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知覚過敏のもう一つの特徴は、音や声の選択ができないと言うことです。
多くの人は、友だちと話をしているとき、横で物音がしたり、別の話し声が聞こえても、友だちの話に集中して聞きます。それ以外の聞こえてくる音を聞き流して、友だちの話に聞き入ることができます。
けれども、アスペルガー症候群の人は、同じ大きさの音や声であれば、友だちの声と同じように周囲の音や声も自分の耳・頭の中に勝手に入ってくるのです。そのため、学校で先生の話を聞いているときに、周囲がざわついているととても不快になったり、好きなテレビを見ているときに、横で話をされることがとても苦痛に感じることがあります。
ある女の子は、遠足に言ったときの様子を、自宅に帰ってからお母さんに詳しく話をしてくれました。でも、それはその子が経験した話ではなく、その子の横で話をしていた上級生の話の内容だったのです。
ある男の子は、友だちと話をしながら、後ろで話をしている他の同級生の会話の内容もよく覚えていました。
もっとも、このような特徴は、決して悪いことばかりではなく、記憶の良さとして発揮できることもあります。
ある男子生徒は、授業中にずっと外を見て、ぼうっとしていました。先生が、その不真面目な態度に怒って、本人に、「今、話したことを言ってみろ」と怒ったところ、その男子生徒は、スラスラと、先生が話していたことを言いました。
なるほどねぇ・・
でも、聴覚の記憶が良いと言うことと、理解力が良いということは必ずしも一致しません。耳からの情報が入りやすいからと言っても、あくまでもそれは記憶であり、理解ができているかどうか分かりません。聴覚記憶のよい子であっても、物事への理解は視覚をつかった方が良い場合が多いようです。
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