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「私たち、発達障害と生きてます」
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私も読ませていただきました。
当事者のみなさんはきっと頷き,共感しながら読めて,たくさん勇気をもらえると思います。
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このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。
過去記事をテーマ別に振り分けて読みやすくまとめてありますので,
(はやく3月分の記事のリンク作業を行いたいと思います…)
最近こちらに来ていただいた方も過去記事はサイトの方から読み返していただくと便利です♪
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最近,ある患者さんに言われハッとした言葉。
「自分は精神科で治療中で調子が悪いってことをいくらきちんと説明しても,本当に調子が悪くならないと周りはわかってくれないってことですよね…」
うつ状態になって,これまでの仕事から一旦離れたのちに負担の少ない部署へ異動させてもらっての復職となった,成人の患者さん。
真面目に治療を受けてくれたし調子もよくなってきたけれど,就労時間や仕事量などの負荷を減らしたかたちで復帰していただきたいな,と私自身ももちろん思っていたし,職場のほうにもそのことを私からお伝えしていたのですが,復帰して2週間もたたないうちに調子を崩してしまったのでした。
患者さんご自身からそのことを電話で報告してもらったときに,先の言葉が出てきたのです。
しんどくなってしまった過程をいろいろ聞かせていただくうちに,職場での状況が少しずつ見えてきました。そして患者さんのなかでも考えがまとまってきたようで…。
「結局,自分が仕事に戻りたい一心で頑張りすぎてしまったと思う。『もう大丈夫,仕事もちゃんとできるんだ』っていうところを見てほしくて無理して頑張って。でもそのせいで,いくら治療中であることを説明しても自分がまだしんどいんだということがわかってもらえなくなってしまったのかも」
どうやら,復職直後から頑張ってしまったせいで,当初予想していたよりもたくさんの仕事を与えられることになってしまったよう。
このあたり,難しいところだな…としみじみ思いました。
復職するからには,安心して信頼して仕事を任せてもらいたい。
でも,任されすぎると余裕がなくなって,自分がしんどくなってしまう。
復職にあたって診断書を作る立場としても,とても悩むところなんですよね。
「よーし,そんな状態なら戻っておいで」と上司の方に言っていただけるような内容にしたい。
でも,あまりに「大丈夫,大丈夫」って書いてしまうと,負荷が大きくなって患者さんが苦しむことになってしまう。
職場に対する主治医の意見としては「このくらいなら任せて大丈夫,でもこれを過ぎることは当面避けていただきたい」っていう,もっと具体的な伝え方が必要になってくるのかもしれません。
こんな言い方をしてよいかどうかわからないけれど,この患者さんの場合,早めに調子が崩れてむしろよかったのかもしれません。
比較的早い時期に,どんなときにしんどくなって,しんどくなるとどういう状態になるのかを職場のひとたちに見てもらえたことは,少なくともある意味ではよかったと思うのです。
幸い,このたびはそれほど大崩れせずに済んだよう。
この機会に私からも職場に改めて具体的な配慮をお願いし直して,患者さんによってより働きやすい環境を整えてもらえるようお手伝いさせていただこうと思います。
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