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「私たち、発達障害と生きてます」 好評発売中です♪ 発達障害をもつ当事者たちの貴重な体験談が満載!
私も読ませていただきました。
当事者のみなさんはきっと頷き,共感しながら読めて,たくさん勇気をもらえると思います。
支援者のみなさんにとっては,日々の支援活動に役立つ豊富な「活きたヒント」が見つかる1冊です。
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児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。
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高機能広汎性発達障害をもつ患者さんから聞かれる
4つのキーワードの話の続き。
「学校や職場でのいじめが外傷体験」
このテーマは本当によく出てきます。
そして,とても難しいテーマでもあります。
特に学校のこととなると,受診してくださった現在から考えてもう何年も前のできごとということになります。
どれだけ前のできごとであろうと,患者さんがいじめによって苦痛を受けていたことは事実。
客観的にどんなことが行われていたかはもう確かめようがないかもしれないけれど,患者さんが苦しんでおられたことには間違いないわけで。
なんにせよ,いじめを肯定する理由は何ひとつとしてありません。
たとえ,自閉症スペクトラムの特性によって当時の患者さんがまわりのこどもたちとうまくコミュニケーションがとれなかったり誤解を受けやすかったりしたということがあったとしても,それがいじめる理由になってはならない,と私は思います。
だから,患者さんは絶対に悪くない。
だけど,いじめる側にもひょっとしたら事情はあったのかもしれません。
いじめられていた患者さんの特性によることではなくて,いじめる側の要素…いじめていたこども自身が自尊心の低い状態だったとか,なにかストレスを抱えていてはけ口が必要だったとか。
でも,私の目の前の患者さんにとって,今そんなことは関係ないことかもしれません。
どんな事情があれ,他人が不快になったり苦痛を感じたりするようなことをしてはならないと思いますから。
じゃあ,過去に自分をいじめていたこどもたちが謝罪してくれたら問題は解決するのか,というとそれもまた違う気がします。
今さらどう謝られたって,いじめによる苦痛を受けた過去が消えるわけではないし。
同じ理由で,復讐として今から過去のいじめ加害者に報復しても仕方がないとも思うのです。
復讐したいくらい今も憎んでいる,ということもままありますが,お気持ちはとてもよくわかるけれどそれでは何も解決しないと私は思っています。
それに,報復してしまったことにご本人が罪悪感を感じたり,報復せずにいられなかった自分のことを嫌いになってしまったりするかも…という部分も心配です。
とにかく,
過去は変えられないのです。
こどばで説明するのはとても難しいのですが,少しでもはやく少しでも楽に「苦痛を超えて今に至った現在の自分」のところへ照準を合わせられるようにお手伝いさせていただきたいし,そしてそこから一歩一歩前に進んでいくためにはどうすればいいかを一緒に考えさせていただきたたいな…と思っています。。
診察室へ来ていただいてお会いすることのできた「私」の立場からの思いを,おひとりずつに丁寧にお伝えしていきたいな。