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私も読ませていただきました。
当事者のみなさんはきっと頷き,共感しながら読めて,たくさん勇気をもらえると思います。
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先日私の診察室に来てくださったアスペルガー症候群をもつ患者さんが,「TVは面白くないので観ません,だってWBCで日本が負けた翌日はどこのチャンネルもそれしか言わないし」とおっしゃっていました。うーむ…たしかにそのとおりかも。
でも,私はWBCが結構好きなので,試合中継はさすがに無理だけどスポーツニュースあたりはちょこちょこチェックしています。
2次ラウンド1組の一位通過を決めた韓国戦も,その前日にあったキューバとの敗者復活戦も,ニュースのスポーツコーナーで試合のダイジェストや街の声などを知ったわけですが,とても印象に残ったことがありました。
まず,対キューバ戦。
キューバチームを応援していたキューバ人のひとたちは,日本チームに負けたにもかかわらず日本チームを祝福してくれるようなコメントをするのです。
悔しさを露わにしたり,来年のリベンジを誓ったりするような,そんなアグレッシブなコメントは(少なくとも取材に答えてくれたキューバ人たちからは)聞かれなくて,日本チームを褒め称えたり,日本の勝利を祝福してくれるようなことばがとても多かったのです。
そして今日の日韓戦のスタンドには、日本チームを応援してくれているキューバ人らしき観客たちの姿が!
キューバの分もがんばってほしい,ということなのでしょうか。
そのあたりの事情はちょっとよくわからなかったのですが,とにかくキューバのひとたちはキューバチームを倒してしまった日本チームを祝福し,応援してくれているようでした。
もしも日本チームが昨日キューバチームに敗れて逆の立場になっていたとしたら,果たして日本人は(もちろん私も含めてですが)キューバ人のような態度をとることができるだろうか?…
今回のキューバ人たちの言動は「怒らない,妬まない,愚痴を言わない」というまさに
三毒追放に則ったものと言えるかも,なんて思ったりもしたのですが,キューバのひとたちの振る舞いを見ている日本人の私もとても気持ちが楽だったし(日本が勝っちゃってごめんね,という心苦しさをあまり感じずにいられた,と言えばいいのでしょうか…),キューバのひとたちもきっとあまりストレスをためずに済んでいるように思えたのです(悔しがったり日本を恨んだりしてみたところで敗戦という結果は覆らないわけですし,だったら「日本チームってすごいな,ここからはキューバの分も応援するよ」って気持ちを切り替えたほうが無駄なマイナスのエネルギーを燃やさなくて済みそうですよね)。
こんな生き方ができたら,きっと精神も健康に過ごせるだろうな…キューバの精神疾患発症率ってひょっとして世界平均よりも低かったりするのかしら?
野球に対する考え方からくるのか,国民性から来るのか,背景もよくわからないけれど,とにかくキューバのひとたちのことがすごく心に残りました。
キューバの教育や福祉や政治にはどんな特色があるのかな…WBCのおかげで,キューバに興味津々になってしまった私です。