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「私たち、発達障害と生きてます」 12月の新刊,好評発売中です♪ 発達障害をもつ当事者たちの貴重な体験談が満載!
私も読ませていただきました!
当事者のみなさんはきっと頷きながら共感しながら読めて,たくさんの勇気をもらえると思います。
支援者のみなさんにとっては,日々の支援活動に役立つ,豊富な「活きたヒント」が見つかるはず! の1冊です。
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最近のことですが,自閉症スペクトラムをもつ成人の患者さんとお話ししていると,成人期に初めて診断を知った方も,まだ診断について知らないままの方も(患者さんの状態や患者さんを取り巻く環境によっては,しばらくは診断名をお伝えしないで診療させていただくこともあるのです),これまでの経験のなかからとても上手に自分の特性をキャッチしているなぁ,と驚かされることがよくあります。
「僕はいつもがんばりすぎてあとで動けなくなるので,元気があると思っても日曜日は外出しないで家でゆっくりすることに決めています」
「私は人が大勢いる場所に出ると,つい『みんなと仲よくしなきゃ』と思ってすごくテンションを上げて喋って疲れてしまうので,今はあまり調子もよくないし,今年の忘年会は出ないことにしました」
「間違ったことをする人がいるとその根拠を集めて並べ立てて,とことん相手を責めてしまうところがある。だから,そういう人を見つけたらできるだけ距離をとって自分から話をしないようにしています」
…などなど。
誰にも言われなくても,自分のことを客観的に見てちゃんと自分の特性に気付いて,しかもその対処法までちゃんと見つけ出して。
素晴らしいことだと思います。
自分のことをよく知っているからこそ,自分自身を守ることができる。
それは,社会で過ごしていくうえでとても大切な能力。
でも,ときどきこの「自分を守るための能力」がマイナスの方向にはたらいてしまうことがあったりして。
「僕は仕事に就くことを考えると焦って眠れなくなって,調子を崩してしまう。だから仕事のことは考えないようにしています」
「私は以前,体力の限界がきて自宅で倒れてそのまま入院になったことがあるので,仕事も家事も絶対に無理をしないと決めています」
といった,実際の必要性以上に慎重な制限を自分自身にかけることにもなりかねないのです。
せっかく実行する実力があるのに,守りに入りすぎて力を発揮できないのは本当にもったいないこと。
そういう,必要以上に固い「守りの殻」を破っていくには,「そこまで守る必要はないんだ」という自信がついてくることがいちばんの早道だと私は思っています。
必要なときに自分を守れる力を残しつつ,不必要に自分の動きを制限してしまう鎖を少しずつ弛めていく…,
その部分をうまくお手伝いできたらいいなぁ,といつも思っています♪