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「私たち、発達障害と生きてます」 好評発売中です♪ 発達障害をもつ当事者たちの貴重な体験談が満載!
私も読ませていただきました。
当事者のみなさんはきっと頷き,共感しながら読めて,たくさん勇気をもらえると思います。
支援者のみなさんにとっては,日々の支援活動に役立つ豊富な「活きたヒント」が見つかる1冊です。
このblogと連動するサイト
児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。
過去記事をテーマ別に振り分けて読みやすくまとめてありますので,
(はやく3月前半分の記事のリンク作業を行いたいと思います…)
最近こちらに来ていただいた方も過去記事はサイトの方から読み返していただくと便利です♪

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じつはこの度,とても難しいケースを担当させていただくことになりました。
何が難しいって,春休みに他県から帰省中の学生さんに,初診から発達障害の告知までを行ってたうえで無事に下宿先へお帰りいただく,という指命。
与えられた期間はたったの2週間。
2週間のうちに治療関係を構築しながら本人から現在の状況を,そして親御さんから生育歴などの情報をお聞きして,心理検査によるアセスメントも心理士さんに実施してもらって,本人と親御さんに診断告知を行う…もちろん検査の結果わかることや具体的な対処法も含めてお伝えする…そこまでで全診察過程が終了! となるわけですが,これまでそんなタイトなスケジュールで発達障害診断告知を行ったことは一度もありません。
今回のように初診と診断告知の2回しか会えないとわかっていて,それを確実によい形で終わらせなくてはならないというのはものすごいプレッシャー。
もちろん普段から1回1回の診察を大切にするように心掛けているし,特に
初診の大切さはとても意識しているけれど,
2回目以降診療を続けていくなかでようやく良好な治療関係を築けることだってあるわけで,挽回の余地が残されていない真剣勝負と思うとやはりとても緊張感を伴います。
とても通常の診療スケジュールのなかでは診させていただくのは難しいと判断して,本来の外来枠とは違う時間をセッティングしました。
心理士さんも大急ぎで検査結果を出してくださったので(やはり発達障害の存在が強く疑われる結果でした),あとはその結果をこれまでお聞きした本人の状況などと絡めながらどのようにご説明して,必要で有効だと思われる対処法をどのように受け容れていただくか,そのあたりを練る作業が必要。診断名として伝えるか,それとも特性の部分だけをお伝えするか,といったことも決めておかなくてはいけません。
そして,他県へ戻られたら私からのアフターフォローはほとんどできない状態になると予測されるので,他県でアフターケアをしていただけそうな場所も確保しておきたい…。
少しでも元気になって,少しでも自己肯定感を持って,そして将来に少しでも希望を持った状態で下宿先へお帰りいただくために。
できる限りのことを準備して,最後の診療のときを迎えたいと思います。