神戸市内の知的障害者の作業所が、最低賃金法に違反しているなどとして、神戸東労働基準監督署は近く改善指導を行う方針を固めた・・と言う記事ですが、
時給わずか100円台、障害者施設を改善指導へ…神戸東労基署(読売新聞) http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_07021913.cfm
時給わずか100円台と書いていますが、ほとんどの作業所の工賃は残念ながらこの程度です。例えば、ある作業所の作業生の収入は、月6,000円。全然、作業所の事を知らず普通の職場だと思っている人たちが作業所の見学に来られたとき、この話をしても皆さん、聞き流される人が少なくありません。なぜかというと、1日6,000円だと解釈しちゃうんです。『1日ではなく、1月の額です』と言って、初めて「へぇーーー」っと、驚いて頂けます。
ただ、今回の問題は、時給が安いという問題ではなく、作業収入が、職員の人件費に使われていたという問題です。基本的に、職員の人件費は補助金などからまかない、作業生による作業収入は材料費や光熱費を除き全額工賃として支払うのが原則です。
作業所の運営がいずれも厳しい一方で、大阪・八尾の歩道橋から3歳児を投げ落とす事件のように非常に対応の困難な事例も作業所に委ねられるなど、作業所への支援の不十分さは否めませんが、やはり、作業収入は、きちっと作業生へ還元しないのはマズイですよね。労働基準監督署が介入する前に、神戸市が定期監査でチェックできていなかったというのも、問題かと。
→→私も、20年近く作業所(精神障害者)に係わっていますが、確かに作業所は多くの社会的役割を担ってきたにもかかわらず、制度上の不備も多々あります。この上に、障害者自立支援法の中で、これから作業所がどのような役割・方向性を持っていくか、ここ2年ほどの大きな課題ですね。
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