「片づけられない女たち」という本を読んで、「私も片づけができないので、ADHDなのでしょうか」とたずねられる方がいますが、片づけが苦手と言うだけで、ADHDの診断をするわけにはいきません。
子どもの頃の状況を参考にしながら、今の状態をあわせて、ADHDかどうかの診断を考えて行きます。ましてや、ADHDと診断をして欲しいなら(?)、熱しやすく醒めやすいADHD独特の、『熱』の部分を是非、見せて欲しいですね。
ところで、ADHDの大人の人に、「片づけができるようになるには、どうしたら良いでしょうか」と聞かれることがあるのですが、
『それは、諦めましょう』
片づけがうまくできたら、ADHDじゃ、無くなってしまいますからね。
それでも、片づけをしたい人のために・・
ADHDの人は、押し入れの中に、『ミラクルボックス』 を持っている人が少なからずいます。
そこには、使えるものは入っていない、けれども、もったいなくて、捨てるものも入っていない、不思議な『ミラクルボックス』です。あけては行けません、それはパンドラの箱です。
ADHDの大人の人が、片づけがうまくなる一番目の秘訣は、衝動的にいらないものを買わないことです。まかり間違っても、「片づけが上手になる」なんて本は買わないことです。本屋で読んでも、家では読みません。買って帰ってみたら、同じ本を以前買っていて、サラの状態のまま残っているかも知れません。
片づけをするために、100円ショップに行って、整理箱ばかり買っても行けません。何も入っていない整理箱が山の様になったり、仮に整理箱にものをしまったとしても、それは新たな『ミラクルボックス』を増やしているに過ぎません。
じゃあ、どうするか、いらないものは捨てましょう。でも、自分では捨てられません。考えながら、整理を始めると、2度と見ないような思い出の品にふけってしまうかも知れません。「消耗品しか買わない」という人もいます。
5年以上開いていない箱は、パンドラの箱です。知らない間に、勝手に捨ててもらいましょう。捨てられた時は腹が立つかも知れませんが、3日もすれば、その事も忘れるでしょう。
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