の養護学級で障害児2人を担任。翌年1月に暴れがちな障害児を2週間の体験入学として預かったが、その途中からうつ病を発症。同年4月から休職し、復帰間近の同年8月に自殺したとのことです。訴訟内容や裁判の結果に関しては、詳しく分からないので、コメントはしませんが。
今の障害児支援と言うのは、とても大変なのですね。以前のような、知的障害者の学級とは、全然状況が異なってきています。近年は、発達障害の子どもに対する特別支援も障害児学級だけではなく、普通学級の中でも、多くの発達障害の子どもを見ていくことになってきています。
また、被虐待児や厳しい二次障害を持った発達障害の子どもへの関わりはとてもむずかしいものです。単なる「頑張りたい」という思い入れではうまくできません。いかに、その子の状況を判断し、一つ一つのパニックや混乱した行動に対しても、専門的な見地も含めて、考えながらかかわって行くことが求められています。もちろん、仮に、パニックになった原因が分かったからと言っても、じゃあ、すぐにうまく対応できる方法があるとも限りません。
担当者だけが一人で抱え込むのではなく、学校全体でかかわっていく必要があり、学校だけで抱え込むのではなく、適時、関係機関との連携を持っていくことも重要です。
私は、学校教員のメンタルヘルスの仕事にもかかわっていますが、こういった障害児教育で疲れた教諭、本人は頑張って来たが、校内で充分な支援を得られなかった教諭、校内で充分な支援を得ながらも疲れてしまった教諭もいます。
また、こういったダメージによる「うつ病」は、純粋な、内因性のうつ病ではなく、環境要因による反応性のうつ状態であることが多く、単に、休養や投薬だけではなく環境調整も必要です。自宅での回復度と学校への復帰の可能性も必ずしも平行せず、見た目よりも長期の休養が必要になることがあります。ダメージを追った職場に安易に戻すのではなく、少し距離をはなれた所に復帰させるなどの配慮も必要になってきます。
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