私の所に、アスペルガー症候群の方が来られる場合、

 不登校や学校不適応などを主訴に来られて、アスペルガー症候群の可能性を診断する場合と、何となく学校などがそうではないかと疑って紹介してこられるパターンがあります。

 来られる方は、小学生から高校生、ひきこもりと様々です。(あくまで、私の所に来られるのは、高機能発達障害の方が中心です)

 本人や家族に、最初からアスペルガー症候群の可能性を示唆するかは、状況によりけりですが、大半の場合は、比較的早期に説明をします。

 本人や家族との了解を得て、学校とも連携をとって、症状などについて、話し合いを持つことも少なくありません。
 最初に、学校の方がかかわり方についていろいろと尋ねて来られます。

 「どのように、かかわったらよいでしょうか」
 「何をすれば、良いでしょうか」

 ・・とか、ちょっと勉強をしている人になると、

 構造化がどうとか、TEACCHがどうとかという話もあるのですが、すいません、私、自閉性障害の療育の専門家ではないので、そんなことを聞かれても・・・。(私の勤務している地域って、それ程、発達障害の空白地域ではなく、発達障害を見られる小児科医や精神科医が複数おられる場所なので、それを期待される方は、そちらに行っているとは思いますが・・)

 で、個人的に何をするかって言えば、

 アスペルガー症候群の人に対して、最初は、何もしません。

 まぁ、時々、来て頂いて、小学生なら一緒にゲームをしたり、思春期以降ならいろいろと話をしたりという感じでしょうか。(そんな事じゃいけないと言われる方、おられましたら、すいません)

 だいたい、本人にとって余分なストレスや不快な事があって、不登校や不適応を起こして私の所に紹介してこられたのですから、その余分なストレスや不快な出来事を周囲が取り除くというのがスタートです。

 ただ、その不快な原因が、明らかに分かるストレスや出来事であるとは限りません。他の人にとって、さほどストレスを感じない事であっても、アスペルガー症候群の人にとっては強いストレスに感じることもあります。そして、なかなか、それがすぐに分からないときもあります。それを知るためにも、まずは、本人や家族と良い関係を持ち、学校と家庭との良好な関係も保てるように介入します(大半は、うまく行きますが、一方で、ずでにこじれている場合もあります)。

 やれ、「訓練だ、教育だ」と言う前に、まず、

 本人がどのようなことに生活のしづらさを感じているか

          ・・・を皆が理解するところから始めます。

固定リンク | コメント (0)

papamama
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2007/03 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着トラックバック