警察庁がドライバーを対象に「睡眠時無呼吸症候群」(SAS)についてアンケートを行ったところ、SASと診断されたことがある人が実際に居眠り運転事故を起こしそうになったり、起こしたりした割合は、全回答者中の割合の3倍に上ることがわかった。・・・と言うニュースです。

「睡眠時無呼吸」ドライバー、居眠り事故の危険が3倍
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20070315i304.htm (読売新聞)

 私が、大学を卒業して大学病院の精神科医局に入局したころは、脳波計がコンピューター解析などしてくれない時代でした。

 検査技師さんがいつも時間に余裕があるとは限らず、時には、外来で自分で脳波のオーダーを出して、自分でその人の脳波をとったりしていました。

 これが、終夜脳波だと大変です。患者さんが寝ている寝室の入口ドアの外に置いてある脳波計の前にイスを置いて、徹夜の監視です。何せ、脳波計が古くて、時々インクがつまったりするのです。その上、終夜脳波ともなれば、脳波の用紙は、30cmぐらいの高さまで積み上がり、それがちょっと油断をするとバラバラっと崩れてゆくのです。しかし、このおかげで、睡眠ステージやθ波、δ波、それにREM睡眠の時の脳波など、じっくりと勉強させて頂きました。

 睡眠時無呼吸が話題になり始めたのもこの頃で、脳波計の一部を改良した形で、徹夜の番で無呼吸の測定をしていました。おかげで、検査翌日の外来は、結構、つらいものがありました。
 こうしてみると、今は、コンピューターが解析してくれるなんて、夢の様ですね。

  先日、事務系の男性職員で、最近ミスが多くて困るという相談を受けましたが、まぁ、一目見て、とりあえず、睡眠時無呼吸のチェックをしましょうとなり、検査結果は、重度でした。仕事中は、ウトウトの繰り返しによるミスの多発でした。

 ある女性は、午前中にゆううつで仕方がないとの訴えで、症状的には、抑うつ気分などがあり、どう見てもうつ病かなと思いました。しかし、他の先生の指摘で、睡眠時無呼吸ではないかと言うことで、検査をしてみると・・・睡眠時無呼吸症候群。CPAP療法にて抑うつ症状はきれいに改善しました。(外見的には、余り気づかなくて、指摘して下さった先生に感謝)

 なんて言っていると、最近、家族から「イビキがひどい」と指摘され、渋々、後輩に睡眠時無呼吸の検査を私自身がして頂く羽目になりました。結果は、大丈夫ですと言われましたが、でも、先々は分かりませんよ、注意して下さい・・・と言う事でした。

 まぁ、少しは、食事に気をつけようかな??

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