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2009.02.01 23:59 |  診療  |  こどもの精神科  |  発達障害  |  NINA  | 推薦数 : 1

どっちが正しいの?

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「私たち、発達障害と生きてます」
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私も読ませていただきました。
当事者のみなさんはきっと頷き,共感しながら読めて,たくさん勇気をもらえると思います。
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このblogと連動するサイト児童精神科医NINAの診察室,少しずつ更新中です。
過去記事をテーマ別に振り分けて読みやすくまとめてありますので,
(といっても,未振り分け記事が2週間分くらいたまってます…すみません!)
最近こちらに来ていただいた方も過去記事はサイトの方から読み返していただくと便利です♪

 にほんブログ村 病気ブログ 医療・医者へ
いつも読んでいただいてありがとうございます。あなたのクリックで応援よろしくお願いします♪

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この頃,児童精神科医としてほんの少しずつ地域で認知していただいてきているように思います。

病院や学校などの機関同士のやりとりだけでなく,私信としてコミュニケーションを取れる医師,心理職,教員などの専門職のかたがたが増えてきているのです。
これはとても嬉しいこと。

特定の対象者についての形式に則ったやりとり(たとえば紹介状とか…)よりも,プライベートでのコミュニケーションのほうがずっと内容が豊富だし深まるし,得られるものも大きいし。


そんななかで,ときどきあるのが

「○○病院のA先生は発達障害についてこういう意見だったけど,私はこんな風に考えてる。NINA先生はどう思う?」

といったディスカッション。


この疑問を投げかけてくださったB先生は,A先生と議論したときにご自分の意見と違っていたことがとても気になり,ご自分のやっていらっしゃったことに不安を覚えたのだそうです。


職種の違いからくることもあるかもしれないけれど,発達障害に対するとらえかたや支援の方法について,専門家同士で意見が分かれることはしばしばあるように思います。

特に,告知をめぐって。

積極的に診断をつけるべきだ,という意見と,告知には慎重になるべきだ,という意見。


困ったことに,私にはどちらの意見もとても納得できてしまうのです。

積極派の先生は診断がつくことで得られるメリット(必要な支援が得られる)を意識してそう主張していらっしゃるし,慎重派の先生は診断がつくことのデメリット(偏見やいじめの対象になる,本人や親御さんへのショック)を意識していらっしゃるし。

診断をつけないままそのこどもさんのためになる支援を行えるのなら診断なんかわざわざつける必要はないと思うし,診断をつけることでこどもさんの今の状態が把握しやすくなって今後の見通しもスムーズに立てやすくなるのならつけたらいいと思うし。

どちらが正しい,どちらが間違っている,という話ではないんですよね。

でも,地域のなかでチームとして支援に携わっていくなら,どこかで足並みを揃えないといけない…。


みんなの同意が得られる支援のマニュアル的なものがあればよいと思ってみる反面,結局こどもさんひとりひとりの状態や個性に合わせた対応が必要なんだよね,とも思ってみたり。

本当に難しい問題です。

またじっくり考えてみたいと思います。


なかのひと

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コメント一覧

お久しぶりです。
いつもブログ拝見しています・・・
と言いたいとこですが、時間のあるときに
来ています^^
先生のブログは
私達障害を持つ親の、励みになりますよ。
応援しています。

息子は2歳4ヶ月で広汎性発達障害と診断されました。

この診断は、かなり早かったと思います。
先生からも「診断名は、変わる可能性があります。
ただ、自閉症のスペクトラムに入る可能性が高いと
思って下さい」と言われたんです。

でもその診断で息子は、障害知識のある園に入園し
今では、驚くほどの成長をしています。

なので診断は早い方が良いと考えます。

でも、先生が言うように難しい部分はかなりありますね。
マニュアルも本当に難しいと思います。
その子その子で、全く違うから・・・・・
でも、それを考えてくれてる先生が居てくれて
本当に嬉しいです^^
これからも、応援してますよ~






written by トビー / 2009.02.02 21:40
トビーさん,コメントありがとうございます。

自閉症スペクトラムをもつお子さまを育てていらっしゃるとのこと,本当にいろいろなご苦労やご心配がおありの毎日だと思います。

でもおっしゃるとおり,早期に診断がわかって,失敗したり傷ついたりする体験を重ねないうちに適切な支援を受けることができれば,自分の持ち味をうまく活かしながら自信をもって成長していけることが多いですよね。

記事にも書いたとおり,早期の診断告知をためらう医師も多いのですが(今後の成長で変わることもあるのだから,わざわざ早くから診断がつくと決めることもない,という意見など),トビーさんのように言ってくださると勇気を出して診断をお伝えした医師もとても救われると思います。とにかく,ご本人にとってプラスになるのがいちばん大切ですよね!

> 先生のブログは
> 私達障害を持つ親の、励みになりますよ。
> 応援しています。
こんなふうに言っていただけて本当に,本当に嬉しいです…明日からもっともっとがんばろう!ってエネルギーがどんどん湧いてきます♪

でも本当は,私のほうが発達障害をもつこどもたちやトビーさんのような親御さんに少しでも元気になっていただけるよう応援させていただく立場…逆に力付けていただいて申し訳ないです。

これからもどうぞよろしくお願い致します♪
written by NINA / 2009.02.03 00:28

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