中国で自殺者が毎年25万人前後に達し、若者の精神疾患も増加傾向にあることが分かった・・という記事ですが、
格差拡大でストレス増大…中国の自殺者、年間25万人
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070227/chn070227001.htm (読売新聞)
これについて、改革・開放政策によってもたらされた(1)失業(2)貧富の格差(3)官僚の腐敗現象-などに国民が大きな喪失感を感じていると分析しています。
経済問題による自殺の増加は日本でも大きな問題です。わが国における自殺者数の増加の大きな誘因となっているのは、中高年の自殺です。原因・動機別に見ると、倒産、負債、生活苦などの「経済・生活問題」が、20歳代から50歳代までの第一位になっています。
経済的なものが問題だと言われると、中には、「裸一貫、ゼロからやり直す気でやればいいのに」と思われる人もおられるかも知れません。
しかし、今、問題となっている経済問題は、すでに多くの借金や負債を抱え、「もうどうしようもない、このままいくら頑張っても返すだけのあてが無い、ゼロに戻ってくれれば頑張れるが、ゼロになる見込みも無い」と言うものです。やがて、このまま生活をしていても何も変わらない、ずっとこのまま苦しい状態が続くのではと言う「閉塞感」が、人を自殺へと導いていくのかも知れません。
こういった状況の時こそ、冷静な判断が求められるのですが、大半の人は、うつ病あるいはうつ状態になりその判断力すら低下してしまっているのです。
もっとも、自殺予防の問題は、うつ予防と平行して、これらの問題への国レベルでの介入が不可欠になっています。
「そんな時は、一層のこと、自己破産してしまえばいいんだ」との意見も多いかと思いますが、中には、自己破産をして、すべてを整理してから自殺をされた方も。なかなか、自殺予防は難しい問題ですね。
20歳を過ぎた学生時代に統合失調症と診断され、国民年金に任意加入していなかったために障害基礎年金を支給されないのは違憲だと、判断が下されました・・という記事ですが。
学生無年金障害者訴訟:2審も原告勝訴 国の控訴棄却、高裁で2例目--岩手(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/archive/news/2007/02/26/20070226dde041040021000c.html
精神障害者が地域で生活をしていく中で、経済保障は重要な問題であり、障害年金の受給ができるのか、できないのかは大きな問題です。しかし、障害者全てが年金を受給できるのではなく、受給できるためには、
①一定以上の障害の重さのあること、
②障害の発症が20歳以前、もしくは発症の時、何らかの年金に加入していた
・・ということが要件となります。もちろん、申請しないともらえません。しかし、精神疾患の発症日は、ケガや事故の様に明確に特定できないことが多く、そのため、その病気で初めて病院を受診した日=初診日が、発症日として扱われます。しかし、精神疾患が悪化したからと言って、すぐに病院を受診するとは限りません。統合失調症やうつ病の状態がひどくて、受診までに数か月かかってしまうと言うことがあります。
そのため、仮に、20歳以前に精神疾患になっていたとしても、初診日が20歳以降で、かつ国民年金などに加入していない場合、年金の受給資格がありません。この無年金者の問題は、以前からの課題で、他にも同様の裁判が行われてきています。
今回の裁判は、少なくとも20歳以前もしくは年金に加入している期間に病気になったと考えられるのに、その時点では病院を受診できず、数か月経ってからようやく病院を受診、この時、年金に加入していなかったがために、障害年金を受給資格が得られないのはおかしいと訴えたものです。
ちなみに、この初診日は、必ずしも精神科医療機関の初診日ではなくても良く、20歳以前に不眠やイライラで近くの開業医を受診した(これを初診日と判断)と言うことがカルテ上に記載されており、それが統合失調症などの精神疾患の初期症状であったと言うことが認められれば、受給要件を満たすことになります。
なお、裁判には勝訴したものの、亡くなられたとか?もう少し早く、こういった問題が解決できていれば良かったのにと思いますね。
↓↓↓
障害無年金訴訟の原告男性、勝訴前に自殺か…川で水死
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070227-00000301-yom-soci (読売新聞)
ADHDの子どもで目立つ症状の一つに、忘れ物の多さがあります。そこで、お母さんに、聞いてみます。
『学校に、忘れ物をしていくことはありませんか』
「いや、特に、忘れ物が多いとは思わないですね」
(へぇ~~、あまり、ADHDっぽくないのかな?)
・・・・・・なんて、信じては行けません。
最近は子どもの数が少ないし、学校の準備は必ずしも本人がしているとは限りません。本人にさせてもグズグズしていると、両親あるいは祖父母の方が、そそくさと、学校の時間割の準備から、ハンカチ、ティッシュの準備、お箸の準備などをすましてくれていることもあります。
ましてや、ADHDの子どもの中には、登校時間が迫っているのに、
ボーーーーーーーゥゥゥゥゥゥゥウーーーーーーーーーーーーーーーーーー
と、したままの子もいて、家族が焦って、服の着せ替えから学校の準備まで全てやってしまっている可能性があります。
だから、子どもの忘れ物を尋ねる場合は、学校への忘れ物ではなく、学校から自宅へ配布物や持ち物をキチッと持って帰っているかどうかを聞かないと行けません。こちらの方は、本人の因子の方が大きく働いています。
お箸を持っていくもののずっと机の中にしまったままにしている。お箸をせっかく持って帰ってきたのに、ランドセルから出さずにまた学校に持っていく。ハンカチやティッシュのストックが机の中にたまっている。
ランドセルの中の教科書やノートの下に、クチャクチャになった無惨な配布プリントがある。講演会のお知らせ、日程を見ると先月終わっている。給食費の支払いのプリントが入っている。提出期限が既に過ぎていて、知らないうちに給食費未払いの「とんでも親」になっている。でも、本人は、意図的でも無ければ、悪気もない。・・・となれば、ADHDを疑う要素の一つになります。
まぁ、たまにプリントを自主的に出すこともありますが、それは数か月ぶりの100点満点用紙、たまには本人を褒めるお母さんですが、ランドセルの奥底に、36点の国語と、28点の算数が眠っているのに、まだ気づいていません。・・・・・こわっ!!!
「片づけられない女たち」という本を読んで、「私も片づけができないので、ADHDなのでしょうか」とたずねられる方がいますが、片づけが苦手と言うだけで、ADHDの診断をするわけにはいきません。
子どもの頃の状況を参考にしながら、今の状態をあわせて、ADHDかどうかの診断を考えて行きます。ましてや、ADHDと診断をして欲しいなら(?)、熱しやすく醒めやすいADHD独特の、『熱』の部分を是非、見せて欲しいですね。
ところで、ADHDの大人の人に、「片づけができるようになるには、どうしたら良いでしょうか」と聞かれることがあるのですが、
『それは、諦めましょう』
片づけがうまくできたら、ADHDじゃ、無くなってしまいますからね。
それでも、片づけをしたい人のために・・
ADHDの人は、押し入れの中に、『ミラクルボックス』 を持っている人が少なからずいます。
そこには、使えるものは入っていない、けれども、もったいなくて、捨てるものも入っていない、不思議な『ミラクルボックス』です。あけては行けません、それはパンドラの箱です。
ADHDの大人の人が、片づけがうまくなる一番目の秘訣は、衝動的にいらないものを買わないことです。まかり間違っても、「片づけが上手になる」なんて本は買わないことです。本屋で読んでも、家では読みません。買って帰ってみたら、同じ本を以前買っていて、サラの状態のまま残っているかも知れません。
片づけをするために、100円ショップに行って、整理箱ばかり買っても行けません。何も入っていない整理箱が山の様になったり、仮に整理箱にものをしまったとしても、それは新たな『ミラクルボックス』を増やしているに過ぎません。
じゃあ、どうするか、いらないものは捨てましょう。でも、自分では捨てられません。考えながら、整理を始めると、2度と見ないような思い出の品にふけってしまうかも知れません。「消耗品しか買わない」という人もいます。
5年以上開いていない箱は、パンドラの箱です。知らない間に、勝手に捨ててもらいましょう。捨てられた時は腹が立つかも知れませんが、3日もすれば、その事も忘れるでしょう。
愛知県の県立児童自立支援施設で、窃盗容疑で逮捕された入所者の少年2人が、逮捕直前に警察署へ任意同行される姿を、他の入所者に見せていた・・と言う記事ですが、
児童自立支援施設:入所者の任意同行見せる 愛知(毎日新聞)
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070223k0000e040076000c.html
「児童自立支援施設」は、触法行為やその恐れのある児童に、必要な指導を行なって自立を支援する児童福祉施設で、以前は「教護院」と呼ばれていたものです。
昨今、児童自立支援施設も、これまでとは違ってなかなか関わり方が難しい児童が増えてきているのではと思います。愛着障害など様々な問題を持つ被虐待児に、厳しい二次障害を持っているアスペルガー症候群などの発達障害。これまでのような、「愛情を持って」だけではなかなかうまく行かない、かといって、思いつきでの対応では全くもって現場は大混乱です。
ところで、今回の事件、とっても寂しい状況ですね。職員が任意同行される様子を他の入所者に見せることを園長に提案したとのこと。きっと、職員の中には、そんなことは絶対にしては行けないと思った人もいたんだと思います。しかし、園長がそれを承認した、つまり、そんなことを提案する職員の方が強い発言権を持っていたと言うことです。
任意同行される様子を見せて、何か変わるとでも思ったんでしょうか、それも、その場の思いつきで。きっと、それを提案した職員は、日頃から入所者への強い陰性感情や怒りを抱いていたんでしょうね、この一連の行動は、提案した、あるいはそれに賛同した職員に、一時的に「どんなもんだい」と言いたくなるような満足感・優越感を与えただけのものなのでしょう。
県立の施設ですね。施設の管理者の方は、どれだけ、こういった子どもや施設への思い入れがあるのかと疑いたいくなります。本当に、「これでいいの」と疑問に思った職員こそ、今後のこういった施設をになってくれる人だと思います。そして、そういった職員をキチッと育てるのが管理職の仕事だと思うのですが、逆に、こういった職員の中に、強い挫折感やモチベーションの低下を生み出したのかも知れません。
まさか、園長は、色々な県内の部署を回って、好きなことを言って、最後は施設長の肩書きで、県職員を円満定年退職、か・・・って皮肉の一つも言って見たくなります。(まぁ、他県の実情だし、マスコミの情報だけなので、真実も分かりませんが、県は検討委員会で、施設の運営や指導方針の見直しをしているという当たり、問題意識を感じてはいるんでしょうけれどもね)
ただ、今後の施設運営には、被虐待児や発達障害に関してのキチッとした見立てや介入が今後は必要になってくるのかと思います。本当は、児童精神科などの仕事なのかも知れませんが、人手不足ですね。
(あっ、私、別に、児童精神科医ではありません・・・普通の(?)精神科医です)
自殺予防対策の流れの中で、地域の高齢者の方の面接を時々します。昨日も、ちょっと、お出かけで・・
『おばあちゃん、最近、調子はどう?』
「昨日、畑で足首をひねったみたいで、ちょっと痛みますわ」
『一度、整形外科の先生に診てもらおうか?』
「ダメです、ダメです。そんな所に行ったら、レントゲン写真撮られますわ。年金暮らしの中で、税金も払って、今月は、葬式が重なって香典も出したりで、また貯金を食いつぶしです。レントゲン写真なんて撮られたら、○○円でしょ(よく知っている)、 今月は無理です」
・・・・自殺予防対策で、うつ症状が出たら、早めに治療を受けましょうなんて言っていますが、高齢者も医療費がいるようになってくると、ますます病院に行かなくなりそう。うつ症状に気づいても、お金がない。高齢者自己負担増額→自殺増加って充分にありそう。
『おばあちゃん、最近、調子どう?』
「まぁ、畑に行ったり、近所でお茶飲んだりしてますわ」
『温泉旅行とかは、行かないの?』
「老齢年金って言っても、私らは国民年金なので、安いですわ。共済年金の人みたいにたくさんもらってませんから、なかなか、つき合いもできません」
・・・・高齢者のつき合いの中にも、年金格差?
ある時、ある内科の開業医さんから、「産業医を引き受けている会社で、今朝、社員の一人が社内で縊首したのだが、職員のメンタルヘルスをどのようにしたら良いだろうか」と相談を受けました。
まぁ、内科の先生方にはお世話になっていますので、こちらも協力できるところは・・・と、「お葬式が終わった次の日にでも、会社の事務所をのぞいて見ますわ」とお答えしました。
数日後、何とか仕事のやりくりをつけて事務所におじゃましました。私の方の心づもりは、ちょっと社長さんに様子を聞いて、調子の悪そうな人がいたら面接でもしてみようかと思っていたのですが、
じゃ・・・と社員さんを一人見始めると、次々と面接が始まり、結局は、30人近い全社員と面接し、最後の社員さんなどは、「先週、入社したばかりで、亡くなった人とは一度も会っていません」という感じでした。
全体的に、安定はしていましたが、数人は、食欲不振や睡眠障害を認めていました。経験的には、当初は、この2つが出てきて、食欲の方が先に改善し、睡眠障害、特に熟眠障害や入眠障害などは、数週間続きます。後は、不安感や不定愁訴、疲れやすさなど個人差はありますが、見られます。もっとも、これらは正常な範囲の反応です。重症度は、この時は、次の3点が関与していました。
①(自殺した)本人との心理的距離・・・もちろん、親しい人ほど、ショックは大きいものです。本人だけではなく、本人の家族との心理的距離も関与します。
②自殺時点との時間的距離・・・自殺した時から見て、より近いときにあった人ほど、「そういえば、あの時様子がおかしかった、何故声をかけなかったんだろう」「どうして、気づけなかったんだろう」と言う罪悪感が残っています。
③自殺現場との物理的距離・・・直接、自殺現場を目的した人、目的はしていないが救急車で運ばれるのを見た人、隣の建物で救急車の音だけを聞いた人など様々ですが、より現場に近い人の方が重症度が高まります。
緊急的に介入の必要性を感じる人はいなかったので、後で、社長さんに簡単なリーフレットを作って渡し、産業医さんに報告して、後はお任せしました。
・・・いずれにしろ、自殺後の対応も重要ですが、本来はここに至るまでに予防ができればよかったのですが・・。
わが国における自殺者数は、平成10年から8年連続で年間3万人を超えています。そろそろ何とかしないと行けないと考えた厚生労働省、昨年6月、自殺対策基本法を施行したものの、具体的な自殺予防対策が充分にとれないのが現実です。
ということで、私も、とある町の自殺予防活動に、一昨年から時々、応援に行っています。と言っても、まぁ、面接や訪問、それに講演、研修と言った感じです。自殺予防活動の中心になっているのは、うつ予防対策です。
・・・なんていうと、「自殺する人が、みんながみんな、うつ病になっているわけでもなく、うつ予防対策=自殺予防対策にはならないでしょ!」と考えられる方も少なくないと思います。もちろん、そんなことは、中心になってやっているみんなも充分承知の上、でも、なぜ、うつ予防対策なの?うつ予防対策をしていくと何が違うの?なんて当たりも含めて書いてみたいと思います。
ところで、時々、自殺対策の関係で、マスコミの取材を受けることがあります。まぁ、積極的には受けたくはありませんが、あえて断る理由も無いと言うことでそれなりの説明をさせては頂くのですが・・・。
あるとき、某テレビ局の若い方(ちょっと、力みすぎ?)、最初からスゴイ勢いで突っかかって来ました。
「自殺予防対策について、どのように考えているんですか!」
『まぁ、自殺予防対策って言っても、3年、5年とじっくりとかけてやらないと中身ができないからね』
「そんな流ちょうな事を言ってる場合じゃないでしょ、年間3万人も死んでいるんですよ、その問題をどう考えているんですか」
『自殺の原因も複雑だし、うつ予防対策そのものが、すべての自殺予防には決してつながらないけれども、まずここからじっくり入っていこうかと思っているんだけれども』
「すべての自殺予防対策につながらなければ、うつ予防対策なんて、意味が無いじゃ無いですか?そんなことで、いいんですか!」
『おい、おい、・・・人の話を聞けや・・・』
・・・さすがに、人の話も聞かずに、批判ばかりしてくるので、こちらも15分ほどかけて、なぜ、うつ予防対策から始めているのか、自殺の事例が個々によってどれだけ背景が違うのかを具体的に説明して、最後に、
『あなたみたいな話し方では、現場の人は誰一人相手にしないよ』
と言うと、急に元気がなくなって、帰って行ってしまいました。
それから、1週間後、あの元気な(?)テレビ局の若者は、どうしたものかと行政の自殺予防の担当者に聞いてみたら、
「あぁ、彼なら、この前、メタボリック症候群の取材に来てました。自殺は、ちょっと難しそうだから、対象を変えたみたいですよ・・・」
・・って、『早っ!!!!!!』の一言でした。
ADHDかどうか、多動性の有無を見るのに、一番分かりやすいのは、小学校の参観日に、後ろの方で見る子ども(特に机上)の動きですね。
まず授業が始まります→なかなか、隣の子と話をして静かにならない。
教科書を出す→机の辺と平行ではなく、斜め置き。
ノートを出す→これも斜め置き、かつ、わざわざ教科書はずらさないので、一部は教科書の上。
字を書く準備→下敷きを使わない、もしくは使っても最初だけ。
黒板の字を写す→字が大きすぎて汚い、枠からはみ出す。
消しゴムで消す→キチッと消さない、もしくは乱暴に消して紙が破れる。
字を書き終わる→いちいち、鉛筆も消しゴムも筆箱にしまわない。
ノートをめくる→鉛筆や消しゴムは、ノートの間に挟まれたまま、もう、下敷きは無し。
字を書く→新しく、筆箱から鉛筆を取り出す。
消しゴムで消す→と思ったら、消しゴムがどこに行ったか分からない。さがすために、教科書やノートをバサバサと持ち上げる。消しゴム発見、もしくは消しゴムはノートの間から落ちて机の下へ。
消しゴムを拾いに行く→態度が大げさ。
こんな事をしている間に黒板の字が消されている→一瞬、驚き、すぐに隣の子のノートをのぞき込む。嫌がられる。
再度、消しゴムをさがす→今度は見つからないので、いきなり隣の子の消しゴムを借りる(少なくとも本人はそのつもり、でも、返すのを忘れる)。
先生が問題を出す→ハイハイと元気よく手を挙げる。
先生が本人を当てる→ところが、本人はなぜ手を挙げたのか分からないので、笑ってごまかす。
先生の話が長い→だんだん身体が前にずれてくる。
足をブラブラさせる→靴は半分脱いで、靴の後ろを踏んでいる。
授業が終わる→この時の動きは素早い。この時点で、筆箱の中には鉛筆の姿はなく、机のあちこちから鉛筆と消しゴムを回収。教科書のノートを重ね(ノートはページをめくったまま重ねられる)、引き出しの中へ。
・・・・ま、こんな感じでしょうか。
→→ADHDの話題を書きながら、ちょっと別の話題にもボチボチ触れて見ようかと・・・・
神戸市内の知的障害者の作業所が、最低賃金法に違反しているなどとして、神戸東労働基準監督署は近く改善指導を行う方針を固めた・・と言う記事ですが、
時給わずか100円台、障害者施設を改善指導へ…神戸東労基署(読売新聞) http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_07021913.cfm
時給わずか100円台と書いていますが、ほとんどの作業所の工賃は残念ながらこの程度です。例えば、ある作業所の作業生の収入は、月6,000円。全然、作業所の事を知らず普通の職場だと思っている人たちが作業所の見学に来られたとき、この話をしても皆さん、聞き流される人が少なくありません。なぜかというと、1日6,000円だと解釈しちゃうんです。『1日ではなく、1月の額です』と言って、初めて「へぇーーー」っと、驚いて頂けます。
ただ、今回の問題は、時給が安いという問題ではなく、作業収入が、職員の人件費に使われていたという問題です。基本的に、職員の人件費は補助金などからまかない、作業生による作業収入は材料費や光熱費を除き全額工賃として支払うのが原則です。
作業所の運営がいずれも厳しい一方で、大阪・八尾の歩道橋から3歳児を投げ落とす事件のように非常に対応の困難な事例も作業所に委ねられるなど、作業所への支援の不十分さは否めませんが、やはり、作業収入は、きちっと作業生へ還元しないのはマズイですよね。労働基準監督署が介入する前に、神戸市が定期監査でチェックできていなかったというのも、問題かと。
→→私も、20年近く作業所(精神障害者)に係わっていますが、確かに作業所は多くの社会的役割を担ってきたにもかかわらず、制度上の不備も多々あります。この上に、障害者自立支援法の中で、これから作業所がどのような役割・方向性を持っていくか、ここ2年ほどの大きな課題ですね。
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