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不登校の子どもに対して、学年末になると、いろいろな思惑が大人の中に働いてきます。
一年単位で子どもを受け持つ先生にすれば、何とか、自分が担任である間に学校に戻れるようにしたい、来年度からは、皆と同じように登校できるようにしたい、と思うのも無理はありません。
しかし、これらの思惑の大半は失敗に終わります。なぜなら、子どもの回復ペースを無視しているからです。携帯電話の充電が、まだ7割くらいしか終わっていないのに、年度末だからと引っこ抜いてしまうようなものです。
ましてや、これが、小学校6年の3学期となれば大変です。「小学校はこれで良いのかも知れないが、このまま中学校に上がってしまうと、中学校に行ってもずっと不登校のままじゃないか」と不安がよぎります。6年の2学期までは、相談室・保健室登校をしながら少しずつ入れるときに教室に入って行くという感じでうまく見守っていてもらっていた子どもも、3学期になると、「中学校に向けて、頑張ってクラスに入るようにしましょう」と、いきなり『頑張れコール!』が始まります。「小学校の最後はきちっと登校習慣をつけた方が、中学校に行けるようになります」って。
でも、これは多くは大間違い。『せっかく、ここまで元気になったんだから、これ以上の無理は辞めましょう』と話をします。せっかく貯めたエネルギーは、中学校に取って置きましょう。
中学校に入れば、新しいことがたくさん、ただでさえ多くのエネルギーを必要とします。せっかく貯まってきたエネルギーを小学校6年の3学期に無理に頑張りすぎたために使い果たし、結局、中学校入学の時にはエネルギーが無くなってしまっていました・・・なんてことの無いように。
不登校の子どもにとって、6年の3学期こそ、中学校入学に向けて、じっくりとエネルギーを貯める時期なのです。
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