アスペルガー症候群の人の中には、時々、統合失調症の診断が誤ってつけられることがあります。(かくいう私も、そう言ったことをたくさんしてきた気がします)
その中で、症状を見誤ってしまう一つが、この聴覚過敏です。
「面と向かって悪口を言われることはありませんが、クラスの皆が自分の悪口を言っているのが聞こえます」
・・・なんて高校生が訴えてくると、もしかしたら『幻聴』なんて思っていまい、悪口を言っているかも知れないとなると、『被害妄想』となります。
でも、よくよく聞くと、確かに面と向かって言っているわけではないのですが、聴覚過敏のために(特に、ストレスがたまってくると、この聴覚過敏は強くなってくる感じがあります)、教室の少し自分から離れたところで話している声が耳に入ってくると言われるのです。
また、その話の内容が全て分かるのではなく、気になる言葉、例えば、『ダサイ』『嫌い』『うっとおしい』など、だけが強調して入ってきたりします。調子の良いときだと、そう言った言葉が耳に入ってきても、それ程気にならないのですが、クラスの人間関係などがうまく行っていないと、自分の事を言っているのではと、被害的になってくることがあります。これが、被害妄想と判断されてしまうのです。
思春期の子どもが、妄想的なことを訴えてきたとき、以前なら統合失調症などを鑑別に入れていましたが、最近では、アスペルガー症候群の可能性も視野に入れて診断をしていくことにしています。
NTTドコモは3月末、前身の日本電信電話公社時代の1968年から続けてきたポケットベルのサービスを終了する。・・・と言うニュースです。
ドコモ、3月末でポケベルサービス終了
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070321it12.htm (読売新聞)
ポケベルを始めて持たされたのは、とある僻地の病院に勤務したときでした。外出先でポケベルが鳴ると、近くの公衆電話を捜して、病院に一報を入れると言うことになっていました。けれども、なにせ僻地のものですから、公衆電話なんて簡単にはなく、場合によっては近くの民家におじゃましては、「すいません、○○病院のものですが、電話を貸して下さい」なんてやっていました。
もっとも、私が来る以前のこの僻地の病院の先生は、ポケベルなどはなく、海水浴に行っているときは、広報車がやってきて、海岸から、「△△先生、病院にご連絡下さい」なんて呼び出されていたと言います。
それから、メッセージつきのポケベルが登場しました。電話で、ポケベルを呼び出すと、「メッセージがありましたら、入れて下さい」と音声が流れ(数字しかメッセージを入れることはできないのですが)、その後に、かけ直して欲しいメッセージ(かけてほしい電話番号や事前に決めておいた数字のメッセージ)を入れるというものが登場しました。たまたま、私の所に来ていた母が、私に急用があると言って電話でポケベルの番号を押したところ、最後に、「メッセージがありましたら、入れて下さい」と言われ、自分の持っている受話器に向かって、「さっさと、帰ってこい!」と怒鳴ったらしいです。もちろん、私のポケベルがそのようなメッセージを伝えてくれるはずもありませんが。
小さい頃は、携帯電話なんて、便利で、かつ自由のきかないものができるとが思いませんでしたね。小学校の時、ジャイアントロボ(あまりに古くて多くの人は知らない?)の主人公に出てくる少年が、腕時計型の携帯電話を持っているのを見て、将来こんなものができたら便利だなぁと思っていましたが、いざ、医者になって見ると、まぁ、便利は便利ですが、本当に、のんびりとした時間が少なくなってきましたね。
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