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「私たち、発達障害と生きてます」 好評発売中です♪ 発達障害をもつ当事者たちの貴重な体験談が満載!
私も読ませていただきました。
当事者のみなさんはきっと頷き,共感しながら読めて,たくさん勇気をもらえると思います。
支援者のみなさんにとっては,日々の支援活動に役立つ豊富な「活きたヒント」が見つかる1冊です。
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昨日もちょっと書いたのですが,こどもたちが早い時期から将来の仕事や自立の道を具体的にイメージできるようにおとながサポートすることはとても大事だと思うのです。
以前,サイトの「本棚」のほうでご紹介した
「10歳からの夢をかなえるノート」もそうですが,キャリア教育とかキャリアプランニングとかの重要性を診療のなかで改めて感じさせられることがこの頃多くなっています。
そんななか,とても気になって購入したのがこの本。
フリーターにはゼッタイになるな!!
―高校生が自分で将来設計をする
キャリアプランの本
「10歳からの夢をかなえるノート」が小中学生を主な対象としてその内容も「夢」に重点を置いた本であるのと比較して,「フリーターにはゼッタイなるな!!」というタイトルどおり高校卒業を前により具体的で現実的なキャリアプランを描くための本。
でも,過去の自分を振り返りながら自分の好きだったことや自信をもてた成功体験などを書き出してみるところから始まるのは「10歳からの~」とも共通したところ。
そして,将来のイメージを描くにあたって知っておくべきことや備えておくべきことなどが少しシビアに述べられていて(たとえば「好きだから適性があるとは限らない」とか「コミュニケーション能力が求められている」とか…タイトルにもなった「フリーターになってはいけない」ということばもここで登場します)。
それから,志向性や職業興味,対応力や脳力といったさまざまな角度から現在の自分を見つめてみるという作業があります。
過去・現在・未来の自分についていろいろ考えてみてから,ようやく自分の将来の道を選択するための情報収集や進路選びの具体的なやりかたへと進んでいきます。
正社員として雇用されるひとの割合の変化やフリーターと正社員の生涯賃金の比較といった知ればドキッとするようなデータが簡潔にまとめてあったり,チェックリストや自由記入欄などワークシート形式のページが豊富に作られていたり,限られたページ数のなかで将来に向けてきちんと考えていく素地を形成させてくれる,そんな1冊です。
すでに高校の授業などで取り入れたりしているところもあったりするのかな?
私が診察室でお会いするこどもたちの中には,将来何をしたいと考えているか尋ねてみたら「将来?… うーん,まだわからん」「なりたいものは特にない」といったふうに,まるで他人事のように答える子が少なくありません。それも,別に照れているとか反抗しているとかいうわけではなく,本当に「No idea」といった風情で。なぜだか私がちょっと寂しい気持ちになります。
高校生なら,この本を本人や親御さんと一緒に読みながらいろいろ考えていくこともできそう。
いいかたちで今後の診療にも役立てていきたいな,と思える本です。