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2009.05.31 23:59 |  診療  |  仕事 / 職場  |  趣味  |  NINA  | 推薦数 : 1

イベント,迫る。

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「私たち、発達障害と生きてます」
好評発売中です♪ 発達障害をもつ当事者たちの貴重な体験談が満載!
私も読ませていただきました。
当事者のみなさんはきっと頷き,共感しながら読めて,たくさん勇気をもらえると思います。
支援者のみなさんにとっては,日々の支援活動に役立つ豊富な「活きたヒント」が見つかる1冊です。

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過去記事をテーマ別に振り分けて読みやすくまとめてありますので,
(ようやく5月2日分までの記事をリンクしました!)
最近こちらに来ていただいた方も過去記事はサイトの方から読み返していただくと便利です♪

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今日は,あるイベントの打ち合わせに参加してきました。

私にとっては,これまで経験したことのないような大きなイベントで,しかもこれまで経験したことのないような役割をいただくことになって。


今さらながら,かなり不安になってきました。

ちゃんと与えられた役割が果たせるかしらん…。


でも,今さら引き返すことはできません。

自分にできる精いっぱいのことを,誠心誠意やるしかないですね。


これからできることといえば,当日までに十分心の準備をしておくことと,体調を整えていくことくらいでしょうか。


考えようによってはお祭りごとでもあるこのイベント。
とりあえずできる限りの準備をしておいて,当日は私自身も楽しめるように,そして参加してくださるみなさんに何かのかたちでお役に立てるようにがんばってみようと思います!

なかのひと

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2009.05.30 23:59 |  診療  |  仕事 / 職場  |  生活 / くらし  |  NINA  | 推薦数 : 3

結局は自尊心,ですよね?

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先日,ある高校の先生から教員研修での講演依頼をいただきました。

じつはそちらの学校へ伺うのは2回目。
前回と同じ先生が窓口となってくださっています。

そういうのって,つながっている感じがあってとても心強いこと。


さて,今回はどんなテーマでいきましょうか? とお尋ねしたところ,こんなお返事が…。


「基本的には,先生が現場の私たちに精神医学に関して知っておいてほしいと思っていらっしゃることを話していただければいいと考えているんですが,ただ…」


…ただ?


「教育に携わる私たちがお願いするのも変な話かもしれないですが,最近“自尊心”の低いこどもたちが増えているように感じているので,そのあたりへどう関わればよいかということを話していただけたら,と…」


なるほど,自尊心…。

とっても嬉しいご注文です。


どんな精神医学的診断がつく患者さんであっても,そして精神医学的診断がつかないこどもたちであっても,自尊心こそが自分を支えてくれるいちばん大切なものだと私は思っているので。

うまくいかないことがあったりつらいことがあったりしたとき,程度の差はあれ誰でも自分の根っこの部分が揺さぶられるもの。
プライドが傷ついたり,気分が落ち込んだり,将来に不安を覚えたり。

それはごくあたりまえのこと。

でも,そのグラグラした状態からまたスクッとまっすぐ立ち上がる力を与えてくれるのは,自尊心だと思うのです。


今,自分はグラついてる。大切なことを見失いそう。ちゃんと立ち直れるかな。

でも,きっと大丈夫。だって,あのときにもうまくトラブルを乗り切ったし,あのときには支えてくれる家族や仲間もいたし,あんなことがあってもちゃんと元気になれたし,あのときなんてとってもうまくいってみんなにも評価してもらったし…。

きっと自分の力で解決できる。
きっとまたみんなも支えてくれる。
きっと元の自分を取り戻せる。
きっと自分ならまたうまくやれる。

そんな,自己効力感とか自己肯定感とか呼べるような感覚や,連帯感や信頼感といった「味方がいる」という感覚が,本来の自分の力を取り戻させてくれる。


こうして書いてみるとイメージしやすいけれど,自尊心というものは過去のうまくいった体験に基づいて身についていくものなんですよね。


じゃあ,どうすれば「うまくいった体験」をひとりひとりのこどもたちに積み上げていってもらえるのか。

どうすれば,今まで「うまくいった体験」をしていない(と少なくとも本人が思っている)こどもたちをサポートできるのか。


そんな話をさせていただけたらいいのかな,なんて考えています。


実際にお伺いするのはまだまだ先の話ですが,いろいろとイメージを膨らましてみたいと思います。

なかのひと

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2009.05.29 23:37 |  診療  |  生活 / くらし  |  映画 / 音楽 / 読書  |  NINA  | 推薦数 : 1

1Q84とツレうつと。

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昨日書いたとおり,今日早速村上春樹さんの新刊を買いに行きました!

そして,読み始めようと本の表紙に触れた瞬間…,



やっぱり私は村上さんにしてやられてたのね? と気付いたわけです。

いや,私の注意力の問題も大きいのですけど,…新刊実物の表紙をまじまじと見るまで,自分の勘違いにまったく気付かなかったですね(恥)。


…そもそも,村上さんご自身はこういう勘違いを誘うことを狙っていらっしゃったのかどうなのか。

それともただの私の職業病なのか。


さて,あたまをまっさらな状態に戻して,読み進めたいと思います!



それはさておき,今日からNHKの新ドラマ「ツレがうつになりまして。」が始まりました。

細川貂々さんの原作が大好きで,病院のなかまと回し読みしたり(あ,みんなでちゃんと買わなきゃ,って?),患者さんのご家族にもお勧めしたりしていたので,ドラマ化すると知ってとても嬉しくて。
うつ病になってしまったツレさんと貂々さんの飾らないリアルな闘病生活の様子がガンガン伝わってくるのに,シリアスになりすぎずに読めてしまう,本当に素晴らしいコミック。

ツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)

その後のツレがうつになりまして。 (幻冬舎文庫)


ドラマのほうも先ほど第1話を観終わったばかり。
精神医療をテーマにしたドラマはどうしてもシビアな目で観てしまうので,時々すごくガッカリさせられるのですが(じゃあ観なきゃいいのにと自分でも思うのですけど,やっぱり関心があるんですよね…),原田泰造さんはどこからどう見てもうつ病の患者さんご本人にしか見えないし,藤原紀香さんもいい感じで普段のビューティ&ゴージャスな雰囲気を崩して「うつ病のことをまだよく知らない(でもそれがごく普通の現実の姿ですよね…)妻」を好演していらっしゃるし,観てよかった! という気持ちになりました。次回以降もとっても楽しみ♪

エンドロールに出ていましたが,医事監修に防衛医大教授の野村総一郎先生が携わっておられるよう…さすが,安心して観ていられるはずです。


原作コミックやこのドラマを通して,もっともっとうつ病についての正しい知識や理解が広まって,うつ病に苦しむ患者さんが安心して休養できたり,うつ病にかかり始めたひとが適切なタイミングで医療にアクセスできたりするようになれば嬉しいなぁ,と思います。

なかのひと

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2009.05.28 23:05 |  生活 / くらし  |  趣味  |  映画 / 音楽 / 読書  |  発達障害  |  NINA  | 推薦数 : 1

いよいよ明日は…

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いよいよ明日は,待ちに待った新刊の発売日。


1Q84(1)

1Q84(2)


村上春樹さんの長編小説,「IQ84」。
先入観を持って読んでほしくないという村上さんの意向で,発売前に予告やあらすじが一切公表されていないのだとか…。


10代の頃から村上春樹さんの小説はすべて読んできた私としては,新作が発表されると知った時点で迷わず買うつもりでいましたが,タイトルが「IQ84」とあってはますます読まないわけにはいきません。

境界知能の上限いっぱいだなんて。

もうそれだけで興味津々。


これって,主人公のIQ?

それとも,主人公の大切な人(恋人とか,家族とか)のIQ?

それとも,そもそも私が思っているIQ=知能指数(Intelligence Quotient)の話ではなかったりする?


…村上さんのことだから,きっと読む側の期待をいい意味で裏切ってくれるはず。


発売前の注目度がとても高くて(発売日前に増刷したみたいですね!),予約するとむしろ発売日当日に手に入らないかも…と思ってあえて予約せずに明日を迎えます。

明日は何としても時間を見つけて書店へ駆けつけるつもりです♪

なかのひと

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2009.05.27 23:59 |  診療  |  趣味  |  スポーツ  |  NINA  | 推薦数 : 1

企業秘密ですが…

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企業秘密をバラすようですが,患者さんとの診察のなかで,テレビの話題とスポーツの話題をネタにするのが私は結構好きです。

まだあまり関係ができていない患者さんのプライバシーにずかずかと踏み込まなくても比較的当たり障りのないところで話がしやすい,というのはもちろんだけど,こういう話題から患者さんの日常生活の様子を垣間見ることができるのでとっても便利(笑)。

たとえば番組の内容やスポーツの勝敗を楽しむだけの余裕があるのか,とか,どんな時間帯の番組を誰とどういう環境で観ているのか,といったことがあまり侵襲的にならずに聞けてしまいます。「何時に就寝しますか?」とか「家のなかで誰とどんな話をすることが多いですか?」なんて根掘り葉掘り聞き出さなくても,生活リズムとか家族メンバーとのつきあいかたとかが自然に見えてきやすくて。

そして,おまけですが「医者ってどんなお堅いヤツかと思ったら,あんな深夜番組観てるんだ(苦笑)…」とか「女医だし年齢も離れてると思ったけど,そんなに相撲が好きなのか(嬉)」とか,こちらにぐっと親近感を持っていただくチャンスも転がっています。私が素でテレビ好き&スポーツ好きなので,こういう話題で盛り上がることがまったく苦痛でなくてとてもラッキー♪ 意外な話題が噛み合ったときに患者さんの表情が一瞬パッと明るくなるのを見ると,内心やったね!と思います。


それはさておき,最近ある野球チームの勝敗が患者さんの調子にとても大きく影響しているというケースに立て続けに出会いました。


準ひきこもりのような高校生の患者さんは,ある野球チームが大好き。ここ最近ご家族との関係がちょっと難しくなっているけれど,このチームについて話をするときは家族みんなで自然に盛り上がれているよう。
ただ,負けが続くと患者さんがこのチームの話をしたがらなくなり,どんどん不機嫌になって会話も減るみたいで…。

それから,うつ病の診断で治療中の主婦のかた。やっぱりある野球チームが大好きなのですが,うつ症状のために最近はニュース番組を観るのも億劫なほど。「なんとか世間の情報ぐらい知っておかなくちゃと思ってニュースを観ようとするんですけど,スポーツコーナーであのチームが負けたと聞くと余計に落ち込むから,だんだんテレビ自体を観たくなくなってしまって…」とため息まじりに話されます。


スポーツの勝敗は,患者さん自身や私たち治療者の努力では変化させることができない要因なので,難しいところですね。

でも,たとえば最近調子を上げてきてひとりで気を吐いているバッターとか,先日の試合での外野手の超ファインプレーとか,今年のルーキーの活躍ぶりとか,チームの負けが続くなかでも明るいニュースは日々探せば見つかるもの。

チームの負けというネガティブな部分だけに注目するのではなくて,今のチーム状態のなかでのよいところや明るい兆しにちゃんと目を向けるという作業を患者さんやご家族と一緒にしていくということも,とても治療的に意味があることなのかもしれません。

やがては,患者さんご自身のなかで,不調と言ってもうまくできている部分や元気が保たれている部分に目を向けたり,緊張の続く家族関係のなかでも上手にやりとりのできている部分や患者さんがみせた小さな進歩の芽に気付いたりする,といったことにつながったらいいなぁ…と思ってみたり。


…まぁ,チームが勝って患者さんやご家族と一緒に喜ぶ時間も楽しみたい,というのが本音ですけどね!

なかのひと

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2009.05.26 23:17 |  診療  |  開業 / 病院経営  |  医療制度 / 行政  |  NINA  | 推薦数 : 1

クレーム対応?

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病院にいると,ときどき電話で問い合わせを受けることがあります。

基本的には医師が電話相談を受けることはない体制にはなっているのですが,たまに「薬のことで」とか「症状のことで」といった相談があると,医局のほうへ電話が転送されてくることがあって。

お電話に出てみると,今うちの病院で診療中ではないかたからご相談だったりするわけですが…話をしながら諸々のことが判明するまで行きがかり上そのまましばらくお話を聞かせていただくことになります(笑)。


先日かかってきたお電話は,現在の治療先での診療内容に対するクレーム。


同じクリニックにもう2年近く通っているけれど,ずっと同じ薬が出続けているし,カウンセリングもしてくれない。
そんな治療を続けていていいわけがない。金儲け主義の悪徳医師めっ!
(だいぶんマイルドな表現に変えて書いてみましたが,だいたいこういった主旨のお話。)


ただ…,

現在の薬物療法がある程度奏功していて,問題になるような副作用がみられるわけでもない様子。

何より,ご本人は仕事にもきちんと通えていて,夕方遅い時間にも通える現在のクリニックでの診療に特にご不満はないみたい。



!!!

…そう,電話をくださったのは患者さんご本人ではなく,そのご家族だったのです。


治療内容に明らかな問題があるわけではなさそうなこのケース。
どうしてご家族がそこまで現在の治療に怒りを覚えることになったのか,そのあたりのことはハッキリしなかったのですが,いずれにしても既に成人しているご本人が現在の治療先への疑問や不満を感じていらっしゃらないのであれば,転医はおろかセカンドオピニオン目的の受診すら適応にはならないでしょう。

ご家族にはご不満が残るであろうことを承知で,当たり障りのないことしかお答えできなかった私。


私自身にも何もできなかったという不全感がちょっと残るお電話でしたが,精神医療の抱える難しさや奥深さをちょっと垣間見ることのできた貴重な時間でした。


患者さんも私自身も比較的順調に治療が進んでいると感じていたとしても,ご家族のなかには違う意見をお持ちのかたがいらっしゃるかもしれない。

そんなことにもこれから意識を向けていかないといけないな,と思った一件でした。

なかのひと

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2009.05.25 23:59 |  診療  |  仕事 / 職場  |  こどもの精神科  |  NINA  | 推薦数 : 1

言葉にすること,行動すること。

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今日はblogに書きたいことがたくさんあるような,とても忙しくて充実した1日でした。


改めて少しずつ記事にしていくかもしれませんが,自分が新たにやり始めたことが少しずつ大きく広がってきているのを実感したり,これから新たに始めようとしていることがやっぱり本当に大切なことなんだということが感じられたりするようなできごとがたくさんあって。


患者さんからのニーズがあってこその支援なのはあたりまえのことだけど,自分ひとりでどんな支援でも行えるわけがないので,専門家同士のつながりを築いたり,なかまとの協同作業を上手に進めていったりすることがすごく重要になってくる…,

そんな思いに賛同して一緒に考えたり活動してくれたりするなかまがいてくれる,ということにとても感謝しています。


やっぱり自分の思いは言葉にしないと伝わらないし,行動を起こさないと何も始まらない。

こうして書いてみると否定文になってしまうけど,逆に言えば思いを言葉にすれば誰かに伝わるし,行動を起こせば何かが進展し始めるということ。

言葉にするにしても行動を起こすにしても,鍵を握っているのは自分自身。
自分自身がやろうと思えばいつでも始められること,ですよね。

そして,誰かに思いが伝わったり何かが動き出したりすれば,そこからさらに前進していくエネルギーが得られる…,

そんないいかたちのサイクルができあがってきているのかもしれません。


スピードを緩めないように,でも空回りはしないように…ゆったりといいサイクルを回していきたいな,と思います。

なかのひと

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昨日の話ですが,TBSの新ドラマ「MR.BRAIN」が始まりましたね。

世間のご意見はいろいろに分かれるのかもしれませんが,私は木村拓哉さん主演のドラマがかなり好きです。


比較的新しいところで,「HERO」にしても「CHANGE」にしても,木村さんの演じる主人公のキャラクターのようにバイタリティがあって独自のものの見方をもっていて妥協せずまっすぐ突き進むひと(こういうキャラクターがテレビで拝見する木村さんご自身のイメージともちょっと重なって見えたりして…)がそれぞれの世界でこれまでにない新しい何かを実現してくれる…,

そんな爽快感とか痛快さが得られるから,きっと私は木村さん主演のドラマをちょくちょく観たくなってしまうのだと思います。


それはさておき,「MR.BRAIN」の舞台は科警研(あ,でも事件は現場で起きてますけどね…)で,主人公は科警研に所属する脳科学者,という設定。

第一話のなかでも,「まもなく爆発する時限爆弾に気付いたらまず扁桃体が反応して…」とか「一度見たことのある景色に対して海馬傍回が反応して…」といったそれぞれの脳部位に局在するとされる機能にまで触れるような場面が出てきたりもしたし,ほかにも綾瀬はるかさんがNIRSっぽい帽子を被っているシーンや高嶋政伸さんがfMRIと思われる装置でアリバイを崩されるシーンがあったりして,かなりマニアック(笑)。

このドラマを通じて,まだまだ未知のことがたくさん残されている「脳」やその機能に関心を持ってくれるひとが増えたら,そしていつか実際に脳科学や心理学,精神医学に携わるような人材が増えてくれたらいいなぁ…。
コミカルに,親しみやすいかたちで脳の魅力をたくさん伝えてくれそうなこのドラマにちょっと期待しています♪

そして私自身も,脳のおもしろさを改めて実感しながら,このドラマがもらたしてくれる爽快感もたっぷり味わいたいと思います。

なかのひと

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今日,大型書店を散策(?)していて見つけた本。

思春期の「うつ」がよくわかる本
(健康ライブラリー イラスト版)



国立成育医療センターの笠原麻里先生が監修なさっています…じつは以前一度だけ笠原先生のご講演(ご講義)をお聴きしたことがあって,それ以来大ファンになってしまったので,先生が関わられた本と知って迷わず手に取った次第。

個人的な事情はともかくとして,もちろん中身のほうもとてもわかりやすくまとめられています。
自分がもし思春期のうつというテーマで話をする機会があったらこんなふうに話せたらいいなぁ…と思うことが本当に漏れなく網羅されている感じです。いくらよい本でも自分の普段の臨床スタイルとは何となく重ならない,と思ってしまうようなこともあったりしますが,この本は私にはとてもしっくりくる印象でした。

特に,精神発達を縦糸に,ライフイベントなどを横糸に喩えた「こどもの心は反物のように成長する」という比喩にはとても頷けます。うつの背景にある心のつまずきに発達障害が潜んでいることも…と明記してあるのもいいな,と思いました。

発達障害を主軸にした書籍のなかで二次障害としてのうつ病やうつ状態について触れられていることは多いけれど,うつ病・うつ状態についての本の中で発達障害についてきちんと説明がある本ってあまり見掛けないような気がするのは私だけでしょうか。
(成人のうつ病・うつ状態だってそうだよね,と個人的には思っていますが…。)


まずは自分のあたまの中を整理するためにきちんと目を通して,そして自分が患者さんやご家族に向けてお話しさせていただくときの資料のひとつとしてしっかり役立てていきたいと思います。

なかのひと

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2009.05.22 23:59 |  診療  |  がんばれ,ご家族!  |  がんばれ,先生!  |  NINA  | 推薦数 : 1

またまた,悲しいとき。

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先日,とても悲しいできごとがありました。

以前,担任の先生から診療依頼のあった不登校の高校生がいるのですが,その先生から久しぶり(初診時以来)にご連絡をいただいて,そのこどもさんのことで情報提供したいとおっしゃられたので,ぜひお願いします! ということでお電話でお話しをお聞きしたのですが…,

出る話すべて,その患者さんと親御さんを責めるような言葉ばかりなのです。


その患者さん,4月の進級を境にいろいろと学校のスケジュールなどの新年度の波に乗れなくなったようで欠席が増えていたので私もとても気になっていたのですが,先生がおっしゃるには

「あの子は何でもひとのせいにする傾向が以前からあって,今も登校できない理由を教員や友達のせいにしていろいろ言い訳している」
「まわりを振り回すタイプの子で,『もう通えそうにない』とか『転校するしかない』とか言うけどあれは教員の気を引きたいだけだと思う」
「親御さんも一緒になって,『あのとき学校がこうしてくれていたらよかったのに』と学校を責めてきたりしたことが前にもあった」

などなど…。


こうやって思い返してみても,やっぱりすごく悲しい思いがしてきます。


前にも書いた気がするけれど,私自身は心理療法の教えを受けた師匠から「誰かが悪者に見えるときは,自分の『ものの見方』が間違っていると思え」と教えられてきました。

この患者さんや親御さんが悪者の役割をとっているように見える背景には,それを維持させる要因が関与しているはず。


だからと言って,患者さんや親御さん以外に誰か悪者がいるというわけではなくて,どこがスタート地点かわからない悪循環が生じているということだと私は思うのです。


今から短期間で学校と患者さん・親御さんの関係をうまく修復して退学も留年もせずに登校再開,というかたちに持っていけるとはちょっと考えにくいのですが,このまま恨み合っていがみ合って終わる,ということだけは避けたいな。

これからできること,今からでもやれることにしっかり意識を向けて,できる限りのことに取り組んでみたいと思います。

なかのひと

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