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今年度で学校を卒業予定の不登校の子ども達の中には、「卒業式は全然出る気が無い」と表明している子もいれば、式には出られなくても、その後、相談室の友だちと一緒に記念写真を撮ったり、別個で卒業証書をもらいに行くと決めている子もいます。
とはいえ、なかなか、出るとも出ないとも、はっきりと表明しない子もいます。本人も出たいような、でも自信が無いようなと言うところでしょうか。
そんな時は、とりあえずご両親に卒業式の日に休暇を前もって取っておいてもらって、当日行きそうなら一緒に行ってもらうようにします。もし、行けなくても、それはそれ、本人を責めないようにして、その分、家族で食事にでも行かれても良いでしょう。
ところで、以前、中学校の先生方とうまく行かず、それぞれ行き違いもあったのですが、余り学校に対して良い印象を持っていない女の子がいました。
『卒業式は出ないって、お母さん言ってたけれども』
「出たくないです。でも、どうしても、校長にだけはお礼をしないと気が済まないので、卒業式が終わったら、一人で校長室に行ってやろうかと」
『お礼って、お礼ま・い・り?・・・別に、行かなくてもいいんじゃない』
「それじゃぁ、私の気が済みません、絶対に礼をしに行きます」
『だから、無理をしなくても・・・』
そして、無事に(?)卒業式も終わり、その報告に来てくれました。
『本当に、校長室に行ったの?』
「行きましたよ、写真見ます?」
『見ますって、ドキドキして、ちょっと・・・』
「ドキドキしなくても、ほらぁ」
・・・・と渡された一枚の写真。そこには、校長室で校長先生と並んで、一緒にVサインをしている彼女が映っておりました。
『って、何で一緒にVサインしているの?』
「私、学校の先生や友だちとはうまく行かなかったけれども、校長だけは味方してくれていたんです。だから、お礼に・・。どうかしました?、え、写真映り、変ですか?。それとも、私の制服姿を写真で初めて見て、ドキドキしているとか・・」
『いや、まぁ、そんなとこかな?』
(本当は、血へどを吐いて倒れている校長先生を想像していたりして、だって、お礼参りをするって、・・私の方がテレビの見過ぎ?)